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母の刺繍

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半世紀に亘り、「雄鶏刺しゅう研究グループ」で、欧風刺繍(ヨーロッパ刺繍)に携わってきた「母の刺繍」について、「私が思うこと」を記事に書いています。 「刺繍作品」の裏にあるストーリ…
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2022年1月の記事一覧

「刺繍をやらない私」が考える「刺繍展」とは~

母の刺繍作品について、noteに色々と記事を書いている。そんなことから、今年「母の刺繍展」をやることを、私は決めた。 娘たちが手伝ってくれることを期待しつつも、どうにか「自分ひとりでできる規模」と思って、場所も決めた。 2022「母の刺繍展」に向けて、いろいろ考えている事私自身が、刺繍をするわけではなく、母も新たな作品を次々と作っているわけでもない。だから、「作品発表会」といったら、違うのかもしれない~。 以前noteに書いたように、これまでインスタで、母の作品を観てくだ

母「額縁マット」を手作りする~「二人の女神」と母の認知機能

母の刺繍作品の中に、古~い作品を見つけた。額縁の入っている箱には「二人の女神」と書かれている。「ちょっと、このまま飾るのは~」というぐらい額縁もマットも汚れていた。 でもよく見ると、作品に施されている刺繍が、とても凝っていた。布が見えないぐらい、全てステッチで埋められている。「これ、全部、糸で刺したんだ~」と感心した。 トランクルームから、自宅に持ってきて、どうせこのまま飾れる状態ではないしと思い、額縁から外してみた。 するとハメられていたマットが、なんだか変だ。よーく