見出し画像

本要約〜億を稼ぐ人の考え方〜

この本は親が借金をするほどの貧乏家庭に生まれた著者中野さんがメンターに出会い、年収億越えの経営者になるまでに培った考え方や、行動内容が書かれた本です。

まずなぜ金持ちになれないのでしょうか。

1.日本の企業の給料の決まり方は「あなたが明日も同じように働けるために必要なお金」難しくいうと「あなたの労働力の再生産コスト」です。

つまり企業はあなたが平均的な暮らしをするために必要なお金しか給料を払いません。だから給料日前になるとみんなお金がないのです。能力給や成果級もありますが多少のプラスαでしかありません。つまり、給料だけに頼っていては豊かになれません。

2.2019年の国の借金は1103兆円3543億円。単純計算で借金を全て返すには税収全てを返済に当てても20年近くかかります。しかも毎年利子だけでも8兆円、さらに、毎年33兆円の新規国債を発行しています。なので国は必死になってあなたのお金を搾り取ろうとします。

つまり、あなたの給料は労働の再生コストであり、膨大な税金を取られたあとの残りカスに過ぎません。

億を稼ぐ人の常識

  1. アドバイスは、理想の結果を出している人からのみ聞け 
    →「人生の先輩のアドバイスは聞くものだ」という常識からの脱却

  2. 家を買うなら借り入れせずに買え
    →家や車を資産として捉える人がいるが自分で使う以上は減価償却も相まって買った時よりも価値が上がることはほぼない。つまり負債。賃貸が好ましい。

億を稼ぐ人の働き方

政府は近年、副業を推奨しています。
そこには人手不足対策や増税対策、年金対策、生産性アップによる国力強化があります。つまりもうどこか一つの企業で勤め上げるという時代は終わり、「年金も保証できないから老後の資金は自分で作って」ということです。

企業が副業を推奨するのにも永続的な保証ができなくなってきていることがあげられるでしょう。

つまり今の時代、収入源が一つというのはかなりリスクが高いと言えます。

登りたい山を決め、案内人を決める

旅行に行くときに行き先や、目的地を決め、乗り物に乗るように人生もそれらを決める必要があります。

人生の乗り物が仕事だとすると「あなたの仕事」という乗り物でどこに行きたいのか、どういう人生にしたいのかを決める必要があります。

そして観光先で旅しやすいよう案内人をつけるように、人生にも案内人をつける方が良い人生になります。つまりメンターです。

人生を決める4つの働き方

世の中には4つの働き方があります。「ロバートキヨサキのキャッシュフロークワドラント」です。

左側は時間に対する対価で働いた分だけお金になります。10働いて10のお金がもらえます。

それに対して右側は時間とお金のレバレッジを使うことができます。仕組み化に成功すれば自分が働かなくてもキャッシュフローインフローを作ることが可能です。

Sは1馬力で自分が専門性を高めスーパーマンになるイメージです。
それに対し、Bはスーパーマンを雇い、チームを作り、レバレッジを利かせます。

自動車メーカーのフォード創業者のヘンリー・フォードの有名なエピソードがあります。あるとき知識人が会社に押し寄せ、あなたはモノを知らないと批判されたことがありました。するとフォードはオフィスに招き入れ、「どんなことでも質問してみろ、答えるから」と言いました。知識人たちはここぞとばかりに次々に質問を浴びせました。フォードは質問を全て聞き、全員が話し終わると電話に手を伸ばしました。そして優秀なアシスタントに電話をかけて、質問に答えさせ、知識人たちにこう言いました。「私なら何か問題があったら、立派な教育を受けた頭のいい人を雇って答えを出させるね。そうすれば自分の頭は常にスッキリした状態を保つことができ、最も大事なことに使えるからね。大切なのは『考える』ことだよ」

ビジネスオーナーの仕事は専門知識を持っている人を雇って仕組みを作り出していくのです。アイデアが素晴らしいというだけではEやSで終わってしまう。マクドナルドより美味しいハンバーガーは作れるがマクドナルドより優れたビジネスモデルを作ることは簡単ではありません。ビルゲイツは自分で素晴らしいものを作ったのではなく、製品を買い、それを中心とするシステムを作り上げたのです。

