課題の分離

課題の分離とはアドラーが提唱した心理学である。この考えをすることで対人関係における悩みをスッキリさせ、人生をシンプルに生きると言うものである。
「課題の分離」とは問題や課題を目の前にして
「この問題・課題の最終的な末路を経験し、責任を負うのは誰か」
と考え
「この課題に向き合うべきは私自身だ」
「自分の課題だと思っていたけれど、本当はあの人の課題だわ」
と言ったように課題が誰に属しているのか仕分けてゆくことを言う。
そして誰の課題なのか明確になったら、自分の課題にだけ真摯に向き合い他者との課題には介入しない様にする。

 私はいつも他者の課題を自分の課題と捉えてしまう癖がある。
例えば友人Aくんの話をする。Aくんは勉強の容量が良いと言うわけではなく、とてつもなく楽観的主義者である。皆が1ヶ月前から勉強しているテスト勉強を2週間前から始めるという。
「仲の良い友人が留年しそうなのに、見て見ぬふりをしては人としてならない。」
と感じた私はAくんを沢山勉強に誘った。しかし、勉強したにも関わらず勉強に対する意識が変わらないAくんに苛立ちを覚えた。

しかし
「勉強しなくて、留年したと言う結果の責任は、見て見ぬふりをした私では無くAくんの責任なのである。だから私は自分自身のテスト勉強にだけ集中すれば良いのである。」

私は課題の分離がとてつもなく苦手で、見てみぬふりをするということに対して罪悪感を覚えている。結果的に自分の負担になり悩みの種になっている。
課題の分離の考え方をすることで悩みが少なくなりそうだ。

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