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週末旅をお勧め(55回目):一泊二日で四国の東海岸を巡る旅

55回目の投稿は四国の東海岸の旅です。徳島空港からレンタカーを利用して室戸岬まで行き東海岸を戻ってくる高知県と徳島県の旅です

【1】今回の旅の目的

四国の旅行は空港周辺を公共交通機関を利用しての旅が多かったのですが、前に松山空港からレンタカーを利用して四国の西海岸をドライブしてので、今回は東海岸をドライブ旅行するのが目的です。四国の岬といえば足摺岬と室戸岬で言ったことのない室戸岬に行くのも大きな目的です

【2】四国への旅の計画(移動・宿)

今回の旅では往復の飛行機と宿泊とレンタカーをダイナミックパッケージで予約
移動:羽田⇔徳島の航空券はJALダイナミックパッケージで予約
移動:レンタカーをダイナミックパッケージで予約
宿泊:阿南のホテルをダイナミックパッケージで予約

【3】おおよそのルート

1日目:羽田空港(07:00)→JAL453→(08:15)徳島空港→室戸岬→阿南(泊)
2日目:阿南→津峯神社→南阿波サンライン→阿波の土柱→眉山→
     →徳島空港(20:30)→JAL464→(21:40)羽田空港

【4】四国旅行の写真レポート

(1)1日目の行程

この年は2回二死に向かう飛行機に乗っているが富士山は見えずJALラウンジで休憩中に確認すると富士山が見えていて期待できそう

搭乗時間が近づき搭乗口に行くと朝日を浴びてオレンジ色に染まった搭乗機が見える

搭乗前に搭乗口の写真を撮影して機内に入る

いつものように羽田空港を離陸する動画を撮影

離陸してターンすると今離陸してきた羽田空港が見えてきた

少し進むと鶴見つばさ橋にベイブリッジと横浜の主要部が見えてきた

今日は富士山がきれいに見えそうと期待して待っていると、冬の富士山はさすがに綺麗な姿を見せてくれた。宝永火口には風が差し込みさらに西側には富士山の影が見える

真横に来た時に高度はあまり高くなかったので山頂付近をズームして撮影。山頂付近の建物などがはっきりと見えた

アルプスなどの雪景色を見ながら徳島空港への飛行を楽しんでいると紀伊半島を横断するようなルートで徳島空港に向かって降下中に紀伊半島から紀伊水道に出る時に撮影したもので、有田川の河口付近が見えています

紀伊水道を飛行中には遠くには淡路島が見え手前には四国が見えてきました

さらに降下すると徳島空港の敷地が見えてきました。徳島空港は正式には「徳島飛行場」で自衛隊との共用空港です。愛称として「徳島阿波おどり空港」があります

スポットに入ってエンジン停止のタイミングでの撮影です

この徳島空港に着陸するときの動画を撮影しました

降機してレンタカーを借用し一気に室戸岬を目指します。途中で鉄骨のいい雰囲気の橋を渡りました

鹿岡鼻は徳島空港から室戸岬に向かっている時の手前にある鼻=岬で「かぶかのはな」と読みます。大きな「夫婦岩」が有名な場所です。岬とは行っても少し出ているくらいで室戸岬は見えません。一帯は岩の海岸です

これがその「夫婦岩」で海食柱の岩で間にしめ縄が渡されています

夫婦岩の所の海岸に2つの岩が並んでいます。岩の表面は小さな穴が沢山開いていてタフォニと呼ばれてる、岩に海水が浸みこんで塩の結晶が成長するに伴い剥がれて穴になったものです

室戸岬に行く前に室戸世界ジオパークセンターに寄りました。こういう地質に関する展示が多かったです。ちょっとした売店もあり食料が入手できますが事前に調べてなく買わなかったのが失敗でした。室戸岬周辺には食事できる場所もなく食料も手に入らないので、ここで入手しておく必要があります

この石はクジラの化石です。全体ではなく一部にクジラの骨がはまっています

室戸岬の先端の駐車場に車を置いて岬の散策路を歩きます。まずは駐車場から海岸方向に出た所の写真で荒々しい岩の風景が続いています

海岸線に出ると最初は森のような中を歩きます。たぶん、アコウの木で風が強い場所なので枝が横に広がっています

少し海岸線に出た所で振り返ってみると山の上に室戸岬灯台が見えました

室戸岬はプレートテクトニクスを目の当たりに出来る場所です。フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込む場所が南海トラフで海底に堆積したものがはぎとられて付け加わった付加体が地上に持ち上げられていて、その根拠がこのシマシマの岩になります

この岩が堆積した状況を良く表しています。陸地から川の流れで海に運ばれた土砂が海底に堆積するときに荒い砂が先に沈殿し細かい砂が次に沈みます。これが何回も繰り返されてこのような模様を持つ岩となります。その岩がフィリピン海プレートの沈み込みではぎとられて陸地に現れた岩です

このあたり一帯の浜辺は灌頂ヶ浜と呼ばれています

整備された道もありますが砂利の所も歩いて良さそうなのでそこを歩きます

子授の岩とポールの立っている所があり、奥の岩がそうなのでしょうか?