億稼ぐ人の考え方

金持ち父さん貧乏父さんにも出てくる、お金に対する考え方で有名なバケツの話があります。

雨が降らないと水が手に入らない村があり、長老は2人の人と水を運んでもらう契約を交わしました。Aはバケツを使い朝から晩まで水を運び続けました。辛い仕事だったがお金を貰えることが嬉しく、懸命に、働いた。一方のBはあるときパイプラインを引こうと思い立ち、Aに相談した。しかしAはそんなことはできないと非難し、「いつもより頑張ってバケツを運べばいつか良くなるはずなんだ」とバケツを運び続けた。一方Bはパイプラインを引き始めた。それは思った以上に大変で、疲労と不安に駆られる先の見えない暗いトンネルを進むような日々だった。しかしパイプラインが開通することをイメージし、情熱を燃やした。1年後ついにパイプラインが開通したのだ!村人は大喜びでBを向かい入れた。経済的自由と時間的自由を手に入れたBはさらにできることを考え、パイプラインを引く間に経験した知恵とノウハウを手に他の村にも広めて回った。その対価としてそこから入るお金がすべて口座に流れ込む仕組みを作った。一方Aは負けじと筋トレを行い、同時にバケツを運ぶ技術を身につけ、さらに多くの水を運んだ。

物事を決める時は常に「私は今パイプラインを建設しようとしているのか、それともバケツで水を運ぼうとしているのか?」と自問すると良い。


とにかくカンニングして真似してパクリまくれ!

テストと違い、人生はカンニングし放題です。フランチャイズを活用している会社が多いように優れたビジネスモデルは多くの会社が活用します。ビジネスはオリジナルというイメージが強いがほとんどは真似から生まれています。


be-do-haveの考え方

ハーバード大学の研究で成功の85%は「attitude」つまり心構えで決まると言われています。

人生ではhave(何を持っているか)、do(やり方)よりも、be(あり方、心構え)が重要なのです。

〇〇があれば幸せになれるのに(haveフォーカス)
〇〇をやれば幸せになれるはず(doフォーカス)
ではなく、
「自分で自分を満たしている人(be)同士が、結婚すれば(do)、いい家庭を持てる(have)」
やイチローのように一流のプロのあり方(be)つまりプロ意識、真面目さ、ストイックさがあるからイチローのようになっていく、

のように一流のあり方であれば一流の結果になるのです。


またdoを取ってもbehave(振る舞い)になってしまいます。

「成功哲学の祖」ナポレオン・ヒル博士は「人は何回、挑戦したら諦めるか」という調査をしたところ答えはなんと0.8回

多くの人は目標立てするが挑戦する前に諦めてしまうのです。


億を稼ぐ人の生き方

良い人生を送るためには良い情報をインストールすることが重要です。人生を良くするための情報は

①  本
② セミナー
③ 成果をつくっている人から聞く

の3つです。まずは行動です。

ロールプレイングゲームのように生きろ

ゲームの三代構成要素は
(1)目的
(2)ルール
(3)敵
です。

まずは目的を決め、その目的を達成する途中に現れる敵を倒し、仲間にしたり、経験値を上げていきます。

ただ人生には決められたルールは明記されていません。マニュアルはどこにも存在しません。
しかし経験則からわかるルールもあります。

ルール1 「自由度の高さ」
ゲームの目的は自らの意思で自由に変更可能

ルール2 「体験重視」
勝っても負けても途中で逃げても敵と戦うと経験値が増加

ルール3 「サイコロ的ゲーム性」
世界は偶然に支配されている

ルール4 「多様性」
人それぞれ得意分野が異なる

つまり目の前の敵と戦わないと損なのです。

自分との約束を守る人がすべてを変える

人は約束に厳密な人との約束は守りたくなります。
人との約束を破ると相手に迷惑をかけ、信頼を失います。
しかし自分との約束は軽視しがちです。
「何時に起きる」「何ページまで本を読む」「何時までに仕事を終わらせる」

自分との約束を守れば守るほど、自分への信頼が増します。自分との約束を破れば破るほど自分への信頼が減ります。

自分への信頼=自信なのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?