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アメリカにコネはない。でもリンクドインのネットワークは1628人。

日本ではコネ入社と言うとなんだか親の七光り的なことを指すのではないでしょうか。こちらアメリカでは入社のほとんどんどはなんかしらのつながりから来てると思います。つまりコネクションですね。どの会社でもリファラルと言って紹介で入社面接に来る人たちがいます。コネと言ってもレジュメが読まれやすいだけで、手続きが飛ばされると言うことはありません。実際に採用までされる人はただただアプリケーション出して受かったという方が少ない印象です。

私は福岡出身でニューヨークに知り合いはいませんでした。就職に際し、最初のコネクションは学校のインターン紹介でした。「コネも何もないし」と思っていた私には大きな助けでした。当時リンクドインもなかったので頼りになるのは学校だけでした。

日本ではOB/OG訪問ありますよね。あの感覚がリンクドインに近いと思います。私はインタビュー受けてるほとんどがリンクドイン経由です。今の職場もリンクドインでリクルーターが声かけてくれました。

かつてはアメリカンネームにした方が声かかりやすいのではと思ったこともあったのですが、普通に日本人名前でも声かかります。理由は簡単で、声かけてくれるのはアジア系のリクルーターです。本当に感謝です。香港、韓国、台湾、中国アメリカ人の人たちは本当に日本人に好感を持ってくれています。先輩方に感謝です。

残念ながら日本人の先輩に声かけていただいたことはありません。どうやらあまりいらっしゃらないようです。私が将来その一人になれればと思います。

さてリンクドインですが知らない人でもどんどん声かけて平気です。私もよくマイノリティーのデザイナーから質問を受けたりすることがあります。なるべく丁寧にお話しするように心がけています。コロナの前は会って話をしたことも何度もあります。声かけてくるのはこれもアジア系の女性が多いです。私がどうやってアメリカの企業に入れたのか聞いてくるのでそれをお話しします。多い相談は、なかなか小規模会社から抜け出せない。大企業に入ってみたい。でも大企業はビザサポートしない。などです。あとは私はグラフィックデザインからUXへ転向しているのでそのこともよく聞かれました。これは同じ大学出身の方が多かったです。グラフィックデザイナーは安いし、なかなかフルタイムのポジションないんですよね。グラフィックデザイナーでもビジュアルデザイナーと名乗ると声かかりやすいですよとアドバイスします。

私は自分が行ってってみたい会社のリクルーターや、ポジションの掲載主に声かけたりします。今時はデザイン専門のリクルーターを置く大企業も多く私なんかよりもずっと詳しいです。そのリクルーターがアジア人ならすぐ聞いてみます。コロナ前はミートアップにもよく参加していました。大体最後にポジション募集してる人は手を挙げてなどと言う時間が設けられます。

アメリカでは試しに聞いてみるというのが大事です。結構皆さん話を聞いてくれるし融通が効きます。自分だけで重い扉を開くことはないのです。誰かに手伝ってもらったりしても良いんです。それに意外とすぐ近くに空いてる窓があったりするんです。という私は一人でなんでもやってみたいという思いもあります。



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