草津温泉とみなかみエロ温泉/群馬探訪(後編)【ヤスデ丸の1万逃歩日記 #5】
なかなか運動する機会もないため、毎日1万歩は歩くように心がけている編集部員ヤスデ丸(27歳・独身女性)。健康増進というだけでなく、散歩は日々の現実逃避にうってつけ。その道中で見たもの聞いたものは、こんなもの──
▼前編はコチラ
当日、急遽開催中止が決まった群馬県太田市のねぷたまつり1日目。
当初より、万が一まつりが中止になった際に行く場所として「せっかくだし温泉に行こう」と提案してくれていた友人が広げるのは、コンビニで買ったという日帰り温泉のガイド本。
しかし普通の温泉行ってもつまらんし、ということでいくつかある混浴温泉から1箇所をチョイス。
この日記をつけるにあたって、果たして温泉の名前を出していいものか迷いましたが……まあ編集長に怒られるまでは出しちゃおうかなと思います。
水上ICほど近くにある「天狗の湯 きむら苑」は、緑生い茂る中にひっそりと佇む、自家源泉かけ流しの大型露天風呂が名物。
コロナ禍以前は1万数千円ほどの食事付き宿泊プランもあったようですが、現在は温泉の利用のみとのこと。入浴料は大人1,000円。タオルも販売しているので、手ぶらでもOKです。
テレビの音が漏れるフツー民家の居間からひょっこり顔を出すおじいちゃんがフロント係。入浴料とタオル代を払い、おじいちゃんから閉場時間などを説明されているとき、私は気づいたのです。
私たちを見るおじいちゃんのいぶかしげな表情、フロント横に貼られた「警察から入浴マナーについて指導あり」の注意書き──。
いやこれ、絶対ガッツリエロ目的の温泉じゃん!!😱😱
ハプバーや乱交パーティー、裏垢オフ会など、いくつかのエロスポットに取材に行った私は当然気づかないワケがありません。
何を隠そうこの温泉、実は知る人ぞ知る有名なアングラ混浴風呂だったのです(ガガーン!)。
この日の様子は別記事にて紹介しておりますので、お時間があれば是非ご覧くださいませ。
入浴を終え、帰路につこうかと思うものの、時刻は16時半。明日は休日。
桃狩りして、うどん食って、温泉でおっさんに裸見られただけで帰るのもなんだか寂しいような勿体ないような。
「ねえ、どうせなら草津行こうよ! 締めはキレイなお風呂で🤣」
またしても友人が思い切った提案をしてくれました。
普通の温泉を「キレイなお風呂」と言いたくなる理由は上に埋め込んだ該当記事でおわかりいただけるでしょうから割愛。
さて、みなかみエリアから草津までは車で1時間半、68km。
ここまでの走行距離を見てみると
東京~原田農園(沼田市)138km
~田丸屋(渋川市伊香保)32km
~きむら苑(利根郡みなかみ町)48km
合計286km、新宿から愛知県の豊橋までとちょうど同じくらい。今日全然歩いてないから1万歩行かないかも……。ヤバイよ~。草津でめっちゃ散歩しよ。
草津までの道中に見つけた水力発電(と教えてもらった)。
初めて見たもんで「あそこから炭鉱とかトロッコに乗せて下に運んでたんかな?」「でもトロッコ上に戻すのめっちゃ大変じゃね?」とか話してました。
詳しそうな友人に聞いたら「トロッコのレールじゃなくて、水力発電用の水圧管路だよ」と教えていただきました。
あぶねー。SNSに書いたりして恥をさらさずに済んで良かった(と言いつつここで大恥晒し)。
からの野生のモンキー。何やらお食事中。
鹿とかイノシシは見たことあるけど、なにげに野猿って見たことなかったな~。車にまったくビビってないあたり、まだ仲間を車で失った経験がないのか、めちゃくちゃ空腹だったのか。
前、近所でよく見たホームレスのおっちゃんが、道路の真ん中に座り込んでかりんとう饅頭食ってたの思い出した。
血気盛んな運ちゃんに「轢かれたいのかジジイ!」って言われてたけど、あれはどこかからワープされてきちゃっただけだと思う。いずれにせよ、お猿もおっちゃんも元気でな~🐒
・・・・・
そして草津到着。
日もそろそろ落ちる時刻、早くも家族連れや大学生らしき団体、カップルたちが浴衣姿で湯畑を散策していました。
車を~停めて~メシだメシ~♪(この女はほぼ食事のことしかこの日記に書いていない)
下車してビックリ。
めっっっちゃ寒いじゃん!!
さっきまでの8月らしい蒸し暑さが嘘みたいに冷えた空気。
この日、都内は最高温度33度、対して草津は23度ほど。夜はまさかの10度台……。
実は、キングオブ避暑地の軽井沢よりも夏の平均気温が低い草津。足湯に浸かったり、湯けむりをたっぷり浴びたりする旅客たちの額に一粒も汗が浮かないのも納得です。
年甲斐もなく背中丸出しの薄着のヤスデ丸にはありがた迷惑な話ですが、まあ散歩にはちょうどいいでしょう!
草津に明るい友人のススメでのれんをくぐるは「居酒屋 源氏」。運良くカウンター席が空いていて、友人の顔見知りらしき女将さんが快く通してくれました。
焼きなすもエリンギバターも、素材そのものを活かしたシンプルな味付けながら、気楽な居酒屋でポンと出てくるとは思えないクオリティ。
「ね、群馬は山の幸が抜群に美味しいんだよ」と神戸の都会生まれの友人。
中でも絶品だったのは「和牛の牛とろ丼」。
いつもながら、私は久しぶりに食肉したわけですが、う~~ん、コレは確かにウマすぎる。口に入れると舌の温度で脂身が溶け、赤身と米とディープフュージョン!
予定より食が進みすぎて、こちらの店では地酒を2本のみいただきました。
食事後に湯畑周りをぷらぷら。地酒屋や土産店には酒か湯か、顔を赤らめたお客たち。いいっすな~。とても私たちがさっきまでおっさんたちに裸を無料提供していたなんて、誰も思わないだろうなぁ。まったりまったり。
宿泊先の宿で大浴場に浸かり(びっくりするほどあっさりな描写。長湯が苦手なもんで……)、アップルワインを流し込んで床につく。
万歩計を確認すると【7,354歩】との表示。うーんさすがに車での移動距離が多すぎたか……。
しかし! 前日のコミケでは【13,540歩】歩いてるんで、足して割ったら1万歩。ってことで今回もいい旅になりました~😚
・・・・・
【おまけ】
九条ねぎちゃん(右)にお会いするのは3度目。事前にコミケのいろはを教えていただき大変助かりました。ラブ。
キャシーちゃん(左)は噂に聞いてた通りの爆美女すぎて硬直……ラブジョイちゃん(左から2番め)は、映画のトークショーで拝見したときと変わらず超明るくて名前通りラブとジョイにあふれてました♡
ちなみに同人誌は、西成、SM、キリスト看板に関するものを3冊買って帰りました。
それではまた次回~!