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山梨県笛吹市「物部神社」

まごうことなき岡崎現代型の狛犬がいました。
よくある立尾に、口の中は赤く塗られている。華鬘はなし。
今更ながら、岡崎型と呼ばれる量産型は、量産されるだけあって、バランスがいいですよね。
岡崎現代型といえど、実はみんな顔が違うんですけど、この型は長野県伊那市の熊野三社にいた子と似ています。
違うところといえば、こっちのほうが、全体的にシンプルでしょうか。
伊那市の子は、足とか、毛の流れが優美でしたが、こっちは掘り込みが浅い気がします。
昭和49年5月生まれです。

この物部神社は、延喜式神名帳に記載があるそうです。
古社ですね。
もともと、郷御室山に鎮座していたのが、後世こちらへ移ってきたんだとか。
旧社殿は、明治22年に焼失したそうです。再建は大正元年10月。
甲斐の国随一の神社であり、最古の神社として今に伝えられている…。
(神社御由緒より)



今は、誰もいない、静かなお社なんです。
山裾にあって、下には真言宗 大蔵寺があって、神社への道はお墓の間を歩かないといけない。
日が陰っているときなんて、どことなく怖いです。
この、大蔵寺さんが物部神社の宮寺だったんですって。

宮寺というのは、神仏習合の独自の世界観を持つ、日本ならではのものです。
神社に付属して建てられた仏教寺院のことを言います。
私もまだ理解が浅いので、どういうことなのか、詳しくはわかっていないのです。
神主ではなく、仏教僧・寺院が主体で運営していたらしいのですが、全く別の組織が神社内に寺を建てていたのか、それとも共同運営だったのか……。
もし、知っている人がいたら、小学生ぐらいの知能しかない私にわかりやすくご教示いただきたいです。

神社の御由緒

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