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なぜ「次世代心理療法研究会」を立ち上げたのか

今日は、私が10月末に立ち上げた「次世代心理療法研究会」について、お話しようと思います。

きっかけは、遡ること2年前に世田谷心理療法研究会を立ち上げまして、そこでアドラー心理学やヨーガの専門家を外部からお招きして講座を開催し続けてきました。研究会という名のごとく、心理療法に関することであれば、扱う内容に制限を設けないことが特徴です。

参加要件に制限はありません。誰でも参加できる開かれた場所です。参加者の肩書きは、大学教授、主婦、会社員、自営業、セラピスト、フリーター、学生など様々です。

横のつながりを大切にして、お互いを勇気付けしあって楽しみながら成長できる場として機能してきて、それはまるで波紋が広がるような感じで伝わっていきました。

そしてこの度、この世田谷心理療法研究会を、10月末にふと思い立って次世代心理療法研究会として改名したのです。始めの漢字3文字を変えただけですが、醸し出す雰囲気がずいぶんと変わる感じを受けますね、少なくとも私は。

では、なぜ改名という変化を起こしたのか。

一番の理由は、大きな時代の変化に乗った動きをしたかったからです。前回の投稿で書きましたが、これまで長年当たり前のように続いた価値観がここ数年で大変動していってることを実体験でありありと痛感してきたので、仮にこれまでの動きを継続的にしていくのは時代に乗り遅れていき、さらには時代に取り残されていくのが少し先の未来に見えたから。

未来が見える?そんなのおかしい。そう思われる方がいるかもしれませんのでもう少し説明しますと、これらは一言でいうと感覚なんです。動物的直感というか、前兆のようなものがあるといいましょうか。そう、私個人としては、前兆を大切にします。前兆の具体的なつかみ方は、パウロ・コエーリョの小説であるアルケミストから学びました。直感と5感を通して感じ取り、その後に人との関係性の中でさらに理解していったのです。手のひらに出して「はい、これです」とお見せできなくて残念ですが。

そのようにして、2つの選択肢が私の目の前に現れたのです。1つ目は現状維持、2つ目は時代の流れに乗ること。

さあ、どっちを選ぼうか。常に選択権は自分にあります。

現状維持をすることは、おそらく数年は今まで通りをキープできるけれど、今後どうなるかわからないと思われる選択肢。時代の流れに乗ることは、変化を起こすことであり、現状維持を望む人からは様々な意見が出ると思われるけど、可能性を秘めていて冒険になると思われる選択肢。

さあどうする?

選んだのは後者でした。だったら時代の流れに乗ればいい。それはまるでサーフィンをするように。

新時代で重要視されることは、これまでの物質的な対象ではなく、目に見えない微細な対象だと思います。例えば、優しさ、思いやり、正直、愛、自由、透明性、調和、横の繋がり、対等、シェア、過去の栄光よりも現在のあり方の重要性。そしてそれらは高いエネルギーで繋がりあっている。

逆に低いエネルギーとは、声の大きな人の意見が通ったり、正義主義、お金第一主義、競争、上下関係、不透明性、支配的関係、縦社会、地位や名誉、宗教、現在よりも過去の栄光を重んじる傾向であり、これらはこれまで長年続いた時代の特徴ですね。

ようするに、人類が進化したことでエネルギーの波動が高まり、これまでないがしろにされていた微細な対象を感じ取れるようになってきたんだと思います。これが時代の変化。人類の進化ですね。

ですので、私としてはこの研究会を時代の流れに乗ってさらに発展させていくために、「次世代」とか「新時代」という単語を入れて、エネルギーを扱っていくことをしたかったのです。

そして、これまでのアドラー心理学による対人援助技術とヨーガによるBody & Mindへのアプローチを取り入れて3軸にすることで、これは大変バランスが整うのではないかと考えました。1つの軸よりも3軸あったほうが多角的な視点を養えるし、それらはすべて繋がりあっていますので。1つの軸だけだと、時に偏りが過ぎてしまうことがある。ですので、より俯瞰的に眺めるには複数の選択肢があったほうがバランスがとれると考えます。だってそもそもこれらすべてはツールであり、本来の目標は調和ですから。それが手段と目標の使い分けですね。ここがごちゃごちゃになると、「1つを貫かねば」という偏った思考に陥ってしまう。それを人に押しつけてきたり、己をがんじがらめにしてしまう人がいかに多いか。人の夢を否定するドリームキラーはまさにその典型といえますね。

ですので、私としてはもっと柔軟な思いを持って成長したいと願う人を応援したいです。それでたとえ成功せず失敗したとしても、「成長」は必ずできますので。成長するためには、挑戦がいつの世でも必要なのです。そして、挑戦者はいつの世でも叩かれる傾向が強いので、この研究会ではおおいに勇気づけしていきたいです。これも調和。

そのようなわけで、この3軸。そして、今後さらに面白そうなものがあれば増えるかもしれない。それに、ここがまた重要なのですが、これらの軸を追求するって、純粋に面白そう。ワクワクするんです。

このような経緯から、「次世代心理療法研究会」を立ち上げるに至りました。






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