風邪の三大原因は?

風邪の初期症状のときに
どのように過ごせばいいのかについて
以前、noteでお伝えしました。

ここ数日、朝晩秋の気配を感じるようになり、
風邪の症状で苦しんでおられる方々から
風邪を引いたらどのようにすればいいのか
というご相談をいただいています。
 
なので、今回は
前回とは少し別の角度で風邪についてご説明します。
 
そもそも人は
なぜ風邪をひくのでしょうか?
 
昔から
「カゼはお腹でひく」
といわれています。
 
つまり、
カゼは、胃腸でひくのです。
 
言い換えると
冷えと過食と睡眠不足で
胃腸が弱った時に
ウィルスにやられて、
人は風邪をひくのです。
 
風邪の三大原因は、
 
「冷え、過食、睡眠不足」
 
ということを覚えておきましょう。
 
 
 
体が冷えると体の抵抗力が弱まり
免疫力が低下します。
 
かぜをひいてもすぐに治る人は、
免疫力がすぐに回復する
敏感ないい体を持っています。
 
一方、心配なのは、
あまり熱が出ないで
風邪が長引く人です。
 
よく
「私はあまり熱が出ないんですよ」
と言われる方がいますが、
そのような人は
高熱を出してウィルスを殺菌するだけの体力がないから
熱が出ないのです。
 
そのような人は、
風邪から慢性病になりやすくなります。
 
風邪が長引く人は、腎臓が弱まっています。
 
 そして、
冷え切った腎臓の機能を回復させ、
冬や夏の間にすっかり冷えてしまった体を
なんとか温めて
次の春や秋を無事にむかえられるようにするために
微熱が出ることが多いです。
 
なので、
微熱の時は、
絶対にからだを冷やしてはいけません。
 
数年前までの私は
風邪をひくとすぐに病院に行って
風邪薬を処方してもらっていました。
 
ところが、
風邪薬に含まれている解熱剤・消炎剤・抗ヒスタミン剤などには、
すべて体を冷やす作用があります。
 
一般的に、
薬は「陰性」の働きを持っていて、
陰性のものをとると
体が冷えてしまいます。
 
なので、
体が冷えているのに、風邪薬を飲めば、
一瞬は対処療法として効き目があるかもしれませんが、
飲み続けると弱っているからだが一層弱まり、
大きな病気につながる危険性があります。
 
実際、私の亡き母は、
入院中に風邪をひき、
その後肺炎になり、
間もなく他界してしまいました。
 
死因は「肺炎」だと言われました。
 
当時の私は、
なぜ母が肺炎になったのか
とても不思議で仕方がありませんでした。
 
もしそのとき
私に東洋医学の知識があれば
母の症状に対して
もっと深いアプローチができたかもしれないと
悔やんでいます。
 
「はぐれ医者の万病講座1」という本には、
 
「カゼのあとに『肺炎・髄膜炎』などの
重傷の細菌性またはウィルス性の病気にかかったり
膀胱炎を起こしたりするのは、
解熱剤などによって自然の抵抗力を弱めることが
原因の一つかもしれません」
 
と記されていました。

私が望診法のメンターから教わったのは、
 そもそも「風邪をひいた」ということは
「抵抗力が落ちていますから、
体を休ませてください」という
体からのサインだということです。
 
わざわざ薬を飲まなくても
2、3日ゆっくり休んだら
すぐに元気になります。
 
つまり、
風邪は「治す」のではなく
「経過する」と考えるものです。
 
 
<風邪の初期(1〜2日)の処方>
 
この時期には、症状はまだ体の表面に留まっています。
 
主な症状は、
鼻水、くしゃみ、寒気、関節痛、咽頭痛などです。
 
 
体は、風邪の原因となっている菌やウィルスと戦うために
熱を上げる必要があるため、
 体はふるえて毛穴を縮ませ
熱を体内にこもらせます。
 
これが「寒気」を感じることになるメカニズムです。
 
 
私たちは熱が上がってくるとすぐに冷やそうとしますが、
体は熱を上げてほしい状態なので、
この時期はなるべく体を冷やさずに温めましょう。
 
 
★おすすめの食材:
 
葛粉・しょうが・ねぎ、シナモン・梅干し
 
 
★おすすめの飲み物:
 
りんごジュース葛湯(シナモン風味)
 
<材料>(1人分)
りんごジュース 1カップ
葛粉 小さじ2
塩  極少々
シナモンパウダー 少量
 
<作り方>
1. 鍋に葛粉とりんごジュースを入れて菜箸でよく溶き、
 塩を加えて中火にかける。
 
2. 菜箸でかき混ぜながら、沸騰したら弱火にして
 葛が半透明になるまで火を入れる。
 
3. カップに注ぎ、シナモンパウダーをふりかける。
 
 
ぜひお試しください。
 
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風邪の三大原因は、
 
「冷え、過食、睡眠不足」
 
ということを覚えておきましょう。
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(参考)

  
  

 
 

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