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試験を突破するための、自分のトリセツ作り

みなさん、こんにちは。しんだんがかりのJIZO-CHANです。
(R4年診断士試験、4人全員生還した勉強会の記事『しんだんがかり通信』はこちら)。

前回のストレングスファインダー記事の投稿から時間が経ってしまいましたが、前回からの続きです。

初めての診断士一次試験結果を受けて、妻から叱咤激励

こちらの記事執筆は2023年9月。2023年の試験シーズンも盛り上がってきましたね。一次試験の発表で私が思い出すのは、コツコツ勉強神(妻)から飛んできた「檄(げき)」です。
十分に試験の研究をせず、闇雲に勉強して受けた2021年の初受験の結果(3科目合格)が返ってきて、これからの方針について迷っていたところ、

「しっかりとした知識でお客様にサービスするのがプロ。」

ということをビシッと妻から言われました。
これで目が覚め、「よし、本気で取り組んでみよう!」と、生活スタイルから変え、早朝深夜の子供が寝ている時間の勉強を積み重ねていきました。

「コツコツ教」に入信したことが転機で合格できたのは間違いないところです。
あの一言がなかったら、本気になることもなく、中途半端に試験を諦めていたかもしれません。コツコツ勉強神(妻)、ありがたや🙏

「朝勉とか一生無理」と思っていたのですが、人間変わろうと思えば変われるものですね。これも資質・才能をうまく生かせた結果かと思います。

作りましょう、自分の才能のトリセツ

そんな自分の資質・才能を生かすには、まず自分のことを知る必要があります。
 ①自分がどんな時に資質を有効に使えるのか?
 ②資質がマイナスに発揮されてしまうのか?
 ③自分の行動と全く関係のない資質は何か?
を言語化しておくことをおすすめします(この記事では「トリセツ」と呼びます)。
私は、受験勉強を始める1年くらい前に、ストレングス・ファインダーの『全資質レポート』を使った対話を行って、トリセツをまとめていました。
以下にその時のステップをまとめます。

トリセツ作りのステップ

私の場合はこのようにトリセツ作りを行ってみました。

  1. 「ストレングスファインダー」のオンライン診断を受け、全34資質の順序が記載された『全資質レポート』を入手して読み込み、自分の特徴を知る。

  2. 周囲でストレングスファインダーに興味がある人を募って、勉強会形式で対話を行う。

  3. 自分と勉強会仲間のトリセツをまとめる。

「自分の良いところ(資質・才能)」はなかなか自分では気づきにくいもので、①客観的に出てきたデータ(資質診断)と、②他者の力(対話)を借りて深掘りするのが必須だと思います。

ただ、①だけだと「ふーん」で終わってしまうことが多く、「単なる性格診断みたいなもの」と扱われるケースを社内でもよく見かけます。
一方で、②だけだと「単なるお喋り」となり、トリセツに値するアウトプットが出なかったりするので、あまり効果が出なかったり。
やっぱり①②が合わさることで初めて効果が現れるように感じます。

対話では、子供の頃の話や、学生時代の話などにも広げて会話し、うまくいった経験、ダメだった経験を深掘りしていく流れが基本だと思うのですが、「自分の人生の棚卸し」にもなり、様々な気づきが得られます。

「ジョハリの窓」の探求の一つ?

このプロセスは、心理学の話題で出てくる「ジョハリの窓」の考え方を、自分の資質・才能に目を向けて実践する活動のようでもあります。
「自分が気づいていない自己」を紐解いていくことが、このトリセツ作成の最重要ポイントです。

ジョハリの窓(Wikipedia)

私が感じたトリセツの効果

そんな感じで自分と向き合い、自分が気づいていなかった資質・才能を言語化して、トリセツを作ることができたことで、自分自身を受け入れることができるようになりました。
次に起きたことは、他人のトリセツも理解できるようになり、他人の言動を受け入れられるようになったことです。特に、許せないと思っていた親の言動が、ふわっと受け入れられるようになったのには驚きました。
今になって思うのですが、この感覚は、私が診断士になる上で必要だと思っていた「心の中の診断士と出会う感覚」に近いものだったと思います。

試験に関しての効果はというと、『孫氏の兵法』の通り「己を知る」を実践することで、プレッシャーがかかる試験本番でビビらず自然体で臨めた、という効果がありました。
「得点が増すというより、減点が減る」そんな効果があったと思います。
心身のコンディションの良し悪しで、総得点が10〜20点はブレる試験だと思うので、本番で普段通りの実力が発揮できるというトリセツ効果は大きいです。

ということで、トリセツ作成を手を抜かずに行えば、診断士試験の合格率は上がる、と実感した次第です。

次回以降は、どのように資質レポートを読み込み、対話で何を話し合うのか、ということについて具体的に踏み込んでいきたいと思います(時期はまた未定)。

それでは、また🙏

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