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パソコンでは出せない文章の味

普段の仕事からスケジュール管理、確定申告に至るまですべてパソコンのお世話になっています。

便利なのはもちろんですが、手書きするよりも手軽に文字を書ける手段にパソコンやスマホがなったことは言うまでもありません。

当然ですが、今お付き合いのあるお客様は当然WordやGoogleDocumentでの原稿提出ばかり。

請求書も、過去に数回郵送したことはありますが内容はパソコンで作ったものを封筒に入れて送っただけです。


この2日間、実家の引越しの手伝いをしていたわけですが、まあいろんなものが出てきます。

小・中時代に使っていたノートや作文用紙、使い切っていないメモなど本当にいろんなものが出てきました。

その中に、お恥ずかしながら小説が出てきました。

実は一時期文章を書くのにはまったことがあり、短編かつ駄文ながら小説を書いていたんです。

そんなことも忘れるくらい月日は流れていましたが、改めて読み返すとツッコミどころが満載。

同時に将来ものを書く仕事をするとは思っていませんでしたので、ある意味夢がかなっていたんだと思った次第です。


んで、まあ書いた当時は確か中学生ぐらいだったかと思うのですが、内容はともあれ何とも言えない味がありました。

汚い字で文章はめちゃくちゃ。「きれいな日本語信者」の皆様が読んだら罵詈雑言が飛んできそうな感じです。

当時の私は授業でモノを書くのが大嫌いでしたが、個人で好きな文章を書くのは抵抗がありませんでした。

改めて読み返すとめっちゃくちゃな文章なのですが、なんでしょう、当時考えていた内容がちゃんと頭の中に浮かぶんですよね。

これが手書きの良さなのかもしれないと思った次第です。


今、娘が通っている幼稚園のお便りは、なんと手書き。

最初は「え、なんで?」と思ったのですが、ワープロ打ちになったとたん味気がなくなる。温かみがなくなる、というのでしょうか、そんな印象です。

よくWebのライティングにおいては「感情を乗せない」なんていわれますが、そりゃ乗るわけないですよねとは常に思っていました、誰が書いたって文字一緒なんですから。

くしくもそれを再確認したのは、20年近く前の自分だったという驚きです。


仕事で文章を書くのは今後もパソコンになるでしょう。手書きで書いてもいいですがお客様が困ってしまいます。

しかし、ことプライベートにおいてはもう少し手書きでものを書いてみようかなと思った次第。

今年は手帳すら買っていませんでしたが、やっぱり買おうかなと考えた出来事でした。

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