ホテルサービス その65 -和紙のエレベーター
見上げれば首が痛くなるほど高く伸びた都会のビルディング🏙
バベルの塔を始め人は高さに憧れが強いもの。
確かに最上階の眺めは広大な地上を独り占め出来た優越感あるというものです。
そんな高層階に上がるエレベーター内は普段より時間が長く感じられ緊張する。
僅かな間でも密室になることを快適にエレガントな演出を愉しめる西新宿のホテル。
上層階へ向かう都度エレベーター内の照明が明るくなり41階の輝きに目を馴染ませる効果。
反対に車寄せへ下る都度に暗くなる仕掛け。
演出が憎い配慮は恐れ入ります。
ご利用された方は多いと思います。
もう一つ、虎ノ門ヒルズではエレベーター内をギャラリーに見立て作品に集中できる仕掛け。
これは和紙をお菓子の木型に入れて作られた永田哲也さんの「和菓紙アート」
確かに言われてみれば「和菓紙」を見ることで時を忘れホテル51階ロビーへ着いてしまう。
エレベーターは5基稼働。
五作品の違いを楽しめるのだがスピードは速過ぎることもあり逆にもっとゆっくり鑑賞してみたいと思える空間です。
だからまた見たいと思うゲストリピートへ訴える仕掛けも流石と思う。
もちろんヒューマンを抜きに語れませんが…
ラグジュアリーホテルとは!
デザインを通した感性の豊かさを随所に散りばめたパーソナル空間がそこにあるという事。
私の知る限りこのエレベーターデザインは利用価値の高いホテルだと感じています。
次回は王様のレストランについて…
書いてまいります✍️
HOTEL DIRECTOR
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