自分事化しろという人ほど、自分事化できていない罠

最近「自分事化」について、ずっと感じていたモヤモヤを言語化する事ができた。
それは、
「自分事化しろという人ほど、マネジメントの観点で自分事化できていない」
という考えだ。

マネジメントやリーダーが、部下や後輩への指導で「自分事化が大事。自分事化してください」と語るシチュエーションは少なくないだろう。
このとき、言われている方は、「自分事化が大事」という事については頭では理解している事が多いだろう。
問題は「自分事が大事という事を頭では理解しつつも、実践できていない」という事だ。
そのような状況では「自分事化してください」と言うだけでは、説教臭い話で終わってしまう。
いくら口を酸っぱくして言ったところで効果はないだろう。

「部下やメンバーがなぜ自分事化できないのか？どうすればできるようになるか？」という問題に対して、部下や後輩の立場で考える事ができていない。
つまり、この問題を「自分事化」できていないという事だ。

では、どうすれば「部下や自分事化」できるようにできるか？
自分なりに考えた。
再帰的になるが、この問題に対しても「自分事化」の考えが大事だと思う。

相手の立場に立ち、その上で自分が何をできるかを考えると、
「相手がすぐに実践可能なアドバイス」を伝えることが私の答えだ。
言い換えると、「介入効果があること」が鍵だ。

この気づきを活かし、 「どうすれば相手の行動を変えられるのか？自分が問題に対して何ができるのか？」 を意識していきたい。