学校から消えたものから考える過保護
昨日、長女の就学前検診に向かいました。春からピカピカの1年生です(古い?)
イマドキらしく幼稚園生でも男女別々に分けられて内科・歯科検診をして終わったのですが、ふと理科室をみて違和感を覚えます。
「あれ、なんやあのカセットコンロ…?理科室で鍋でもするんか?」
帰宅後に調べてみたら、なんとアルコールランプの代わりなんだとか。
マッチが擦れない子どもが増えたって話は聞いていましたが、ここに原因があったのか、と思いました。
他にも学校から消えたものはいくつかあるようで、軽く調べてみただけでこんなにありました。
連絡網(紙のヤツ)
消石灰(グラウンドのライン引くアレ。成分変更)
腰洗い槽(効果がないらしい)
目洗い場(水圧チャレンジみたいなのが危ない)
二宮金次郎(歩きスマホを連想させるらしい)
まあ…なんだ…、腰洗い槽はさておき、おっちゃん(?)からしたらやりすぎ感が否めんのですよ。
これって教育放棄なんじゃないの?と思うわけです、はい。
かろうじて平成生まれではあるものの、ここに挙げたものはすべて使っていました。
で、それと同時に「危ないから気を付けろよ~」と先生から教えてもらった記憶があります。
裏を返せば、今の子どもは知らないまま大人になる…。
考えただけでゾッとしてしまいました。
危ないものを「危ない」と広めるのは賛成です。
ただ「じゃあ取り消そう」ってのは違うかな…と思うわけです。
どこぞの自己啓発マニアではありませんが、失敗やケガから学んだことなんていくらでもあります。
私の年になってもいくらでもあります。
それを極端な発想で減らしてしまうのはいかがなものかと、私は思うわけです。
現に娘が通っている幼稚園では、電動糸鋸を触ったりさせています。
こっちのほうがナンボか危ないと思うのは私だけでしょうか?
ですが、その結果、子どもたちは「使い方を間違ったらけがをするかも」を学ぶのだと思います。
やりすぎ感が否めない学校現場の変化。
先生たちのお気苦労もわかるっちゃあわかりますし、ただの懐古厨と言われればそれまでです。
でもなぁ…なんか釈然としませんね。私だけかもしれませんが。
危ないものを危ないと教えるのは、学校ではなく保護者の仕事のなったんでしょうね。
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