最強ボイトレ論12:張り上げ発声は悪か?
こんにちはこんばんは。
クリアボイスミュージックスクールのボイストレーナー、ジウコトモニタです。
こちらではガチでボイトレを極めたい方、ボイストレーナーになりたい方に向けてのガチの内容をお届けしております。
ボイストレーナー歴約15年(2021年3月現在)、メジャーのシンガーからTVタレント、芸人、アナウンサー、ラジオパーソナリティなど、声を扱う仕事で活躍されている方のボイストレーニングを数多く担当させていただいてきました。
その中で得た、「僕にしか出せないボイストレーニングのノウハウ」を惜しみなくお届けしていきたいと思いますので、是非最後までお読みください。
それでは早速話を進めていきましょう。
今回のテーマは「張り上げ発声」についてです。
結論から言うと、様々な発声のタイプの中で、張り上げタイプの人が一番ミックスボイスに近いです。
しかし、残念ながらすべての張り上げ発声の人、そしてすべてのボイストレーナーさんが、一番ミックスボイスに近いはずなのにわざわざ一番遠いルートを選んでいます。
何故なんでしょう?
それは、声帯の構造を正しく理解せず、机上の空論だけでトレーニング方法を考えてしまっているからです。
これは前回のハイラリンクスの話と全く同じです。
「喉が上がっている=喉を下げよう」というなんとも安易な机上の空論で、喉が上がる筋肉の構造を全く無視した発想です。
[参考記事:ハイラリンクス(喉が上がる)原因と改善の考え方]
では、どうやって張り上げ発声をミックスボイスにしていくのか、そもそもの張り上げの原因も踏まえて掘り下げていきましょう。
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