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母の刺繍

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半世紀に亘り、「雄鶏刺しゅう研究グループ」で、欧風刺繍(ヨーロッパ刺繍)に携わってきた「母の刺繍」について、「私が思うこと」を記事に書いています。 「刺繍作品」の裏にあるストーリ… もっと読む
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「刺繍」という「絆」~「むぎの会」刺しゅう展@銀座アートホール

先週、「銀座アートホール」で、髙村タチヤナさんが主宰する刺しゅうグループ「むぎの会」の「刺繍展」があった。 インスタグラムで、開催を知り、そのキャプションに「銀座での展示会にひと区切り付ける」との言葉を見つけ、 「えっ~!」 とびっくりし、絶対、行かなくては!と思い、腱鞘炎の右手をショールで吊りながら、私は出かけた。 「むぎの会」は、タチヤナさんが、かつて「雄鶏社」からも本を出されていた繋がりもあり、母が、現役で刺繍をやっていた頃から、お付き合いのあった「刺しゅうグル

「本」は、重たい~そして「腱鞘炎」は治らない…

昨年の秋に、東京・御徒町のJACA (日本アートクラフト協会)で、「刺繍図書館」を初めてやってみた。 あまり間をあけずにと思って、今年3月か、4月には、第2回目をと思っていた。 ところが、今年になってから右腕が「腱鞘炎(けんしょうえん)」で、ちっとも治らない(-"-) この「つぶやき」をしてから、ずいぶん経つけれど、ちっとも良くならない。 そして、右腕に巻く「サポーター」が、さらにパワーアップした。 というのも、 ちょっと「良くなったな~」と思った頃、 洗面所で

欧風刺繍の「普遍的価値」を共有した~2023「刺繍図書館」

先週、御徒町JACA(日本アートクラフト協会)にお部屋をお借りし、「刺繍図書館」を開催することができた。 さんざん、あーでもない~、こーでもない~とnoteに書いてきた。 やってみたその感想は、「やって良かった!」の一言に尽きる。 誰も来ないかも~と思いながら準備をしていたけれど、2日両日合計で、18名の方が参加してくださった。 私以上に、皆さんの方が、刺繍のことは詳しい訳で、誰かの質問に対して、他の誰かが答えるみたいな場面もあり、参加者の方々に、様々な場面で助けて頂

「刺繍図書館」のチラシを越前屋さんにも、置かせて頂きました。 お申し込みのスピードが、速くてビックリしています‼️ 「刺繍図書館」詳細はこちら https://note.com/jj1snc/n/ne795697af411

2023「刺繍図書館」のチラシです! プレゼントご用意して、お持ちしてます♪ 詳細はこちら ⇓⇓⇓ https://note.com/jj1snc/n/ne795697af411

2023「刺繍図書館」@JACA(御徒町)

さんざん、このnoteで書いてきた「刺繍図書館」ですが、11月、東京・御徒町のJACA(日本アートクラフト協会)で、開催します! ⇒noteからのお申込みは、こちら ⇒インスタグラムのDMからも申し込めます! 10月にやろうと思っていた「刺繍図書館」ですが、コロナからの回復期を乗り越え、11月の開催となりました。 開催日については、「ハンガリー刺繍・グループLINE」の方にご協力も頂き、本当にありがとうございます! 「チラシ」だけで、私が「意図」とするイベント内容が、

初めて、JACA(日本アートクラフト協会)に行ってみたら~

この日まずは、「ヴォーグ学園」(東京・水道橋)に、行ってみようと思って出かけた。 何故なら、「母の刺繍展」にいらしてくださった方から、「ヴォーグ学園」は、出入りが自由で、「手芸用品」や「書籍」の販売もやっているので、「入りやすいですよ~」と教えてくれたからだ。 さらに、その方が、「刺繍図書館」のような事をやるのであれば、「そこの一画を間借りできないかしら~」とポツンとおっしゃったのだ。 事前にお電話で「見学できますか~」と尋ねたら、「ご自由にどうぞ~」と聞いていた通りだっ

「ハンガリー刺しゅう」のグループLINEで繋がる~「刺繍展」の先

5月(2023年)の「母の刺繍展」では、ハンガリー刺しゅうの「作品展示数」の割合は少なかった。母の作品の中で、「ハンガリー刺しゅうの作品」は、もともと少ないのだ。 しかし、それとは反比例に、ハンガリー刺しゅうの「書籍」と「図案」、さらに「資料」は、ギャラリーに多数用意できて、そのことをインスタで告知したおかげか、思った以上に、「ハンガリー刺しゅう」をやっている方が、来てくださった。 刺繍展の会期中、日替わりで、繰り広げられる「刺繍トーク」をしながら、そのうちの何人かが、ヴ

最近、「ショック」だった事~でも、きっと「その先」はある!

