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近藤譲 室内楽作品による個展 出演者プロフィール


©Jun'ichi Ishizuka

石川征太郎 Seitaro ISHIKAWA(指揮)

東京藝術大学音楽学部指揮科、ロベルト・シューマン音楽大学デュッセルドルフ指揮科卒業および同大学院修了。藝大卒業時にアカンサス音楽賞受賞。2011、2012年度ロームミュージックファンデーション奨学生。2015年国際リヒャルト・ワーグナー協会奨学生。2016年第1回フェリックス・メンデルスゾーン国際指揮者コンクール第2位受賞。レパートリーはバロックから現代音楽まで幅広く、国内外で新作初演も積極的に行なっている。2016年サントリー芸術財団サマーフェスティバル国際作曲家委嘱シリーズ<カイヤ・サーリアホ>に出演。2018年にはハンブルク州立歌劇場にてペーター・ルジツカのオペラ「ベンヤミン」の副指揮を務め、世界初演の成功に貢献するなど国内外で幅広く活躍している。

©︎T.Tairadate

内山貴博 Takahiro UCHIYAMA (フルート)

東京藝術大学附属音楽高等学校卒業後、東京藝術大学入学。のちに渡仏。
パリ地方音楽院、パリエコールノルマルを経て、パリ国立高等音楽院第二課程(修士課程)を修了。同音楽院修士課程では、ホリガーのフルート作品について研究し、卒業試験でも取り上げTres bienの成績で修了した。国内の現代音楽の公演に度々出演し、積極的にコンテンポラリー作品を取り組んでいる。小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトXVIIカルメン、ルツェルン国際夏季アカデミー修了。電子ミクスト音楽作品を中心に取り上げる“spac-e”のメンバー。ムラマツフルートレッスンセンター講師。

荒木奏美 Kanami ARAKI(オーボエ)

在学中の2015年(21歳)より東京交響楽団の首席奏者(〜2023年3月)。第11回国際オーボエコンクール・軽井沢ではアジア勢で初となる第1位、併せて聴衆賞を受賞。第27回出光音楽賞。H・ホリガーに認められトリオでツアー公演を行う。ソリストとして東響、都響などと協演。デビューリサイタルを東京・春・音楽祭で行い、各地でソロコンサートや音楽祭への参加、新作の初演含む現代音楽、劇伴レコーディングなど幅広く音楽に取り組んでいる。新進気鋭の音楽集団「Ensemble FOVE」、反田恭平率いる「Japan National Orchestra」メンバー。東京藝大を首席卒業後、同院修士課程修了。

@Kosuke Atsumi

田中香織 Kaori TANAKA (クラリネット)

国立音楽大学、バーゼル市立音楽院音楽大学を卒業。第78回日本音楽コンクール第1位、第2回ジャック・ランスロ国際クラリネットコンクール第2位、第3回トリノ国際クラリネットコンクール第2位、第3回カール・ニールセン国際コンクール、特別審査員賞受賞。ソリストとしてバーゼル交響楽団、バーゼル室内管弦楽団、オーデンセ交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー、九州交響楽団等と共演。カメラータ・ベルンのメンバーとしてレコーディング、ラジオ収録、スイスを中心としたヨーロッパ各地でのコンサートに出演。スウェーデン室内管弦楽団契約首席奏者(2013/2014)。元バーゼル音楽院音楽大学講師。10年に渡るヨーロッパでの活動を経て2014年秋より拠点を日本へ移し、現在ソロ・室内楽・現代音楽の分野で活動中。国立音楽大学講師。

濱地宗 Kaname HAMAJI(ホルン)

東京芸術大学にて安宅賞、アカンサス音楽賞を受賞し首席で卒業。同大学院修了。第 86 回日本音楽コンクール優勝、同時に岩谷賞、瀬木賞受賞。第 10 回 JEJU International Brass Competition にて日本人ホルン奏者初となる国際コンクール優勝者 となる。 ほかにもLeoš Janáček International Competition Brno、東京音楽コンクール、日本管打楽器コンクールなど、様々な舞台で受賞歴がある。神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を経て、現在、群馬交響楽団首席ホルン奏者。 Japan Horn Sound 、なにわ《オーケストラル》ウィンズ、The Sixth Sense メンバ ー。

悪原至 Itaru AKUHARA (打楽器)

