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ビジネスの基本は、社会モデル的な考え方にあると気づいた話

こんにちはJJです。

今回は、私の体験とYouTubeの動画
から学んだことをシェアします。

今日のテーマは
「ビジネスの基本は、
社会モデル的な考え方にある」

です。

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まずは
ファミリーマートに行った時の
私の体験からです。

先日、ファミリーマートに
買い物へ行った時、
レジに並んでいました。

その時に、私の前で清算していた
おじいさんと店員さんのやりとりが
聞こえてきました。

おじいさん「なんでわからないの?」
店員さん「すみません。わかりません」

どうやら、
おじいさんが切手を購入しようと思い、
店員さんは重さを計ってくれたようですが、
「いくらの切手を貼るべきか?」
は分からないということでした。

おじいさんは、憤慨しており、
「重さが分かっているのに、
切手の値段が分からないとなんだ」
「ちゃんと値段がでるように
お店や店長に言っておきなさい」
ということを言っていました。

私の妻が、
重さと封筒サイズと切手の値段を
ネットで調べて問題は解決しました。

この時で、私が感じたのは、
「どっちも難しい問題だな」
です。

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おじいさんの立場にたつと、
「切手を売っているにもかかわらず、
必要な値段が分からないというのは
問題ではないか」
ですよね。

一方、ファミリーマート側に立つと
「コンビニは郵便局ではないので、
重さと封筒サイズで決まる切手の値段
の正確な情報に最終的な責任を持てない」
となります。

どちらも両方とも、
しっかりした理由がある
と思えてしまいます。

この出来事から私が感じたのは
この切手の値段問題に対して、
「店員さんやこの店舗の問題と捉えるか」
「コンビニチェーン全体の問題と捉えるか」

という視点の違いです。

おじいさんは、
まさしく前者の考えを持っています。

しかし、コンビニチェーンは
共通のマニュアルで動いているのため、
後者の考えの方が実は正しいですよね。

つまり、
おじいさんが感じた問題点を
解決するためには、
「ファミマ本社と郵便局に
働きかけをするべき」

ということです。

ここで、重要なことは
おじいさんが悪いかどうかではなく、
「問題とその解決をどの視点で捉えるか」
ということです。

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そんなことを考えていた時に
次のYouTube動画を視ました。

乙武洋匡さんの動画です。

動画の内容は
・障がいには、「身体・知的・精神」の3種類がある
・障がいに対しては「個人モデル・社会モデル」
という2つの考え方がある
・個人モデルは「障がい者自身が問題解決する」という考え
・社会モデルは「社会全体が問題解決する」という考え

です。

障がい者が日々の生活に問題を
抱えている時に次の2つの考え方が
できます。

その人個人に責任を課すべきか?
社会的な責任として社会全体で解決するべきか?
です。

障がい者個人に責任って意味が分からないので、
当然「社会モデル」の方が正しいですよね。

この個人モデル・社会モデルという考えは
冒頭のファミマの一件に
とても近いですよね。

おじいさんは
問題とその解決の責任を
店員/店舗(個人)に課す
という考えです。

しかし、
先ほども述べた通り、解決には
ファミマ本社と郵便局にいう事でした。

これは、問題とその解決を
コンビニと郵便全体の問題として
捉えていることです。

「社会モデル」
と言えますよね。

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「世の中の問題やその解決を考える時に、
小さな枠組みではなく、大きな枠組みで
捉えるということがとても大事」

ということが、私の体験と
乙武さんの動画から学ぶことが
できました。

さらに発展させると
これはビジネスの本質に
いきつきますよね。

ビジネスの本質は
「誰かが抱える問題解決の提供」
ということがよく言われます。

つまり、
「問題を”社会モデル”と捉える視点を
持つことがビジネスには重要」
ということです。

日々、直面する問題に対して、
目の前の人の責任とするのではなく
「社会全体の問題として捉えて、
どうやったら解決できるのか」
を考えるマインドを持つべきだと
痛感しました。

今日のテーマは
「ビジネスの基本は、
社会モデル的な考え方にある」

でした。

最後に乙武さんの代表作を
紹介しておきます。

画像:
https://pixabay.com/photos/color-desktop-paper-society-3207345/#content


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