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エッセイを書く時間


現在9月15日(火)23時36分と32秒が経過した時間にこのエッセイを書き始めた。書き始めた理由は今から約40分後にご飯が炊けるまでの間、タイムトライアル的な感覚で始めた。今日から大阪のマンスリーマンションを出てマンション住まいになり、会社まで徒歩約5分の距離に住み始めたため明日から自分の手作り弁当生活が始まろうとしている。そのメインであるご飯を今から炊き始め、且その時間にエッセイを書く時間に当てはめたところである。26の男が会社に自分の弁当を作り始めたと聞いたらみんなドン引きだろう。余計に恋愛を拗らせそうなことをしている。ただ、僕はご飯を作るの好きだし、出張柄朝早く起きること(5時起きはよくあること)が習慣化してしまい、9時から始まる会社の時間は僕には遅く感じてしまう。睡眠時間は6時間あれば十分で先ほども言ったが会社まで徒歩5分の距離だ。なんなら昼休みに毎回家に戻ってきてご飯食べたって食後のコーヒーを飲める時間もあるだろう。しかし、残暑がまだまだ厳しい今の季節。そんなことで無駄に汗をかきたくないので今こうしてご飯を炊いている。
現在23時46分28秒。ここまで約10分。しかし、このタイムトライアル的エッセイはエッセイと呼べるものだろうか。ただ今のこの時間を実況のように文字にして綴っているだけであって本来、悩みぬきながら書くものがエッセイなのではないだろうか。ただ僕の場合、感情的に衝動的に文字を走らせて書いたエッセイが割と人気で、逆に悩み抜きながら書いたものは不評である。だからこのタイムトライアル的エッセイを始めたわけではない。今の世の中に対して、周りの人に対して思うこと・考えることはいっぱいある。この人が一体何を考えているのかを知りたくても知ることはできないし、何を求めてどうしたらいいのかも分からない。それによって自分の言動が振り回されていることに自分も気が付くし、その状況を楽しめていない自分もいる。でも、逆もある。自分がこの人に対して何かアクションを起こすわけでもなく、自分がこの人何考えているのだろうの立場になっているのかもしれないと鼻が伸びたような人間の考えを持った自分もまたいる。同じ国に生まれ、同じ言語が扱えて、十二分にコミュニケーションが取れるはずの人間同士でさえこうも人に振り回され、振り回しているのだ。そんなことを考えている間に9月16日午前0時を回った。エッセイを書き始めて約24分。ご飯はまだ炊けない。

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