人的資本経営による未来
こんにちは。Jammyです。
今回は人的資本経営によって来る未来について書いていこうと思います。
人的資本経営とは?
人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方のことを言います。(伊藤レポートより)
つまり、これまでは資源であった人材が無形資産として財務情報となり、資本となるのです。
資本になるということは、その価値が伸び縮みするので、企業は投資をしてその価値を高めようとします。
これは企業経営のパラダイムシフトと言っても過言ではないのです。
この人的資本経営で肝となるのが次に示す「3P5Fモデル」です。
3つの視点(Perspective)
①経営戦略と人材戦略の連動
②as is ーto be ギャップの定量把握
③企業文化への定着
5つの共通要素(Common factors)
①動的な人材ポートフォリオ
②知・経験のダイバーシティ&インクルージョン
③リスキル・学び直し
④従業員エンゲージメント
⑤時間や場所に捉われない働き方
今後、大手などでは完全雇用する代わりに、言う通りに働く、カオナシ経営がなくなり、個人のやりたいを尊重する方針になっていきます。
これらが社員の能力とエンゲージメントの向上につながり、資本としての価値の向上とwin-winの関係が作れるということです。
しかし、裏を返せば、成長意欲や向上心がない人にはとても辛い時代に突入すると考えます。
人材が資本になるということは投資家からリターンが重視されます。つまり、リターンの出せない社員は企業としてROAの低下につながるため、企業としては価値の低い資本になります。
また人材の入れ替わりも激しくなるため、競争社会が激化すると考えます。
働きやすくなるとともに、求められるものも高くなるこの人的資本経営。この経営においてのパラダイムシフトをみなさんもしっかりと追うべきです。
これからの未来
私はこの人的資本経営により、遠い未来、もしかしたら近くかもしれませんが、人材に市場価値がつき、企業間でスカウトしあうプロアスリートのような世界が来るのではないかと感じています。
今一度、あなたが何をしたくて、そのためには何が必要なのか。そして、自分の価値を上げるためには何が必要なのか。考えていく必要があります。
ただひとつ言えることは、この人的資本経営が馴染めば、きっと日本はもっとよくなります。
ではまた。
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