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アテンションエコノミーに振り回されるクリエイター

アテンションエコノミーという言葉をご存知でしょうか?

情報の真偽よりも注目度の高い情報のほうが、経済的価値としては高いと考えるものです。

本来、情報とは正しいこと、新鮮であることが価値を持っていると言われていました。

考えれば当たり前の話で、ニュースや天気予報が間違っていては困ります。

選挙の情報や地域の防犯情報など、信頼性と鮮度が命の情報は無数にあります。

というか例外のほうが少ないくらい。


しかし、最近はそうでもないようです。特にSNS。

SNSのプラットフォーマーの収入源は、自社のプラットフォームに表示される広告収入です。

情報の正確性が必要なのはもちろんですが、それ以上にいかに注目されるか(インプレッション)が重要なんです。

その結果、注目を集めることに腐心してしまい、情報の正確性や鮮度は二の次になる。

これがアテンションエコノミーの問題点であると言われています。


事実、GoogleとFacebookの元社員は、それぞれユーザーを長期滞在させるためにあらゆる工夫をプラットフォームに施していたと証言し話題となりました。

SNSプラットフォーマーとしては、収入源を確保するために必要なことではあるものの、やはりユーザーからの反応は良くないようです。

そしてアテンションエコノミーの問題は、我々クリエイターにも関係してきます。

SEOを得意としているライターさんには当たり前かもしれませんが、LPなどのセールスライティングやコピーライティングを手掛ける人は要注意です。

最近は煽りまくるものは少ないそうですが、それでもSNSで煽りに煽ってくる人は少なくないようで……。

結局、そういう人たちからすれば、いかに注目してもらえるのかが重要なんでしょう。


だからSNSに疲れる。

まあ、疲れたなと感じたら、素直に距離を置くのが大事かと。

クリエイターとして注目されることにばかり気が回っていないか、情報の価値・真偽はどうか、これらを確認しながら仕事にいそしみたいところです。

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