母の「雄鶏時代」からのお仲間の「新田惠津子さん」は、「織り」の作品を作られる方で、書籍も多数出されている。 そして彼女は、越前屋(東京・京橋にある老舗の手芸店)で、長らく「フェリエ」という「刺しゅう教室」を主宰していた。 しかし、その「刺しゅう教室」を、昨年(2022年)夏に、閉じられた。 以前から、「もう辞めようと思ってる」とは聞いていたけれど、実際にそうなると私は、ちょっと「ショック」だった。 新田さんとの「電話」で、さらにショック! 新田さんは、今年(2023

「元おんどり 刺しゅうグループ」の方々の「感覚」とは~~第3回「母の刺繍展」

今回の「刺繍展」には、母の「雄鶏時代」の「刺しゅう仲間」の方が、4人来てくれた。 ギャラリーに足を運んでくれた方たちは、94歳になる母よりも、一回りぐらいお若い方たち、つまり、80歳前後の方たちだった。 確かに、母からしたら「若い」けれど、それなりにお歳を召して、お話を伺うと、「刺しゅう」からは離れているようだった。 しかし、皆さん、どなたも素晴らしい「刺しゅう技術」をお持ちの方たちなのだ。 みんな出来るのよ~そんな感じ 母に限らず、「(元)おんどり刺しゅうグループ

♤子ども向け「刺しゅうコーナー」を設けてみた~第3回「母の刺繍展」

昨年秋の2回目の「母の刺繍展」で、障がい児を対象に「刺しゅう」を教えてる方と出会った。 その後、「子どもを対象」に、何かやれたらイイな~と考えていた。 で、今回3回目の時に、「刺しゅう道具」をギャラリーに用意し、簡単な作業ができるようにしようと思い、「刺しゅう糸」や「刺しゅう針」を持って行った。 刺しゅう用の「枠」が無くても、出来るようにフェルトを用意した。 難しいことは考えず、25番糸の「2本取り」を輪っかにして、「4本取り」の太さで、ただ「波縫い」のようにすればイ

今回も、やっぱり「疲れた」けれど~やって良かった!第3回「母の刺繍展」

今回の「疲れ」は、前回よりも辛かった。 その「要因」は、年齢だけではなく、今までより開催日程が、1日多かったことにもあるのだ。 そして、3回はやろう!と思って始めた「母の刺繍展」だったので、「もしかしたら、これが最後かもしれない」と思うと、とにかく沢山、「作品」を搬入し、所狭しと展示した。 「設営作業」が、本当に大変だった。 「搬入作業」だけで、クタクタになった。 毎回、手伝ってくれる娘達にも、申し訳ないぐらい大変だった。 それでも、やっぱり「やって良かった!」と思

「刺繍展」を目前に、バタバタしながら、私がやった事

これまで「母の刺繍展」をやってきて、いつも思っていたことがある。 それは、来場してくださった方からの「刺しゅうをやりたいけど、どうしたらイイかわからない」という声を聞いた時、「私は、その先に繋げることが出来ないな~」という事だ。 東京・京橋にある手芸店の老舗「越前屋」で、母が「雄鶏時代」からの刺繍仲間である新田恵津子さんが、長年「フェリエ」という「欧風刺しゅう教室」を続けてきていた。 例えば、新田さんの「刺しゅう教室」に繋げられれば・・とかも考えた。 しかし、昨年の夏

第3回「母の刺繍展」お知らせ

昨年4月から始めた「母の刺繍展」ですが、 来月(5月)に、第3回を開催します! これまで、半世紀に亘り「ヨーロッパ刺繍」の作品を作ってきた母の作品を昨年から、ギャラリーで展示してきました。 今回で、ほぼ全てを展示することになります。 初期のころに作った作品を、久しぶりに目にした母は「あまり素敵じゃないわね~」と過去の自分の作品に対し、そんな感想を漏らしています。 その作品を展示するかどうか・・・・毎日、母と検討中です。 今回、展示予定の作品の中には、 1999年に「