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032_デザイナーが自分のアイデアネタ帖を小出しに公開するnote_その11

字と図(じとず)です。雪国でふたりデザイン事務所をしています。

この話は、タイトル通り、自分用のアイデア集、ネタ帖、スクラップブックをみなさんに公開するノートです。

今回はパート11です。

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〈前回はこちら↓〉

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11_ファミレスのオペレーションシステム図

今朝方、揺れましたね。
私は、この記事をいつも朝起きてから書き始めるんですが、トイレ行く前にチュイ〜ンチュイ〜ンとポケットのスマホが音を出し始めて。うろたえました。

今回のお話は『ファミレスのオペレーションシステム図』にフォーカスしてみようと思います。

それこそ、今朝の震源地に近い、そして、コロナ感染者がまだゼロの岩手県に遊びに行った時のことです。(震源地はほぼ岩手と宮城の県境でしたね。ギリギリ宮城)

盛岡は冷麺が有名ですから、行くとどこかしらで、食べます。今回はガキンチョがたくさんいたので、ファミレス的な所に行ったんです。

そして、最後のお会計の時に、こちらが見えて。パシャリと。

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コレは!
まさに、モーションなダイヤグラムです。アナログの。

ダイヤグラムとは、情報を見やすく整理して図化したものです。皆さんが何気なく普段使いしているものとしては、バスや電車の時刻表。空港の飛行機が出入国する時の掲示板。テレビ欄とかもそうですね。全部、文字だけで表現しようとすると、悲惨なことになります。

そして、コレの写真も。
感動したのは、レジ横ですから、フロアのスタッフしか見ない、独自の生態系ダイヤグラムだと言う事。

フロア内の地図を俯瞰して見えるようになっている。

この写真の状況だと、おそらく、

・黒丸が座席数ですね
・青い磁石が実際にお客さんがいる所。つまり、10番と13番が空いている席。
今から入ってくるお客さんは、『何名様ですか?こちらにどうぞ〜』とか言われて、6名くらいだと10番席に通されるわけですね。

・青い磁石がひっくり返っているところは、まだ注文をしていないか、注文したものが出ていないか。でしょうか。

色のついたテーブルの仕分けは、
・黄...イス席
・赤...掘りごたつ
・青...座椅子
とあります。

・奥の白い磁石には『タクシー』とか『代行』とか書いてあります。

代行は、首都圏には絶滅危惧種で、2人チームで来てくれて、内1人が自分の車を運転してくれるサービス。つまりアルコールを飲んだ自分の代わりに車を運転して(自分は助手席にのり)運んでくれる。

・黄色の磁石は『予約』でしょうか?

・この図には、ラミネートがしてあって、マジックでメモ書きもできる仕様。

・写真、上部中央には白い小鉢があって、予備の磁石がベンチ入り。
・左手の黒い物体は、レジ用のモニターですね。
・左手には、『お会計』後にあげるアメちゃんが。

アナログの勝利

きっと、この場合は、アナログのダイヤグラムの方が圧倒的に素早く使えそうです。

同じところに、タッチパネルの端末があっても、時間がかかりそうです。

事件は現場で起こってますから。

きっと、予想ですけども、若い学生さん風のアルバイトの人も多く見られたので、熟練のバイトさんが、チャチャっと、作ってきたんじゃないかなと思うんですよね。

こう言うのは、上の方から降りてこない気がする...
現場で日々の動きから、出てきそうな産物だなぁと思ったのでした。素敵なデザインです。ボーナスあげて欲しい。ほんとに。

いいデザインは、日常に潜んでいます。

うちの猫のオヤツが豪華になります