この右側の岩はシマシマに堆積した岩が隆起して陸上に上がっていますが、先ほどは縞は垂直になっていましたが、この岩は水平ですね

ここは岩だけではなく一帯が堆積した大きなブロックですね

小さな神社の鳥居が見え、そこに上がる場所はここでした

上がって行くと小さな鳥居とお宮がありました。鳥居の扁額には「龍宮神社」と書かれていました

ここから先は海岸側は歩きにくそうだったので遊歩道を歩きます

遊歩道の横にある木でアコウの木ではないかと思います

南海トラフ大地震は100~200年間隔で発生しています。その度に隆起し新しい大地が作られていて、この一帯は1707年の宝永地震や1854年の安政南海地震や1946年の昭和南海地震により生まれた大地で『最も新しい台地』と呼ばれています

昔の武士や貴族のかぶっている烏帽子に似ている岩なので「烏帽子岩」と名前が付いています。マグマがゆっくり冷えて固まった斑レイ岩で出来ているそうです

「ビジャゴ岩」で1400万年前にマグマが地層に入り込んで出来た斑レイ岩で、古い伝説で「おさご」という絶世の美女が自分をめぐって若者が争ったのを悲しみこの岩から身投げしたという伝説があります

「マグマに焼かれた岩」で道のまっすぐの右側の岩はマグマによって砂や泥が焼かれて固まった岩でホルンフェルスと呼ばれています。前に旅行で山陰の須佐のホルンフェルスを見たことがありますがだいぶ小さいですね

写真の中央にある丸い穴は甌穴と呼ばれ、小さな石が窪みに入り込み水の流れで岩を削り出来るものです。海中や川でよく見られるもので、それが地上で見られるので大地が隆起した証拠となっています

弘法大師が修行中に行水をしたと言われている池です

弘法大師空海が修行したと伝えられている洞窟で左が「御厨人窟(みくろ洞)」で右は「神明窟」です。右側は修行の場所で左が生活の場所だったそうです

こちらは左側の「御厨人窟(みくろ洞)」です

鳥居をくぐって中に入ります

中には祠がありお賽銭を入れてお参りしました

こちらは右側の明神窟です。鳥居をくぐって岩の下を歩きます

こちらにも小さな祠がありました

弘法大師空海が修行をしていた時に洞窟の中からは「空と海」しか見えていなかったそうで、そこから空海という名前が付けたそうです

御厨人窟と神明を見た後は海岸線ではなく国道を戻ります。その途中にはマッコウクジラの絵が書かれている公衆トイレがありました。室戸岬はクジラが見られる場所で岬の東と西でマッコウクジラとザトウクジラと種類が分かれるそうです

水掛地蔵はお地蔵さんがたくさん並んでいる場所で、ほとんどが海難事故で亡くなった人々を弔ったもので、遠洋漁業の発達で遭難船が増加しています

車道から撮影した月見ヶ浜です。室戸岬の先端から少し東側にある浜辺です

室戸岬園地は木の展望塔があり園地の入口にはクジラのオブジェがあります

木製の展望台の上からの室戸岬です

中岡慎太郎は海援隊長の坂本龍馬とともに活躍した明治維新の勤王の志士で太平洋を見据えるように建っています。昭和10年に建てられたものですが戦争中の金属供出の時にも「陸軍の守護神」と言われていて回収をまぬかれたとの事です

中岡慎太郎像の後ろから少し山を昇った所にある展望台からの室戸岬です

室戸岬の散策の後は室戸岬灯台に行きます。先ほどの展望台から登ってもよいのですが車でも行けるので車で移動します。室戸岬灯台は最御崎寺(ほつみさきじ)の駐車場に車を置いて歩いていきます。最御崎寺は四国巡礼霊場の24番札所のお寺で室戸岬灯台の手前にあります

