和歌心日記 8 のニ 小野小町
花の色は
うつりにけりな
いたづらに
町子は、姉の絹子が働いている神社(それは自分の生まれた家でもあるのだが)のそばに数日前に落ちたと思われている隕石の痕跡であるクレーターを調べにいった。
その途中、隕石が落ちたとされている日とほぼ同じ頃からこの神社の周りに現れるイケメンの若者高村清和と出会い、共にクレーターを調べることになった。
クレーターには何もなかったのだが、そこで高村は突拍子もない小野小町の物語を話し出した。
高村は小野小町に1000年前に出会ったという。高村によれ