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アドバイスする前に、相手の気持ちを見抜け。

水曜日は、『持論カフェの持論解説』です。

過去の持論カフェの放送回の中から、持論を一つ取り上げて、詳しく解説していきたいと思います。

今回は、『持論カフェホリデー200619』から、相談やアドバイスに関する持論が登場します。

その名も、自分の考えを相手に伝えない論

これは、相談してきたり、アドバイスを求めてくる人に対して、自分が結論を出さないという持論です。

相談する人は、基本的にどうしたいかが決まっていることが多く、その後押しをするために相談したり、アドバイスを求めたりするそうなのです。

ということは、自分の答えを出す前に、まずは相手がどうしたいのかを読み解くことが大事なのです。

もし相手が二つの道で迷っている場合は、新しく出てきた選択肢の方を肯定してあげた方が、相手の背中を後押しすることができます。

もちろん、その道が良くないこともあるので、その時は、「一度とどまって考えてみろ!」と、行き先を急転換せずにその場に踏みとどまらせるという手段をとれば、相手にプレッシャーを与えたり、否定することなく、相談に応えることができます。

これまでの僕は、誰かの質問に対して、自分の考えを言うことしかありませんでした。

しかし、僕のできることが他人のできることとは限りませんし、僕の考えを言ったところで、背中の後押しをして欲しいなら、僕の熱弁は全くもって、ありがた迷惑です(笑)。

みんなの欲しいアドバイスができなくなった僕は、人の相談に応えることができなくなってきました。

僕の答えが、余計にプレッシャーを与えたり、人を苦しめたりするぐらいなら、僕が答える必要はありません。

しかし、この持論を聞いて、「相談」という概念が変わって見えました。

これまで僕は、「相談」と言えば、できない問題を先生に教えてもらって解くというイメージでした。

しかし、ほとんどの「相談」は、できない問題に共感してほしいだけなんだと思いました。

その問題ができるか、できないかが大事なのではなく、その問題に向かっていく姿勢や、その問題に愚痴を持っていること自体に、肯定してあげることが重要なのかもしれません。

相談を受けることが苦手な人は、是非、聴いてみてください。


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