舶来品

自分が高校生くらいのころだったかな。5つくらい離れた、ちょうど小学生だったかの近所の女の子に「舶来品ってどういう意味?」と聞かれたことがありました。

まぁ、辞書通りに、海外から輸入されたもので~みたいなことを言っていると、そのとき目についたMade in Chinaだったか、Koreaだったかのおもちゃを見つけて「これも舶来品?」と聞かれたことがあって、う~ん、それは違うかなぁ。。。と、苦笑いした記憶があります。

少し前になりますが、しじみだかアサリだかで、中国で採られたものが熊本産として産地偽装で売られているというので話題になっていたことがありました。
この産地偽装が話として成り立つのは、もちろん日本産の方が(日本では)価値が高く見られるから成り立つわけで、そこは、海外からきたからといって舶来品ではない、という話と根本は同じですね。

ただ、このMade in Japan が China や Koreaよりも上、という図式は、最近は時々ひっくり返して見たほうがいいのではないかと思うこともあります。

私自身は右だの左だのってのとは関係なしに日本好きな人ですが、それでも技術者としての評価は好き嫌いとは別に考えると、こういう技術モノでは日本や、中国や韓国の下になっているんじゃないのかな?という思いです。

例えば少し前に書いたM5STACKの話。こういうのは日本が昔よく作っていた記憶があるんですが、今は中国で作られているものを、日本人がありがたがるという程でもなくとも、少なくともこれ以上のものを作れていないのは事実(ワタシもその作れなかった側の一人なので偉そうにいうことではないのですけれど)。ここに危機感らしきものがないのは気になるところなので。

技術の世界、特にITの世界では、ハードウェアから、OS、ソフトウェア、言語、DB...etcと、スタンダードなものは海外製の物が多くて、言い換えれば、「舶来品ばっかり」という気もいたしますね。いいのかな、それで。

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