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驚きの再開

昨日は少し療養を。メンタル不安を抱えているので、時々ものすごく体調を崩します。

年末に向けてとこれ以上体調を壊さないように休むようにしたのですが、どうしても商工会に行かなければならない用事があったので、それだけはこなすことに。

そしたら職員さんのなかに、どこかで見覚えのある顔が……。

名札を見て確信しましたが、なんと新卒で勤めていた学習塾で、入社前から関わっていた生徒がそこにいたのです。

彼と関わってかれこれ7~8年。

大学入学後は講師として迎え、私が塾を退職して以降は連絡を取っていなかったので、実に4年ぶりの再会でした。

しかもそれが商工会て…(笑)

今度は彼のお世話になることになりそうです。


思えば、物書きとして私が人を育てるのに消極的なのは、彼を志望校に合格させられなかった経験があったかもしれません。

当時は入社前のアルバイト講師というのもあって、入試方法も勉強中でした。

兵庫県の公立高校入試制度は少し特殊で、中3の成績が合否判定の半分を占めています。

つまり、通知表の内容を見ればある程度合否が判断できてしまうという状況なのです。

彼は当初から志望校合格は難しいと言われていましたが、案の定第2志望へ。

高校で努力して関西ではそれなりに名の通った大学に行きましたが、私は最初の生徒である彼を合格させられなかった経験を、はっきりと覚えていたようです。


もちろん、彼だけの話ではありませんが、それ以降本職でもないのにお金をもらって教えることに抵抗を持つようになりました。

人生がかかっているというとオーバーですが、一度でも本職で講師をやっていたものですので、ただのビジネスとは思えないのです(他の仕事がどうとかって話ではなく、私の少ない社会人経験からの話です)。

「どうしても」と言いうことで数人だけ教えましたが、それ以降はやっていません。

集団で集めてまともなフィードバックができないのも問題ですしね。

学習塾の場合は本人は人質ですので、親御さんからの視線があったのも原因のひとつだと思います。

だって、お金をもらう相手とサービスを提供する人は別々ですからね。

親からしたら子どもと将来を人質に取られているようなものです。


ひょんなことから再開を果たした教え子。

向こうは仕事中でしたのであまりじっくり話せませんでしたが、折を見て話をしたいなと思います。

なんだか今年は出会い・再会が多いなぁ。

彼には今の仕事につながる考え方を教えてもらったのだと思います。

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