モバイル&サウンド16〜GarageBandで音のポジションのコントロール
GarageBandの音ポジション・コントロール(パン)
”モバイル&サウンド13 〜 15”と”サンプル音源”で取り上げた「音のポジション(定位)」。
各楽器には定番の音ポジがあるって話だったけど、じゃあ。。。それはどうやってコントロールするのかってのが今回の話。
iPadのGarageBandを例に解説すると、トラックが並んでる中で例としてピアノをコントロールするには、ピアノのトラックをタップして(データ部分が明るくなっている)ー
次に、左上のミキサーのフェーダーのようなイラストをタップすると。。。下の画面が現れる。その中に「トラックパン」という項目があるので、これを左右に動かして音のポジションを決める。
どれぐらい振るのか。。。?!
「パンをどれぐらい振るか?!」っていうのは色々と試してみればいいんだけど、ターゲットなしに触っていてもわからないことも多い。
なので、”モバイル&サウンド13 〜 15”の例のような「定番」的なパンを頭に入れつつ、とにかく色々な曲を聴いて音の位置を探るに限る。
サンプル音源の場合、ピアノは右に「緩め」に振って、最後のパートのギターの2トラックRECは、それよりも広く左右に振ってる。
GarageBandはエフェクトがセットになっている
エフェクトに関しては別で詳しく取り上げていくけど、このサンプル音源について軽く触れておくとー
最初の方のピアノやギターの「ドレミファソラシドッ!」ってやってるフレーズの最後。。。「ドッ!」って音を伸ばさないで止めているので、「リバーブの掛かった余韻」が残って左右に広がっているのが分かる。
これはピアノやギターのトラックを作った時、プリセットで挿入される。フェーダーのイラストをタップすると現れる画面の一番下の部分。
リバーブやディレイっていうのは、20−30%ぐらいかけるのが基本的な量。その響きっていうのは、こういう感じで音を抜いたり整理しないと耳に届かないことも多い。後半の歪んだギターを左右でベタ弾きすると。。。そういう響きは耳には届かないけど、隠し味的にブレンドはされてる。
こういうエフェクターのセットを最初から用意してくれてるのが、GarageBandの初心者に優しく&優れているところ。
ドラマ等の昔の回想シーンとかで、セリフの原音よりも残響音の方がデカいオーバーなエフェクトを掛けたりもするので、それはソレで別の定番ではあるけど。。。ノーマルな曲で「オケ全体の残響音がデカい」っていうのは。。。どこかの温泉大浴場的なモノになってしまって、楽器音がスポイルされて曲のクオリティを落としてしまう。。。
-- UPDATE 2023/05/08 --
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