40.車椅子ユーザー、エレベーターにいつ乗れるの⁉︎ ちょっと考えてみた

ここ一年くらい車椅子ユーザー界隈では、エレベーターの問題がSNSをザワつかせていた。もちろん自分が当事者だから目につくのだろうが、世間は大した問題にしていない。

しかし、当事者であるからには放っては置けない、変に正義感の強いところがある私。だからと言って私に何ができるわけでもないが、首を突っ込みたくなる悪い性分なので考えてみた。

話は戻ってエレベーターの問題。駅などのエレベーターで健常者の人が駆け込み、エレベーターしか移動手段のない車椅子ユーザーが、不便をしているという問題だ。なかなか体の不自由な方やベビーカーが優先だということを守ってもらえないのだ。

普段駅を利用することなどない田舎暮らしの私には、無縁の問題だ。しかし、分からないでもない。

以前、足が不自由になりかけた頃、大阪のデパートでエレベーターを利用しようと思ったときのこと。待っても待っても降りてくるエレベーターは満杯。「何これ！いつ乗れるの⁉︎」と思ったことがある。こういうことだと思う。このときに車椅子ユーザーに譲れるかどうかということだ。

どちらにも言い分はあり決着はつかない。モラルに頼れば人のモラルなんて人それぞれで無理、無理！法律で決めればと思っても簡単には進まない。

結局、車椅子ユーザーは声を上げ続けろ的な意見で、健常者には相手にしてもらえない現実。

あぁぁ〜　面倒くさい！！

多様性！多様性！と言いなが、こんな根本的なことが問題になるとは。何でこうも自分の都合のいいようにしか、主張できない国になってしまったのだろう。

休みは欲しいけど、給料は上げろ！
育児休業をとるから給料を補償しろ！
年金が少ない！
保険料が高い！
税金が高い！
………。
言い出したらキリがない。

自己主張できることが美徳となりつつある日本で、良くも悪くもモラルなんて通用しない。

そこにお金が絡めば誰でも自己中だ。一度手に入れた自由で豊かな生活は手放せない。もはや昔の日本の栄光は幻想なのに、国が何とかしろと騒ぎ立て、借金大国爆進中！

あぁぁ〜　怖い！怖い！

難しいことは分からないが、誰もがエレベーターくらい不自由なく使える世の中であって欲しい。

とりあえず幼少期から障害者教育を取り入れてもらえたら、10年後にはかなり変わるだろう。交通安全の教育のようなものだ。当事者なのに傍観者で申し訳ないが、こんなことを考えている車椅子ユーザーです。

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