ただ楽しめば良かったんだ
学生時代の僕は、何かにおいて冷めてる学生だったと思う。
特に、運動会や文化祭、スポーツ大会などの学校行事においては、素直に楽しむ学生を一歩引いた目で見ていた。
そのため、友達との悪ふざけは楽しかったが、正式な学校行事に関しては心から楽しんだ記憶がない。
しかし、大人になった今、何においてももっと純粋に楽しめば良かったと思う。
どうせ、楽しく参加しようがしまいが、文化祭は毎年開催され、運動会も毎回開催される。
それなら楽しんだ方が得ではないか。
あの時、楽しそうに笑っていたクラスメートはこのことに気が付いていたのだろうか。
いや、きっとそんなことはこれっぽっちも考えていないだろう。
ただ彼らは、人生において一瞬で過ぎ去る学生時代の瞬間瞬間を純粋に楽しんでいただけなのだろう。
そんなことを二十代半ばになってようやく僕は気がついた。
だから、これから先の人生はなるべく笑って過ごしたい。
笑って過ごしても、泣いて過ごしても、怒って過ごしても同じように時は流れていくのだから。
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