DTM入門iPhone+編(12)-3つのギターアンプをピックアップ
GarageBandのギターアンプは、「iPhoneでも一通りのメーカーが揃ってる」とマガジンの(7)で紹介しましたが、ギタリスト以外の人には何のことだかわからないっていうのが正直なところかも。。。
そこで、今回は以下の3つのアンプに絞って、簡単な歴史的視点も加えて触れてみます。
・フェンダー/ツインリバーブ
・マーシャル/1959
・メサ・ブギー/デュアル・レクチファイヤー
・フェンダー/ツインリバーブ
フェンダーは1940年代終わりに設立されて、1950ー60年代のロックンロール、ブルース、サーフ・ミュージック系のミュージシャンが好んで使ったので、そういうジャンルのアンプってイメージ・・・
・「ジャカジャカ」ロックン・ロール
・チョーキングで決めるブルース
・「シャリーン」ってクリーンなトーンのサーフ・ミュージック
こういうジャンルで好まれるフェンダーのアンプは、マーシャルやメサ・ブギーと比べると、歪みはかなり少ない。特に、このツイン・リバーブは歪まないってイメージ。
・マーシャル/1959
マーシャルは、1960年代に登場して、70年代のハードロックから80年代以降のメタル・サウンドっていう風にドンドン歪みを増して、ハイゲイン化していった。
ここで取り上げている1959は、アンプのジャンル分けだとクランチだけど、このアンプをカスタマイズしてハイゲイン化の新たなトレンドを作り出したのが、エドワード・ヴァン・ヘイレン。
メサ・ブギー/デュアル・レクチファイヤー
70年代に登場したメサ・ブギーには、MARKシリーズってスタジオ・ミュージシャンが好むってイメージのアンプがあったんですが、1990年代に発売されたこのアンプで、すっかりメタルなイメージが定着!?した。
とにかく、低音が「ぐわングワン」よく歪む。その音は「モダン・ハイゲイン」って言われて、それまでのマーシャルやフェンダーの歪みとは異質なフィール。
アンプ・シュミレーターで一番音作りが難しいのがコレ系で、グワンっと歪みながらも低音が潰れ過ぎずにザクザク鳴るっていうのは、DAW付属のアンプシュミではちょっと。。。って感じです。なので、曲のイメージ作りには付属モノを使ってもファイナルでは差し替えるってことが多い。
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