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『kick the Bucket』と『Bucket list』

映画「最高の人生の見つけ方」の原題は「Bucket List」。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが人生の最後に、世界中を旅して互いの望みを叶えるというお話だ。(netfrixで見られます)

 例えば二人が「バケツを蹴る=死ぬ」までに叶えたいとして、その中に入れたリストは……。「涙が出るほど笑う」「見ず知らずの人に親切にする」「タトゥーを入れる」「マスタングでレース」「スカイダイビング」「ピラミッドを見る」そしてリストの最後の最後が「世界一の美女にキスをする」――。
 世界中を旅しながらこんな望みを叶えていく。私ならどうするか。
……大きな声では言えないが、実はタトゥーは入れてみたい。かつてルポライター竹中労も最晩年、みごとな和彫りの桜を全身に入れていた。(私、誠実なモーガンフリーマンではなく、やんちゃなジャック・ニコルソンだし)

 実はこの映画には、いかにもアメリカ映画らしい定番のテーマもある。
 家族だ。二人の男と共に、その家族の形も最初の方に対比的に描かれる。

 そう。実はこの映画の裏のテーマは家族の再生なのだ。結末はラストにちゃんと用意してある。途中、分かりやすい伏線が貼ってあって「そうなるだろうなぁ」と思っていると、ちゃんとそこに落としてくれる。(「ベタを恐れず」は当たるドラマの基本デス!)
今回の「bartender」の原作は、実はこの映画を念頭に書いた。
原作もお読みいただけたら幸いだ。

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