本堂の写真で重要文化財の三対の仏像が安置されています

室戸岬灯台の手前から俯瞰撮影したもので灯台が立っている場所が海面よりかなり高いので灯台の高さはそんなにありません

灯台の向こう側から室戸岬の先端を撮影したものです

室戸岬を見た後は宿泊地の阿南に戻ります。まずは
室戸スカイラインを少し走った所にある室戸スカイライン山頂展望台に寄りました。室戸岬展望台とは行っても岬自体は見られません。こちらは室戸半島の東側の景色です

こちらは室戸半島の西側の景色です

すぐ下には室戸漁港が見えます

阿南に向かって海岸線に降りてから室戸岬が遠くに見える所があったので撮影しました

ドライブ中にトイレに行きたくなり道の駅「宍喰温泉」に立ち寄りました。阿佐海岸鉄道はDMVを走らせていて見たかったのですが待ち時間があるので計画していませんでしたが、出発するときにバス停に入って来たので思いもかけずに撮影することが出来ました

道の駅日和佐に立ち寄って買い物をしました。道の駅はJR四国の駅も兼ねていて建物から線路を俯瞰して見る事が出来ます

ホテルにチェックインしてから夕食を食べに阿南の街を散歩しました。まずはJR四国の阿南駅に来ました

阿南にある牛岐城跡に来ました。戦国時代には阿波守護細川氏の武将新開氏の居城「浮亀城」、また江戸時代には蜂須賀家の家老賀島氏の居城があった場所です

(2)2日目の行程

2日目は四国の東海岸をドライブしながら徳島に戻り徳島空港から帰ります。まずは宿泊した阿南の近くの津峯神社に行きます。津峯スカイラインは津峯山の上にある神社までの有料道路です。しかし普通の山道で高い料金を取るので??となりました

スカイラインの最終地点は大きな駐車場で、そこからさらの山頂まで階段があり、そこに神社があります。左には神社までのリフトがありますがご利益を期待して階段を昇ります

意外と急な階段が続いています

神社の鳥居と本殿です

本殿に近づいて撮影したものです

神社の展望場所から撮影した阿南の町の風景です。海岸線は工場が集まっています

駐車場から神社とは逆の斜面を少し降りると岩窟群があるとの事で行ってみます

これは「神明の窟」で元々は海面の通頃にある海の波で浸食された穴で、隆起によりこの山の上に上がっています。この窟を見た後に次の窟の方向は道路が崩壊していたりして行くことが出来ませんでした

神社の所の展望台は海の方を撮影しましたが、スカイラインの途中の展望場所は内陸側が見えたので、そちらを撮影しました

2日目のメインは南阿波スカイラインからの展望で南側の入口は牟岐駅の所からで、まずは駅でトイレ休憩しました

南から入ったので第四展望台からです。展望台から南側を撮影したものです

第三展望台からは北側の風景を撮影しました

第二展望台は駐車場からは全く海が見えず、ここから岬の先に歩いていくようです

散策路のような感じの道を行きます

観光スポットなのに手入れもされていないようです

先端の展望台まで来てみましたが木々が生えていて視界が全く効きませんでした

途中に二見という湾が綺麗に見えている場所がありました

第一展望台も駐車場から少し歩いて見る場所になります。この展望台はネコちゃんがたくさんおりました

えびす洞の入口でちゃんとした駐車場はありませんが道路わきに広くなっているスペースがあり、そこに車を止めてこの場所から奥に入っていきます

少し歩くと分かれ道があらわれました。どっちに行くか迷いましたがえびす洞は海に近いはずなので下に行きます。結果的にはぐるっと回る散策路になっていたので、どっちに行っても同じでした

分かれ道から下の散策路は岩の所に延々と続いています

降りると入江と対岸にホテルがあるのが見えます

左側の岩も古い地質の隆起した物の様です

一番低い場所からえびす洞が良く見えます。海の水が透き通っていてとても綺麗な風景です

対岸に三角形の岩が見えます。左側の岩は下が大きな穴が開いていて波により浸食されたように見えます。右側の岩はまだ浸食が進んでいないようです

さきほど見たえびす洞の真上の当たりの散策路です

ちょうど真上になる所に恵比須洞神社がありました

神社にお参りした後で反対から下ります。その途中で右側の海岸線が見え真下の海はとても綺麗でした

えびす洞から蒲生田岬に行く時にナビでルート検索して走った道は山道で途中にJR四国の牟岐線をくぐる所がありました。ちょっと減速して撮影し『昼間は2時間に1本なので来ないだろう』とすぐに進んだ所でいきなり走行音が聞こえてきてカメラを出したが間に合いませんでした。ついていないです

