ド素人からプロの作曲家へ-めちゃやさしい音楽理論:3「調(Key)のルール(#編)」
調??Key??
なんじゃそりゃ??
と、初心者の方は思うでしょう。
でも簡単です。
「小フーガト短調」とかの“調”です。
こんにちはこんばんは。
浪速のミュージシャン、ジウコトモニタです。
こちらの記事では、僕が約20年間、MAX時には年間200曲以上の楽曲提供をおこなってきた経験から、「実践で必要な理論のみ」に絞った内容を解説していっております。
曲には必ず調(以下Key=キー)というのが存在します。
前回、スケールのお勉強をしました。(スケールの理解がないとキーも理解できないので、まずは下記参考記事を読んでからまたお戻りください)
[参考記事:めちゃやさしい音楽理論:2「スケールを掘り下げ」]
例えばハ長調(Cメジャーキー)であれば、Cを完全1度とした(ドの役割とした)長音階(メジャースケール)を基本としてこの曲は進んでいきますよ、というものを教えているのが“キー”です。
このような記号を見たことはないでしょうか?
これが調号といって、「この先、いちいち言いませんけどこの音が出てきたらずっと#です」という意味。詳しく解説していきますね。
スケールとキー
まず、基本(?)となるのが、Cメジャースケールです。
C D E F G A B C (Do Re Mi Fa So Ra Si Do)
というスケールでした。
そしてこのスケールを使って進んでいく曲をCメジャーキー(省略してCキーと言ったりもします)と言います。
メジャースケールの特徴は、
全 全 半 全 全 全 半
という階段でした。
つまり、○メジャーキーで使われるメジャースケールは、○をスタート地点に、「全 全 半 全 全 全 半」という風に並んでいます。
???
一つ例を挙げてみましょう。
Gメジャーキー(ト長調)の場合はどうでしょうか?
Gが完全1度の役割をし、そこから「全 全 半 ・・・」と階段を作っていきます。
すると・・・
こちらの図を見ながら一緒に考えてみましょう。
(一番左がCです)
Gから全音先はA、さらに全音先がB、次が半音先なのでC、次は全音先なのでD、また全音先でE、ここまでは順調です。
(ここで「?」となった方はもう一度「めちゃやさしい音楽理論2」を復習してください)
次がまた全音先に進まないといけないので、Fではなくそのもう半音上、F#へ進みます。
そして最後が半音程なのでG、でオクターブ。という感じです。
つまり、Gメジャースケールの音階は、
G A B C D E F# G
となります。
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