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母の刺繍

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半世紀に亘り、「雄鶏刺しゅう研究グループ」で、欧風刺繍(ヨーロッパ刺繍)に携わってきた「母の刺繍」について、「私が思うこと」を記事に書いています。 「刺繍作品」の裏にあるストーリ…
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#クロスステッチ

2023「刺繍図書館」@JACA(御徒町)

さんざん、このnoteで書いてきた「刺繍図書館」ですが、11月、東京・御徒町のJACA(日本アートクラフト協会)で、開催します! ⇒noteからのお申込みは、こちら ⇒インスタグラムのDMからも申し込めます! 10月にやろうと思っていた「刺繍図書館」ですが、コロナからの回復期を乗り越え、11月の開催となりました。 開催日については、「ハンガリー刺繍・グループLINE」の方にご協力も頂き、本当にありがとうございます! 「チラシ」だけで、私が「意図」とするイベント内容が、

★「刺繍図書館」オフ会「アンケート」のお願い

前回、家にある「刺しゅう関係書籍」を役立てる場所として、「刺繍図書館」を本気で考えているという記事を投稿した。 そして来月、楽しく「刺しゅう」の事をおしゃべりする「オフ会」をやることにした。 この記事にコメントをくれた、へんいちさんが、「日程」について事前にGoogleFormで「アンケートを取った方がイイですよ~」と教えてくれた。 彼は、経験豊富だ。 これまでに、いろんなことをnoteでやっている。 そして「オフ会」も~ 彼のコメントの「かすりもしない~」という言葉

「貴婦人と一角獣」の展示を目指す~刺繍作品を掘り起こせ!

昨年の「母の刺繍展」で、「バイユー・タぺストリー」を復元した「母の作品」を2つ展示した。 (この作品の創作背景については以前、記事を書いています。) ⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓ 展示した「母の作品」は、当時の「おんどり刺繍グループ」が、11世紀に作成され、今も現存しているタペストリーを、完全復元した作品(全長約70m)の一部だ。 この作品について、来場された方に説明すると、その方が「貴婦人と一角獣」のことを話された。 「貴婦人と一角獣」も、絵画ではなく、バイユーと同じで、布に

母「額縁マット」を手作りする~「二人の女神」と母の認知機能

母の刺繍作品の中に、古~い作品を見つけた。額縁の入っている箱には「二人の女神」と書かれている。「ちょっと、このまま飾るのは~」というぐらい額縁もマットも汚れていた。 でもよく見ると、作品に施されている刺繍が、とても凝っていた。布が見えないぐらい、全てステッチで埋められている。「これ、全部、糸で刺したんだ~」と感心した。 トランクルームから、自宅に持ってきて、どうせこのまま飾れる状態ではないしと思い、額縁から外してみた。 するとハメられていたマットが、なんだか変だ。よーく