ちいさなちいさな青い蝶
ちいさな ちいさな ごまつぶほどの
青い蝶が 2匹 なかよく
とんでいました。
それは
ネペタの おしべでした。
あらゆる おはなに
蝶は ひそんでいるのでしょうか。
ネペタの 青い うつくしい蝶は
3時間後
しろい蝶に なりました。
それは ほんの ひとときだけ
ネペタのなかを 舞うようです。
うまれそだった土地を こえて
だれの胸の奥にもある ふるさとを
わたしは たまに おもいうかべます
そこは 地上の楽園で
蝶たちが たくさん 舞っている
いろとりどりの お花が さきみだれ
草木が わらう あたたかな草地を
やわらかい ひかりを ふりまいて
蝶たちが たくさん 舞っている
そんな風景が たまに
こころのなかを よぎります
ある日の朝の散歩道。朝露にぬれそぼったシジミチョウさん。
森の散歩道でよくみかけた蝶。
海をこえて旅する蝶 アサギマダラさん。
初めて羽化に立ち会った キアゲハちゃん。
〜童謡「ふるさと」より〜
こころざしを はたして
いつのひにか かえらん
やまは あおき ふるさと
みずは きよき ふるさと。
あおき ほしよ
いとしの ふるさと。