国立音楽大学卒業時に矢田部賞を受賞し、同大学院修士課程修了時には最優秀賞を受賞。ヤニス・クセナキスに関する研究により、同大学大学院より博士号(音楽)を取得。定期的にソロリサイタルを開催し、2021年に東京オペラシティ文化財団主催のリサイタルシリーズ「B→C」、2022年にNHK-FM「リサイタル・パッシオ」に出演。これまでに2つのCDをリリースし、「悪原至×打楽器Ⅱ」はレコード芸術の特選盤に選ばれた。第23回日本クラシック音楽コンクール第一位、第16回KOBE国際音楽コンクール最優秀賞を含め、国内4つのコンクールで第1位を受賞。岐阜聖徳学園大学教育学部専任講師。洗足学園音楽大学、国立音楽大学附属中学・高等学校非常勤講師。

©Masaco Kondo

井上郷子 Satoko INOUE (ピアノ)

「ムジカ・プラクティカ・アンサンブル」のメンバーを経て1991年よりソロ活動。“Satoko Plays Japan”をはじめとする多くのリサイタルを行ない、特に、近藤譲ピアノ作品・全曲演奏やモートン・フェルドマン作品の演奏等で高い評価を得る。Contempuls(チェコ)、ブエノスアイレス現代音楽週間(アルゼンチン)などの国際現代音楽祭から度々招かれ、各地でソロリサイタルを行なうとともに、リール大学、カリフォルニア芸術大学などのマスタークラスで講師を務める。2018年~22年、ピアノ拡張奏法に関するプロジ
ェクト「未来に受け継ぐピアノ音楽の実験」に携わる。ソロCDアルバムはこれまでに11タイトルが出版、HatHut Records(スイス)では、近藤譲の2020年までのすべてのピアノ作品を3枚のCDにレコーディングしている。第10回佐治敬三賞受賞。2023年3月まで国立音楽大学教授。https://www.n-b-music.com/


永野光太郎 Kotaro NAGANO (ピアノ)

第2回オーストラリア国際ショパンピアノコンクールにおいて第1位、併せて聴衆賞を受賞。台北ショパン国際ピアノコンクールにおいて第1位、併せて台湾作品最優秀演奏特別賞を受賞。これまでに、仙台フィルハーモニー管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、高雄市交響楽団、ポズナン交響楽団、ウォムジャ室内管弦楽団と共演。
 木下牧子氏のピアノ・コンチェルトをオーケストラ・プロジェクト2012(東京オペラシティ)で初演。また、CD「木下牧子室内楽作品集 もうひとつの世界」のピアノを担当し、レコード芸術の特選盤となる。2017年発売の「木下牧子ピアノ作品集 "夢の回路"」は「CDジャーナル」と「音楽現代」で推薦盤に、レコード芸術(現代曲部門)で準特選盤に選ばれた。


松原みなみ Minami MATSUBARA (ソプラノ)

東京藝術大学音楽学部声楽科を経て、同大学大学院音楽研究科修士課程(独唱)、博士後期課程(独唱)修了。博士号(音楽)を取得。同声会賞、アカンサス賞、宗次德二賞、三菱地所賞受賞。ウィーン国立音楽大学オペラ科を審査員満場一致の首席(最優秀)で修了。明治安田クオリティオブライフ文化財団海外音楽研修生。第22回友愛ドイツ歌曲コンクール奨励賞受賞(学生の部最高位)。第24回友愛ドイツ歌曲コンクール一般の部第二位ならびに、日本歌曲賞受賞。Jan Kiepura国際声楽コンクールR.シュトラウス賞受賞。Ljuba Welitsch国際声楽コンクール特別賞受賞。第26回コンセル・マロニエ21第三位。第91回日本音楽コンクール声楽部門(歌曲)第一位、ならびに木下賞、畑中賞、E.ナカミチ賞受賞。

尾池亜美 Ami OIKE (ヴァイオリン)

東京藝術大学附属高校を経て、同大学を安宅賞、同声会賞、アカンサス賞を受賞し卒業。明治安田QOL文化財団、RMF奨学生として渡欧。ローザンヌ高等音楽院修士課程修了。英国王立北音楽院、グラーツ芸術大学にて研鑽を積む。日本音楽コンクール、RNCMマンチェスター国際ヴァイオリンコンクール優勝、カール・フレッシュ国際コンクール第二位ほか受賞多数。欧州、アジア各国でリサイタルを開催、国内外のオーケストラやアンサンブルと共演。Ensemble FOVE、紀尾井ホール室内管弦楽団、アミティ・カルテット、Zephyrusピアノ五重奏団メンバー。東京藝術大学講師。www.amioike.art

山本佳輝 Yoshiki YAMAMOTO (ヴァイオリン)

