BreakingDown5の話。

どうも、北林です。

突然だが僕は格闘技が好きだ。一格闘技ファンとして、どうしても言っておかないといけないことがある。

そう。「BreakingDown5」のことだ。

僕はBreakingDownというイベントが好きだし、「今一番注目されている格闘技イベント」と言っても過言ではないだろう。今回はこのイベントがいかにすごいイベントなのかを書いていこうと思う。

まず、BreakingDownというネーミングの凄さに気づいている人はいるだろうか。BreakingDownというのはめっちゃいいネーミングセンスだと思ってて、僕の解釈ではいわゆる「トリプルミーニング」になっている。

一つ目の意味は「格闘技の常識を壊す」という意味だ。これは運営も言っている通りで、これまでの格闘技イベントの常識を壊してもっと多くの人に格闘技の魅力を伝えていきたいという趣旨である。

二つ目は「ブレーキを壊す」という意味だ。BreakingDownの戦いはオーディションから始まっており、場外乱闘こそがBreakingDownの醍醐味である。ブレーキはいらない。限界突破して行けるところまで行ってみろ。主催者がそういうメッセージを伝えようとしているのは間違いないと思う。

三つ目は「無礼KING」ダウンである。この大会では「いかにオーディションで爪痕を残すか」が重要で、爪痕を残せなかった選手はリングの上に立つことすら出来ない。勝負の世界は甘くはないのだ。武道では礼儀が大切とされているが、BreakingDownで注目されるためには「無礼KING」である必要があるというパラドックスがある。これを乗り越えた選手しか本番には出られない。「オーディションの勝ち方」は「いかに無礼なことをするか」なのである。

今回のイベントについて、僕の見解を書いておこう。

今回僕が注目していたのは「こめお」だ。はっきり言って、こめおはターゲットにされやすい。こめおのように華があるキャラと絡むのは美味しいし、格闘技のプロではないので倒しやすいからだ。実際に「もしも僕がBreakingDownに出場したらどうなるか」をシュミレーションしてみたが、結果的に僕もこめおに凸るだろうと思う。オーディションで再生数を稼いでストーリーを作り、試合でこめおをボコボコにして名前を上げる。完璧なストーリーである。この戦略に反対できる人はなかなかいないと思う。

実際のオーディションでもこめおは絡まれまくって服もボロボロになっていた。この調子で絡まれてたらこめおの服なくなるんじゃね?と僕はハラハラしながら見ていたが、ニキとの試合が決まったことでその心配は無くなった。

試合を見て思うのは、「当て勘」のある選手は強いな、ということだ。1分間という短い時間では、無駄な手数は一切許されない。全パンチ当てるつもりでいなければ試合には勝てないのだ。その意味において、当て勘のある選手は圧倒的に有利である。僕が見るに、飯田さんや瓜田さんの当て勘はエグい。

最後に、僕はBreakingDownがトリプルミーニングであると書いたが、実はもう一つの意味があることを書き加えておく。

それは、この番組を通して「ブレークする」という意味である。

今回の大会でも選手たちの間には様々なストーリーが生まれ、山のような数の動画がバズった。Youtubeなどでこれを見て格闘技を好きになった人は多いのではないだろうか? 飯田選手やホストの咲人選手は間違いなくこれからブレイクするだろう。そういう意味では、この大会はBreaking「Down」ではなくBreaking「Up」なのである。

この大会で結果を出してバズった選手たちは、是非これからの大会にも出場してイベントを盛り上げてもらいたいものである。

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