蒲生田岬に行く途中に開けた場所で撮影した椿泊湾内の風景です

蒲生田岬に行く途中の風景で三角形の岩が2つあったのが珍しく撮影しました

蒲生田岬は四国の最東端の地です

駐車場から灯台に行く途中は石の浜辺を歩いて行きます

浜辺の向こうの小高い山の上に灯台があり、その手前に急な階段が見えます

階段を登った所に灯台があります。中には入れませんが灯台の手すりの所には上がれるようです

灯台の先の展望場所から撮影した岬の先端の海です

灯台の展望場所に登って展望場所とその先の海を撮影したものです。向こうに見えるのは伊島です

この半島の一帯は椿泊湾で『椿』の文字が入っていますが、一帯は椿の木が非常に多かったです

蒲生田大池は岬の駐車場の横にある大きな池で一帯は湿原になっています。この池をぐるっと一周できる散策路があるようですが、整備がいまいちでしたので良く見える場所まで行って引き返しました

蒲生田岬の近くにある海岸からの風景です。向こうに見える島は灯台からも見えた伊島です

蒲生田岬を見た後は一気に移動します。途中から高速に乗り徳島自動車道を走り阿南の土柱を見に行きます。徳島自動車道の阿南PAからも来られますが次の目的地に行く途中なので直接来ました。阿讃山脈から流れた土砂が堆積した土地が隆起した後に一部が崩壊した後に雨でより削られた地形で、展望場所は上下に2つあり下の展望場所からの写真です

こちらは上の展望台からの撮影で土柱の上までの散策路も整備されています

阿波の土柱から眉山に行く途中にあるJR四国の徳島線の学駅で、この駅の入場券は入学という事になるので受験のお守りになるそうですが無人駅なので、どこで購入するのでしょうか

今回の旅行の最後は眉山です。眉山は徳島市の西側にある山で山頂付近が公園になっていて、麓の阿波踊り会館からロープウェイで登ることも車で登ることもできますが車で来てみました。駐車場から展望台に行くところにある「花のカスケード」で四季折々の花が花壇に植えられています

眉山の山頂にある劔山神社で四国山地にある四国で2番目に高い山である劔山に関係する神社です

眉山の山頂にあるパゴダです。ビルマ戦線で命を落とした戦友をしのび徳島県ビルマ会により昭和33年に建立されたものです。この日は誕生日で昭和33年生まれですので不思議なご縁です

眉山の展望台から撮影した徳島の街で吉野川の河口付近を撮影しています

展望台から撮影した南側の風景で柴山が海の方に張り出す風景です

公園にあったガゼボで徳島市の姉妹都市のサギノー市から徳島市政100年を祈念して贈られたものだそうです

眉山公園にあるモラエス像です。モラエスは日本に初めてのポルトガル領事館が出来た時に副領事として赴任した人で、後に総領事となります。なぜここにポルトガルを向いた銅像があるかというと、日本のおヨネと出会って暮らしていて、ヨネが亡くなった後にヨネの故郷の徳島市で暮らしていたそうです

眉山の観光を終えて徳島空港に戻ります。レンタカーを返却して空港ターミナルに着いたときにターミナル前を撮影しました。阿波踊りのモニュメントがありました

徳島空港には展望デッキはなく送迎場所は変なイルミネーションの場所だけで食事できる場所もあまりないのですが前回の徳島空港利用した時と同じ徳島ラーメンで夕食です

夕食後はセキュリティチェックを受けて搭乗待合室に入りました。この便に乗って羽田に帰ります

定刻に搭乗しプッシュバックが終った時にターミナルビルが見えたので撮影したものです

徳島空港を離陸するときに撮影した離陸動画です

所どころ夜景は見えましたが映えそうなのがなく、羽田空港に着陸する直前に撮影したもので「ネズミの国」が綺麗に見えていました

この日は羽田空港のB滑走路への着陸で、直前に「恐竜の橋=ゲートブリッジ」が見えてきました

この日は羽田空港のB滑走路への着陸で千葉付近の夜景が綺麗に見えていたので着陸動画を撮影しました

帰ってから今回の旅でGPSで記録したログを地図に落としたものはこれです

【5】まとめ

・一番の目的の室戸岬はすいていて奇石などを充分に見る事が出来た。
・室戸岬の周辺は食事処がなくコンビニもお店もなく昼食時間帯で何も
 食べられず困った。
・津峯スカイラインは往復で600円とかなりの高額でちょっと困惑
・阿波の土柱は高速のパーキングに車をおいても行けるが次の目的地の
 都合で下道で行った
・徳島の市街地は公共交通機関が少なく車中心なのでかなり渋滞した
・今回のレンタカーは48時間で1000円と非常に安かった
・この旅でかかった費用は次の表の通りです

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