[モバイル&サウンド77]〜レッサーパンダの脱走と音割れの関係!?
今回の[モバイル&サウンド]は、前回の「音を録る時のレベル調整」で触れた「コンプレッサー」と「リミッター」について。
これらのエフェクターについて、説明もせずに「使え!」みたいな書き方!?になっていたかと思うので(笑)、その辺りについて触れてみようと。。。
ただサウンド・クリエイター的に説明するよりも、例えも交えて話をする方が理解も進むかと思い、表題のようなことと絡めて。。。
レッサーパンダが柵を乗り越えて脱走!
以前、「動物園のレッサーパンダが脱走して騒ぎになった」みたいな話をテレビか何かで見た。
柵を乗り越えて、外に出ていったとか。。。
レッサーパンダに限らず、飼い犬やペットでも時々ある話で、柵はあるけど上は何もないという。。。
柵だけのイラストになるけど、こんな感じ!?
これを防ぐには。。。弾力性のある網でも張ると。。。
多少、網に触れてビヨーンってなっても、外に出ることは多分ないだろうと。。。
完全にあるポイントでガードするなら、上を塞ぐしかない。。。
コンプレッサー&リミッター
さて。。。さっきのレッサーパンダの話も頭に浮かべつつ。。。
アバウトに録音のセッティングをして。。。ギタレレで、最初にコード・ストローク、次に単音フレーズを弾いたものをGarageandで録音して、その波形を見てみると。。。
その触れは。。。ストローク部分と単音フレーズだと、かなり差があるし、どちらも細かく見るとレベルが一定ってわけでもない。
コンプレッサーやリミッターの解説だと、下のような図がよく出てるけど。。。
コード・ストローク&単音フレーズで。。。
もちろん、録音のためのレベル調整はするけど。。。
①
何もエフェクト処理してないと、段々ノってきて「ジャーン!」ってエクストラ・パワーで弾いてしまうってのもあるわけで。。。ところが、アタマを押さえてないので、そうなると音割れゾーンに突入してしまうことに。。。
②
それはマズいってことで、ある音量レベルからは圧縮(コンプレッション)をかけると音量の上がり方は緩やかになって、アタマにも余裕が出来る。でも。。。圧縮の度合いによっては音量レベルでレッドゾーンに近づいていく。。。
③
「確実にこのレベルで音量レベルのアタマを抑えたい」って場合は、「リミット」をかけてガッツリそのレベルをキープする。
大まかに言えば、最初のレッサーパンダの話のイラストと同じことかと。。。
今回のnoteのために録音をしてみたんだけど。。。
録音設定は。。。「コード・ストローク」の音量のアタマをコンプレッサーである程度余裕を持って抑えるって感じでやってみたけど、これだと。。。
「単音フレーズが小さすぎて、ノイズも乗ってきてしまう。。。ってなってしまったので、ボツだな。。。」
。。。というようなテイクだったので、音サンプルは無し。。。
コンプかリミッターか!?ってのは。。。録り直しが出来るレコーディングなら、コンプで色々と設定を試して、トライ&エラーを繰り返すってのもありなんだけど、ライブのような一発勝負だと。。。リミットかけておく方がいいか。。。とかシチュエーションによって考え方も変わってくる。。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?