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今でこそ順風満帆に見えますが
昨日、私が主催(?)しているクリエイター営業勉強会の方とお話をしていました。
月に1回、営業や自身の仕事に関する悩みや不安を、久保田の経験などからアドバイスをしたり一緒に考えたりする時間を設けています。
そんな中で「みんさんにも下積み時代ってあったんですね」というお話をされまして、その話を最近していないなぁと思ってつづった次第です。
詳しくは私の電子書籍に書いてますので、よかったら読んでください(宣伝乙)
コンパクトにまとめると、私の最初の案件は文字単価0.08円でした。
今でこそ「単価が合わない」という理由でお断りするような案件を、業界を知らなかったという理由だけでやっていたのを覚えています。
しかも当時は会社員でしたので、作業時間は短く、主な仕事はスマホで作業場所は電車の中。
今のように環境を整えてがっつり仕事をするなんてことはありませんでした。
そして、Twitterには「初月10万円」とか肩書のように書いている人もいますが、私は10万円に達するまで1年かかりました。
文字単価1円に到達するのに半年かかった、あえて比べれば全然輝かしい実績もご縁もなかった雑魚です。
いろんなことをしてきた結果、ご縁をいただいて単価が上がっていったのを覚えています。
そして独立も、自主性のある独立ではありませんでした。
1年経過したころにメンタルの病を発症し、会社はおろか外に出られなくなってしまったのです。
しかし、私には当時家族がいました。妻と娘2人。守るべき家族がいました。
外にこそ出られなくなったものの、私にゆっくりしている時間はありません。
電子書籍の名前の通り、私にはライターしかなかったのです。
人に会うのが怖いという感情を抱きつつも必死に営業し、何とか会社員時代の給料水準まで回復させられました。
一方で、会社員の時には考えたこともなかった社会保険や住民税の数々、これらが重くのしかかってきました。
貯金が底をつきかけたこともありましたが、ここでも出会いをいただき、今生きています。
泥臭い努力がかっこ悪いという人がいます。
簡単に稼げたからほかの人もできるはずと思う人もいるでしょう。
私はどっちでもいいんですけど、こんな感じで業界で生きながらえている人もいるんだと思ってもらったら嬉しいです。
お話した人は「輝いている」「活躍している」とおっしゃっていたのですが、私にはわかりません。自分のことですからね。
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