士業さんへの営業を慎重にしているワケ
以前、こんなことをつぶやきまして。
端的に言うと、士業さんからご依頼いただくことが増えたんですが、まず予算を聞いたうえでできることを明示するようにしています。
なぜか?
ツイートしていますが、とある弁護士法人の事件があったからです。
その弁護士法人の名は「東京ミネルヴァ法律事務所」。
一時期、過払い金請求で広告を打ちまくっていた弁護士法人です。
この事件を知ったのは、YouTubeで企業の歴史や調査報告書の解説をされているカカチャンネル様でした。
東京ミネルヴァの件も動画にされており、この動画を見て士業さんへの提案を考えさせられた次第です(純粋にエンタメとしても面白い)。
この動画だけではなく全体が個人的に超おすすめなので、よろしければぜひ…。
なお、独断でおすすめしていますので、マージンとかもらってないです(笑)
※冒頭で我々個人事業主が「ウッ…」てなる単語が出てきます、特に今の時期はw
んで、これに興味を持って調べてみると、今は一般社団法人 士業適性広告推進協議会が立ち上がっています。
シンポジウムやコラムもされており、士業に対する広告の打ち方などを啓発されているようです。
動画内でもお話されていましたが、士業の広告解禁がありました。
2000年10月に日弁連の会則や規定の再考がきっかけで、それに続く形で以下の士業が広告解禁となっています。
弁護士
公認会計士
行政書士
司法書士
土地家屋調査士
税理士
社会保険労務士
弁理士
それまでは紹介やコネで顧客を獲得していたのに、いきなり広告OKになってしまったのでそりゃ混乱します。
特に地域で長くされている方だとわからないでしょうね、広告費なんて…。
今でも東京ミネルヴァの件は大きく扱われることがあるらしく、広告の打ち方に関してはかなり慎重です。
士業は法律関係のエキスパートですが、企業の経営者ではないので判断が難しいでしょう。
ありがたいことに私は士業さんから士業さんへと紹介をいただき仕事につながっていますが、同じことを起こさないためにも東京ミネルヴァの事件は覚えておいて損はなかったと思っています。
東京ミネルヴァは某企業に依存していた(させられていた?)ために起きたのでしょうが、私たちが税務関係を税理士さんに依頼するように、士業さんもマーケに関しては私たちに頼りたい気持ちがあります。
士業さんは広告の打ち方が分かりませんしね。
今後「悪いこと」を考える人がいなくなればなぁ…と思いますね、はい。
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