東京芸術大学を経て、同大学院修士課程を修了。大学内にて福島賞、アカンサス音楽賞受賞。第89回読売新人演奏会に出演。また在学中より国内オーケストラに首席・次席奏者として客演。ソリストとして新日本フィル、藝大フィルと共演。第86回日本音楽コンクール作曲部門にてコンクール委員会特別賞受賞。第28回芥川作曲賞選考会にソリストとして出演。また、古楽器奏者としてもバッハ・コレギウム・ジャパンなどの公演に出演。これまでにヴァイオリンを原田幸一郎、石井志都子、漆原朝子、篠崎史紀の各氏、バロックヴァイオリンを戸田薫氏に師事。現在、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団首席奏者。


多井千洋 Chihiro TAI(ヴィオラ)

大阪市出身、愛知県芸、東京藝大院、京都市交響楽団を経て、現在は東京交響楽団ヴィオラフォアシュピューラとして在籍。ACL青年作曲賞にて演奏作品が優勝の他、国内コンクール複数入賞。バロックから新作初演までをレパートリーとし、庭園想楽、弦楽五重奏PASSION5、石田組、その他レコーディング等参加企画は多岐に渡る。

三国レイチェル由依 Rachel Yui MIKUNI (ヴィオラ)

東京藝術大学院音楽研究科修士課程修了。第23回コンセール・マロニエ21入選。紀尾井ホール室内管弦楽団2021年度シーズン・メンバー。小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトⅩⅥ.ⅩⅦ、セイジ・オザワ松本フェスティバル2018.19、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀2018.19.22、武生国際音楽祭に参加。現在NHK交響楽団団員。


© Mina Kitano (HTJ)

上村文乃 Ayano KAMIMURA (チェロ)

幼少期より国内外のコンクールに数多く入賞。モダンチェロの演奏にとどまらず、ピリオド楽器を用いた歴史的演奏法にも取り組み、双方において第一線で活躍の場を広げる稀有なチェリストである。桐朋学園大学ソリストディプロマコース、ドイツ、ハンブルク音楽演劇大学、スイス、バーゼル音楽院、スコラカントゥルムバーゼル(古楽科)にて学ぶ。これまでに熊澤雅樹、毛利伯郎、堤剛、アルト・ノラス、イヴァン・モニゲッティ、クリストフ・コワンの各氏に師事。近年では能楽師の青木涼子氏の個展に出演し、能とチェロの現代曲世界初演を行い好評を博す。またアンサンブル・アンテルコンタンポラン、クラングフォルム・ウイーンに客演。21年度ホテルオークラ音楽賞受賞。22年インディアナポリスバロック国際コンクール優勝。

細井唯 Yui HOSOI (チェロ)

東京音楽大学弦楽科首席卒業。在学中に給費奨学金を得る。卒業演奏会、読売新人演奏会に出演。第54回鎌倉学生音楽コンクールチェロ部門第1位及び野村光一賞受賞。2016年宗次ホール弦楽四重奏コンクール聴衆賞受賞。プロジェクトQ、JTが育てるアンサンブルシリーズ、北九州国際音楽祭、武生国際音楽祭、などに出演。アレクサンダー・ヒュルスホフ、ウェン=シン・ヤン、ダヴィド・ゲリンガス、グスタフ・リヴィニウス、フランソワ・サルク各氏のマスタークラスを受講。これまでにチェロを久保田顕、佐藤明、久武麻子、苅田雅治、ドミトリー・フェイギン、中木健二の各氏に師事。インドネシア国立芸術院(ISI)パダン・パンジャン校、客員教授。


布施砂丘彦 Sakuhiko FUSE (コントラバス)

東京芸術大学卒業。演奏、批評、企画の3つの領域で活動する。演奏家としてはプロオーケストラへの首席客演、実験音楽の演奏やパフォーマンスなどを行うほか、ピリオド楽器の演奏もしており、これまでにアントネッロやバッハ・コレギウム・ジャパンなどの公演に出演。多様なサイズ、調弦のヴィオローネを演奏する。批評家としては時評「音楽の態度」で第7回柴田南雄音楽評論賞奨励賞を受賞してデビュー。音楽雑誌『レコード芸術』や朝日新聞などに寄稿している。自らの活動の中心としての公演制作では、これまでに「いつ明けるともしれない夜また夜を」「「終わりなき終わり」を「変容」する」など。ミヒャエル・ハイドン・プロジェクト主宰、箱根おんがくの森アートディレクター。

長坂美玖 Miku NAGASAKA (コントラバス)

愛知県立明和高等学校音楽科を経て東京藝術大学卒業。現在同大学修士課程二年在学中。第 4 回泉の森コントラバスコンクール第 1 位。第11回秋吉台音楽コンクール弦楽器部門 奨励賞。第1回P-NEXTコントラバスコンクール グランプリ 豊田市長賞。2021、2022 年度宗次エンジェル基金/公益社団法人日本演奏連盟新進演 奏家国内奨学金制度(給付型)奨学生。


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