人を知り、自分を知れば自宅サロンの開業差別化危うからず
今日もお疲れ様です(^^♪
前回の記事で毎日過ごしている自分のおうちが立派なサロンに変わる想像が沸いてきたでしょうか?
ここにベッドを置いて…お客様にここから入ってもらって…
夢が広がりますね!
さて、今日はタイトル通り人をまず知ってもらいたいんですが、「人」とは、「あなたの町に住んでいる人」のことです。
彼らを知るために出かけましょう!
お客様と自宅サロンの距離を測る
つまりは商圏調査です。
商圏というのは、簡単に言うと開業後、来店が見込める地理的な範囲のことです。
本来、お店を出店する前に、調査員がその地域のニーズにお店がマッチしているかどうか、十分な来店客数が見込めてお店を回していけるか、などを調査するものですが、自宅サロンの場合は、既にある家を動かすことが出来ないので積極的に自ら出向いて市内の人たちのニーズを見つけ、お店の方向性や戦略を立てていきましょう。
まず知るべきポイントは大きく分けて3つです。
1.居住者を知る
2.人の流れを知る
3.競合店を知る
この3つを知ることで、自宅サロンの方向性や集客するべきターゲット層が決まってきます。
ちなみに私は開業当初、この辺って車通り多いよね、スーパーもあるしね。程度の認識だけでした。(調べてもない笑)
おかげでターゲットが定まらず、闇雲に「誰でもいいからお客様来てぇ~」というチラシを闇雲にご近所にばら撒いてました。
それでお客様は来るものの固定客になかなか繋げることができず、経営は行き詰っておりました。
これでは駄目だ…
「OPEN」効果がある期間は限られてるのに、なんでお客様は続けて来てくれないの?他のお店は来ているのに。。。
それから自分が住む町がどういう町なのかよく調べ直して、自分のサロンに合うターゲットを絞ることができました。
分譲地が売り出されてるってことはこれから家族世帯が増える?!
河川敷が近いから犬の散歩や運動している人が多いなぁ!
など探してみれば気づくことが沢山でびっくりすることも多々。
自分と来てくれるお客様の距離がこんなにも遠かったのだなと確認させられました。
それからは自分がお客様に提供したいものとお客様が受けたいサービスが合致して気持ちよく営業が出来ています(^^♪
住んでるんだからそんなこと調べる必要ないでしょ?と思うかもしれませんが、分かりきったことでも再確認しておくと、意外な盲点も見つかるかもしれませんし、自分の知らない情報があるかもしれません。
私みたいにね!
さ!一つ一つメモしながら調べていきましょう!
●居住者を知る
「とりあえず近くにあるから行ってみよう」、こう思う人は沢山います。
あなたも心当たりありませんか?
自宅サロンの一番の見込み客は自宅半径約2㎞以内にお住まいの人たちです。
その人達にどれほどリピーターになってもらえるかがカギになってきます。
近いからという理由だけでヘビーユーザーに進化して頂けるお客様もいらっしゃいますから、ざっくりでいいので自宅がある市区町村の人口データを調べて商圏人口を見てみましょう。
(本当は円商圏といって、地図を出して自宅を中心とした半径2㎞ほどの円で囲った範囲を調べるのがいいのですが、難しく考えてほしくないので、今回は自宅のある市区町村で考えて下さい。きちんと把握したい人はやってみて!)
ネットで「●●町 人口」と入力すれば大体出てきますので、できれば自治体のホームページなどで細かく公開されている最新データをチェックしてください。
これでざっくりとですが商圏内の人口を把握することができます。
データから見込み客の分析をする
男女比率、年齢層、世帯数などのデータから、お年寄りの女性が多い地域だなー、とか子育て世代が多い地域だなーといったことが分かってきますね。
これの何が大事かっていうと、例えば100世帯ある町のうち40%がお年寄り世帯で40%が働く独身世帯で、20%が子育て世帯、だったとしましょう。
そんな中で子育て世代に向けたメニューを売りにしたサロンを開いたらどうでしょうか?
その町の子育て世帯20%の中の何%が来店してくれるでしょうか。
ターゲットの絶対数がそもそも少ないと集客が難しくなることが分かりますね。
極端な例ですが、商圏人口を調べずに自分の好きなもの、流行りのものをメニューにしたり方向性を決めてしまうと、その地域のニーズに合っていない場合があるのでしっかり確認しましょう。
また30~40代の女性が40%の地域ならばどうでしょうか?
女性の厄年は30代に2回来ると言われています。
もちろん、厄といえば体調不良だけではなくて事故や不運など様々ですが、女性が自分の人生や体に今一度目を向ける時期です。
20代までにはなかった体の疲れやすさや、そのころに現れる女性特有のホルモン変動のサポートを売りにしたお店を出してみると、気にかけてくれるお客様が増えるかもしれませんね。
「町の30~40代女性の〇割以上を顧客に迎えたい!」などとデータから見込み客の具体的な数字目標をたてることもできます。
絶対数が少なくても、うちは県外からも来てもらえるような希少性のあるお店にする!という自宅サロンもなしではないです。
ただ全国の需要のある人たちに広く周知する必要があるので、広告や宣伝に力を入れる必要があります。
だから、集客の難易度は少し上がるので、客単価を大幅に上げるなどの必要がでてくるかもしれません。
自分なりの勝算がある計画を立てて是非挑戦してみてください!
商圏調査で有利な自宅サロンの特権
自宅サロンを出す人の特権だと思うんですが、そこに住んでいることで、その土地ならではの雰囲気を知っているのは強みですよ!
データでは分からない土地特有の習慣から生まれるニーズというものが存在するからです。
例えばその町の特産の植物農園があったとして、春と秋だけ沢山のパートさんが穂摘みのために働いて腰や手を痛める30~60代の人が増えるとすれば、その時期は上半身コースの需要が増える。といった感じのことです。
居住者の生活情報を得ることで、営業の仕方も考えさせられますね!
因みにうちのサロンは、近くの学校が卒業式、入学式、参観、などの情報をゲットできたら、親子が通る道に置いてあるチラシを倍増して置いておけば、あっという間になくなって、当日や次の日には予約の電話がよくかかってきます。
普段から町内のことにはよく耳をそばだてて、情報をかき集めておきましょう。
情報はありすぎて困ることはありません。
●人の流れを知る
実は人には川のような流れがあります。
分かりやすいのは道路ですね。
大きな道から小さな道へ細かく分かれている様はまさに川のようです。
しかしこの流れ、時間帯によっては逆流したり、要所にお店が一件たつだけで今まであった大きな流れが干上がってしまったりもします。
自宅前、または自宅に一番近い大通りは、どの時間帯に人の流れがあるでしょうか?
人、自転車、車はどこに向かっていますか?
散歩をしている人が多いですか?
何時に出勤退勤している人が多いですか?
こういったことに注意しながら人の流れを見ていると、そのうち何%の人を自宅サロンに呼びこむことが出来るか想像しやすくなります。
流れている人たちが西から来て東に向かっているようでしたら、西から見えやすい場所に興味を引く広告をだせますね。
また渋滞を起こしやすい場所なら、ゆっくり読んでもらえる少し長めの文章が入った広告が出せます。
人は目的があって動くものなので、家の前を通り過ぎる人たちが仕事から疲れて帰ってきているのか、ダイエットのために歩いているのか、大型商業施設に買い物に向かっているのか、想像を馳せてみると人の流れからターゲットをどうやって自分のサロンに向かわせられるか、広告の出し方や自宅の目立たせ方など策を練りやすくなります。
ここから先は
¥ 2,980
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?