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[モバイル&サウンド70]〜プログレ系に人気!?のKORGの国内製の鍵盤

今回の[モバイル&サウンド]は。。。KORGのピアノタッチ鍵盤"RH3"を通して見た「鍵盤」の話。

この鍵盤はプログレ系人気キーボード・プレーヤーのリック・ウエイクマン(イエス)やジョーダン・ルーディス(ドリーム・シアター)も2010年代に使ってた価格30万円オーバーのKRONOSの88鍵モデルにも搭載されているもの。



KORGのピアノタッチ鍵盤”RH3”

KRONOSの88鍵モデルは自分の所有シンセサイザーではないけど。。。お金持ち!?の弟が持ってるので、実際に弾いたりすることは出来るシンセ。

上のリンクのモデルはバージョンアップした"KRONOS 2"って言われてるヤツだけど、触れるのはその前のモデルの"KRONOS X"。

これらのKRONOSの88鍵モデルには、”RH3"という鍵盤が搭載されている。

この"RH3"はー

「ハンマーを4段階の重さに分け、低音部ではより重く、高音部ではより軽い感触が得られる優れた性能を持つリアル・ウェイテッド・ハンマー・アクション(RH3)」

KORGのサイトより

と説明されている「国内組み立て」の鍵盤。

KORGのシンセやピアノの上位モデルに搭載されていて、デジタル・ピアノの LP-380等にも採用されている。

LP-380の動画には、生産過程や構造も映されている。動画にもあるように、この工場は何故か!?京都の田舎にある。


LP-380のページにも、詳しく載っている。



ナチュラルなタッチ・フィール

自分の鍵盤としてはローランドのA-88を持ってるけど。。。

この鍵盤。。。スゴく重い。。。で、鍵盤を強めに弾かないとイメージする音量にならないって感じ。。。

で、ピアノ音源を右手と左手を均等な力加減で弾く感じだと、低音がデカい感じがする。一方で、バンド・サウンドの中だと、逆にそういうバランスの方が低音が埋もれないってこともあったりするので、音源と鍵盤の関係は理想系は一つってわけでもない。。。

KRONOSだと。。。ピアノ音源は。。。「低音部ではより重く、高音部ではより軽い感触」ってRH3鍵盤では、もっと自然な音量バランスになる。「低音部では重く」といっても、ローランドのA-88のような「重い!」って感じじゃなく、しっくりくる重さ。


鍵盤vsスイッチ!?

ピアノ鍵盤を久しぶりに触って、改めて感じたのは、最近もっぱらデータ入力に使ってたKORGのmicroKEY Airの25鍵は「鍵盤ていうよりスイッチ」だなと。。。

それはそれで。。。デジタルなテイストが欲しい場合はマッチしたりもする。

でも、ピアノ音源等で情感豊かなフィールが欲しい時は。。。やっぱりRH3のような鍵盤は欲しい。

音の強弱フィールもそうだし、[モバイル&サウンド 32]で触れた低音から高音までのレンジをカバーする鍵盤って意味でも。。。


KORGのスピーカー無しのデジタル・ピアノで"D1"ってのがあるけど、4万円台後半の価格ながらも"RH3"鍵盤を積んでる。

この価格で"RH3"鍵盤が手に入るなら、お買い得!?

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