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【感想】『毎日読みたい365日の広告コピー』を読んで、言葉の余韻に浸りました。

本記事は「note×ライツ社」の合同企画「#読書の秋2021」の課題図書『毎日読みたい365日の広告コピー』の読書感想文です。過去に趣味で撮影した写真を交えて読書感想文を書いてみました。本企画の詳細は下記に記載されています。

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「なんてカラフルな本なんだ!」というのが本書『毎日読みたい365日の広告コピー』の第一印象であった。12色の色紙で構成された本書は1ヶ月ごとに色が変わっていくため、時間の流れを感じることができる。また、表紙カバーは淡いカラーのグラデーションの中に小さな白文字で日付が書かれており、表紙カバーを眺めるだけで365日の時間を意識することができる。表紙カバーのカレンダーだけを見ると365日の月日は短く感じてしまうが、本の中身を読むと365日の月日は長く感じる。同じ365日だけど、その感じ方の違いがおもしろいと思った。

本書を読み進めていくと、想像をかき立てる言葉たちに出会い、言葉の余韻に浸ることができた。1ページに収められた広告コピーとその余白がとても素敵で、「言葉は力」ということを具現化したのが本書であると思った。本文用紙の右上または左上には日付が日めくりカレンダーに模して記載されており、この控えめな日付表示にも好印象をもった。また、本文の下側の解説には、該当ページの広告コピーに関連する話題が書かれており、解説を読むことで、その言葉への愛着が増していった。

本書は前後どちらから読んでも良いし、たまたま開いたページから読んでも良い。記念日の言葉を確認しても良いし、何でもない日の言葉を確認してみるのも楽しい。本書は日めくりカレンダーとしても利用できる。さらに私は、他の利用方法として「セルフチェック」と「キーフレーズ」で利用している。

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まず、「セルフチェック」について述べる。ここでのセルフチェックとは自分自身の心の状態を確認することを意味している。365日分の言葉が詰まっている本書だからこそ、読んでいる時の自分自身の心の状態に応じて、刺さってくる言葉が変わってくる。例えば、ちょうど仕事で忙しかった日に本書をパラパラめくると私は下記のフレーズに心が魅かれた。

7月4日  群れに答えはない。

解説文から、「個々人が相互に依存することなく、己を高めることができれば、結果的にチームとしても高いパフォーマンスを発揮できる可能性がある」と理解した。自分自身がプロフェッショナル意識をもって仕事に取り組むべきであると気持ちを新たにした。

つぎに、「キーフレーズ」について述べる。プレゼンやスピーチをすると、気の利いたキーフレーズを書いたり話したりしたくなってくる。そんな時にも本書から色々と知恵を借りることができる。先日、業務の一部を改革する内容のプレゼンをする機会があった。最後に粋なフレーズを言ってみたくなったので、本書をパラパラとめくり心に響いた下記の言葉を選択した。

1月1日   ふだんを変える。それがいちばん人生を変える。

大きな希望と気づきを与えてくれる言葉だと思った。なんだか頑張ろうと思えてくる言葉である。(もちろん、本書のPRもしておきました。)

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世の中には素敵な広告コピーで溢れているのだと気づかされた。本書のような、じわじわと心に響く言葉が好きだ。気に入った言葉のページに付箋を貼ると、本書は付箋でいっぱいになってしまった。呼吸するように短時間で各言葉を読めるので、気分転換をしたい時や瞬間的に自分自分を奮い立たせたい時に、本書はとても重宝している。そして、これからも本書を傍に置いて色々な気づきを頂くつもりである。

素敵な読書体験を与えてくれた本書に感謝致します。そして、本書を生み出して頂いた関係者の方々にお礼申し上げます。誠にありがとうございました。

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#毎日読みたい365日の広告コピー #読書の秋2021 #ライツ社


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