見出し画像

「介護施設入所」から、もうすぐ3か月が経つ~「母」の「感想」をまとめました。

今年5月上旬に、母は、介護施設に入所した。

「どうしても、この施設が合わなければ、他を考えるから、
でも、3か月は、様子を見てね。」

「介護施設」に入所が決まった時、私は、母にこう言った。

そろそろ3か月が経つ。

母なりに、様子を見ながら、この3か月を過ごしてきた。
会いに行く度に、いろいろ「報告」してくれる。

結論からいうと、そんなに悪くはないのだろう。

それでも、いくつか不服がある。

それを「3つ」まとめてみた。



【その1】お風呂のこと

入浴は、週2回しかない…

これは、どこの「施設」も同じで、「介護保険」で定められているサービスの規定がそうなっている。

それでも、「ショートスティ」では、お願いをして一日置きに、入浴をさせて貰っていた。

母は、お風呂は好きな方だ。
毎日だと疲れるけれど、もう少し回数が欲しいのが、母の本音だ。

母の話だと、施設には「女性」が多くて、お風呂の時は、大変そうだ。

母は、基本的な事は自分で出来るので、どうしても放って置かれてしまう。

でも、自分よりも大変な「車椅子」の方の入浴を見ていると、出来ることは自分でやろうと、母は思うようだ。


【その2】食事のこと

想定内ではあったけれど食事が、いまいちなのだ。

もう少し、「ダシ」を効かせて、
「みりん」でも入れてくれるといいのに~

そして「お味噌汁」が、半透明なのだと言う。

さらに、なんにでも「とろみ」が付いている事が、お気に召さない。
「お味噌汁」も、麺類の「お汁」も、「とろみ」が付いている。

施設には、「刻み食で~」とお願いをしてある。
確かに、その方が、母も食べやすいと言った。

が、しかし

麺類は、カットしなくていいから、もっと「柔らかく煮込んで欲しい」とのこと。「のびたお蕎麦」ぐらいで、ちょうどいい。

以前、お世話になった「ショートスティ」は、食事が美味しかった。


なかなか難しい~

また、施設では、「おやつ」がある。

けれど、カルシウムが入った「ウエハース」が多く、栄養的には、イイのかもしれないけれど、母は、絶対に食べない。

面会に行く時は、母の大好きな「お饅頭」や、日持ちする「栗饅頭」を、必ず持っていくことにしている。

それで、満足してもらうしかない💦

そして、部屋に溜まっていく「ウエハース」を、いつも、私は回収してくる。


【その3】会話の話題

施設を見学に行った時、元気な方がいらしたので、「話し相手」には困らなくてイイかな~って思えた。

人と関わることが好きな母にとって、会話をする人が居ないと、つまらないだろうというのは、考えていた。

実際、入所して、お友達もすぐできた。
皆さん、親切にしてくださるし、この「施設」で、無駄なく、より快適に生活をしていくための「知恵」を教えてくれる。


ただ、母として、残念い思っている事は、

「話題」が乏しい事だと言う。

母は、「時事」にも関心がある。

先日の都知事選で、小池さんが、3期目になった事、
さらに、無名の石丸伸二さんが、165万票も集めた事も、

つい先日、トランプ元大統領が、撃たれて、今年のアメリカの大統領選は、どうなるのか‥など

日本のオリンピックの女子体操選手が、離脱したニュースも、知っていた。

母の「分析」はともかく、「情報」は、テレビから、入手している。

「都知事選のことを話題に出しても、誰も、関心が無いのよ~」

と、つまらなさそうだった。

「お相撲」の話題も、なかなか、話にのってきてくれないようだ。



「パリ五輪」の開幕が近い。

母は、楽しみにしている。

特に「バレーボール」が好きで、男子も、女子も、いつも応援している。

「バレーボール」の「ルール」は、これまでに何度か改定されてきたけれど、母の中で「ルール」は、しっかり「アップデート」されている。

さらに「女子バレー」は、どこの国が強硬なのか、分かっていて観ている。

そんな母と「オリンピック」を、テレビで一緒に応援する人は、いるだろうか~

*******

実は、「施設入所」後、直ぐ、母は「水虫」になってしまった。
「施設」から歩いて直ぐの「皮膚科」に、「車椅子」で母を、時々連れていく。

「水虫」といえば、「父」の定番だったのに、

「何故、私が~」と、「母」は思っている。

「この施設の方位が、鬼門だったんじゃないかと思うの~」とか言ってくる。

一生懸命、「施設」を探した娘の「気持ち」も、わからないくせに!

「症状が、良くなったと思っても、4か月は、足を洗った後、薬を塗ってください。」

と先生から言われ、毎日、施設の「看護師さん」が、部屋で、母の「足」を洗ってくれるようになった。

「鬼門」とかいていたけれど、看護師さんが優しくしてくれることに、母は大満足だ。

「もう、戻る場所は無いんだからね!」とは、絶対に言わないけれど、実際は、そういうことで、母の「介護度」が上がらない限り、今の「施設」にお世話になる。

住めば都!

私は、母の「コミュ力」を信じている、

どうか健やかに「施設生活」を送って欲しい~!


よろしければサポートお願いします! 頂いたサポートは、「刺繍図書館」と「浪江・子どもプロジェクト」の運営に使わせて頂きます! サポート頂けたら、大変助かります。