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UXデザイナー、UX/UIデザイナー、プロダクトデザイナー、UX Architect、一体何?

UXデザイナーという職種が定着して10年は経つだろうか。このタイトルからどんな仕事を想像しますか?UXというのはもちろんUser ExperienceのことでUXデザイナーというとかなり大きな括りになる。おそらくニューヨークではリサーチャーの意味あいが強いように思います。逆にいうとあまりビジュアルデザインや、モックアップなどは期待してない。

UX \UIデザイナーというのはすっかり当たり前のタイトルですが、なかなか乱暴なくくりのような気がする。ラーメン&寿司レストランのような、まぁ大きい括りで両方日本食なんだが材料や厨房はまるで違うといったような。

Facebookなどはプロダクトデザイナーという。いつからかソフトのことをプロダクトというようになっている。だからプリダクトデザイナー。プロダクトデザイナーは全てのUXの工程をこなすが、また別にUXリサーチャーというのがいる。リサーチはそれだけで十分フルタイムの仕事だ。ビジュアルデザインやプロトタイプをするデザイナーとは毛色の違う仕事だ。UXリサーチャーとプロダクトデザイナー。これが一番しっくりする組み合わせな気がする。

ただこのプロダクトデザイナーというのはハードを作っている会社だとなかなか紛らわしい。アイフォンなどの「モノ」をデザインするのもプロダクデザイナーだから。

ITコンサルなどではUX Architectというのもよく聞く。私の前職もそうでした。が、実際アーキテクトと言われるような仕事ではないかな。

では給料はどうでしょう。ビジュアルデザイナーはだいたい一番安い。(グラフィックデザイナーはさらに安い)。UXの給料は80Kから120Kくらいだとすると、ビジュアルデザイナーは70−110kといったところか。プロダクトデザイナーは130ー200kくらいかな。これはGAFAの給料が高いから。

他のデザイン系のタイトルだとクリエイティブディレクター、アートディレクターなどがある。こちらはマーケティングやブランディングの会社にいるクリエイティブな方達のタイトルである。UXとは程遠く、顧客中心でなく、クライアント中心です。いわゆる昔のデザインの学生が目指していたのはこちらです。

ちなみに2022現在ウェブデザイナーというのは存在しない。あまりに「ウェブ」以外のメディアが増えて、ウェブだけやってればいいというところはどこにもない。


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