見出し画像

笑顔あふれる毎日に、なりますように。diana2019-The Finals-(後編)

diana2019-The Finals-。
そのオーラス、2回目のレポートになります。

記事構成の関係上、1回目を踏まえて2回目のお話をしていきます。
全部またイチから書くと長いので(既に長いのですが)、前編と同様のステージ構成の部分は若干、はしょります。そのため、まず前回に公開した前編を未読の人は、先にそちらに目を通していただいてから、この先をお読みいただくとありがたいです。

また、前編と同様、とても残念ながら、当日のステージ写真の掲載は配慮のため、控えたいと思います(ベイスターズからのお達しがあるため)。ご了承くださいませ。

画像1

当日、ベイスターズのスタジアムDJのおひとり・MCテディさんからのお花とお手紙が、diana2019宛に届いていました!
Bリーグ・福島ファイヤーボンズのアリーナMCでもあるテディさん、Finalsの当日は福島での試合と重なったために、関内ホールには来られなかったんですよね。

画像2

テディさんのお気持ちは、しっかりdianaに届いたはずですよ!
ありがとうございました、テディさん。

若干、終了時間が押した1回目の後も、dianaは大忙しだったよう。1回目の終了からさほど間を置かず、個別写真撮影チケットの対応に入っていたんですよね。本当に大忙しな当日だったのではと。
個別写真撮影チケットを取れた皆さんも、一様にとても嬉しそうでした。Twitterで写真を上げている人も少なくなかったことから、直接メンバーに逢えたという嬉しさが伝わって来るようです。「一生残る一瞬」は、ここにもあったんですね。

2回目の公演、残念ながら開始直前の時間でも、1階の後方ブロックが6割ぐらいの入りとなり、後ろ5列ぐらいはほぼ空席となっておりました。また2階後方の左右にも空席が目立ち、やっぱり席、埋まってほしかったなあ…という気持ちにもなりました。
しかし!ステージが始まってみたら、そんな寂しさなど全く感じさせない、たくさんの拍手に包まれた、素晴らしいステージでしたよ。

ステージ裏からdianaの声掛け「Go!diana!」が聞こえてきてからほどなく。
定刻18時に2回目、ついに開始となりました!

このような予告が前もってありましたので、果たしてどれだけ1回目と2回目の違いがあるのだろう…という期待感をちょっと過剰に持っておりましたが、先に書いてしまうと、なかなかに予想以上でした!
基本的な構成は同じながらも、細かい部分での変更点が多々!
ものすごく「かゆいところに手が届く」ような、配慮の効いたセットリストになっていました。
diana2019のレパートリー、確かにシーズン中も「新ネタ多いな~」と思うことが多かったのですが、1回目・2回目を合わせて、それを証明するかのようでしたね。

まず1回目は「Rainbow」だったオープニングナンバーが、のっけから変更!2013年から受け継がれているdianaのテーマソング、「Always Full Swing!」での始まりとなりました。パン、パン、パン、パパン!と手拍子が起こります。

画像3

思えば、2019年に神奈川県内の各所で行なわれた、三井ショッピングパークでのベイスターズFAN DAY。スターマンたちやdianaがハマスタを飛び出した、本当に嬉しいシーズン中のイベントでしたが、そのイベントの開演前、会場にエンドレスでかかっていたBGMが「熱き星たちよ」、「勇者の遺伝子」、そしてこの「Always Full Swing!」の3曲だったことがあったんですよ。
この曲が2013年に誕生してから、7シーズン。途中で使われなくなった時もありましたが、もしかしたらついに「熱き」や「勇者」と並び立つナンバーに育ったのかもしれないな…と、感慨深くなったことがあります。
ちなみにこのFinals当日も、dianaグッズを販売していたベイストアホームでも、開店直後にこの曲のインストが流れていたんですよ(ちょっと音飛びしていましたが)。音源ほしいなあ…。

溌剌とした「Always-」が終わり、スターマン、キララ、バトチャピみんなものしのし登場。
DJヨシこと、ダーリンハニー吉川さんのスターマンいじりもしっかりと変えられておりました(2回目はピカチュウネタから!)。
「横浜に入る悦び」から「ファンフェスティバル」まで、ハコを問わずに昨今のベイイベント仕切りまくりの吉川さん。そんな彼から、「今日はdianaのファンフェスのつもりで!」という、ファンには嬉しい言葉もありました。ファンフェスのMCさんにそう言ってもらえるのは、嬉しくなりますね!

ステージはパフォーマンスがどんどん続きます。「Magic」「Kiss and Make Up」「Wake Me Up!」のおなじみ3曲に続き、そしてスケール大きな「バズ・ザ・ライトイヤー夏の大作戦」と続いた後は、1回目同様のブルーライトシリーズコーナーへ。
が!ここもサプライズのひとつでした。
なんと1回目で披露された3曲がすべて、「同じアーティストの違う曲」とすべて入れ替わったのです!
ゴールデンボンバーは「令和」から「女々しくて」に!
相川七瀬さんは「恋心」から「夢見る少女じゃいられない」に!
そして光GENJIは「STAR LIGHT」から「パラダイス銀河」に!
しかもこちらでも、それぞれの日に配布されたアイテムを使いながら、1回目とは異なる振り付け、パフォーマンスを見せてくれました(光GENJIパートでの青いバンダナも再登場)。
これらのパフォーマンスはブルーライトシリーズ限定で、メドレー形式で披露されていたもの。1回目と2回目で分けての披露で、驚きの場面を作ってくれました。

新年早々の「仕掛け」の予告。
まんまと、やられました。楽しみましたよ!

「Runaway Baby」「スターマンのうた。」、ガルフェス再現の「Follow Me」と1回目に続いてのパフォーマンスに続き、2回目でももちろんTwitter企画!
あおいさん・ゆきなさん・あやのさん・みつきさん・れいさんを招いてのお題は、「おっちょこちょいな人」。

あおいさんがTwitter1位でしたが、メンバー間投票ではみつきさんが1位!(Twitterでも3分の1の支持)。なんとキャリーバッグを忘れていくなど、エピソードも多彩だったそうです。オールスターやナゴヤドームなどへの他球場遠征が多かったですけど、みつきさん。そういえば、遠征の想い出話なども聞いてみたかったですね。

再びパフォーマンスに戻り、diana2019オリジナル楽曲「Shiny Stars」「ハイライト」と続いた後に、またも!プリン戦争が勃発してしまいます。何度も何度もまあ…食べ物の恨みは怖いです。
当該ツイートを再引用。

白黒つけるダンスバトル。りなさん率いる黒のヒップホップチームはワイルドに「The Red Magic Beyond」(注:この曲、Bリーグ・名古屋ダイヤモンドドルフィンズの公式テーマソングなんだそうです!)で、ゆきなさん率いる白のジャズチームは優雅に「Broken&Beautiful」で、交互に披露される対照的なパフォーマンス。どちらも本当に好対照で、甲乙つけがたいものでした。
2回目も1回目に負けないぐらい、どちらのパフォーマンスにも多くの拍手が響く中、僅差で今回はヒップホップチームが勝利!文字通りひざから崩れ落ちていたジャズチーム。

そしてジャズチームに課せられた罰ゲームは、なんと、全員がハゲヅラをかぶせられることに!1回目以上に過酷なものじゃないですかそれ…と思いつつ、歴代dianaで妙に伝統的に繰り広げられてきた、クソまずそうな飲み物を飲まされる罰ゲームでなくてよかった、と安堵する気持ちも個人的にはありました…と言っても当事者の皆さんにとってはキツいですよねハゲヅラ。

優雅な白いドレスのままでハゲヅラをまとう、うら若き女性たちの姿。それはもうすさまじいインパクトで。中でも特に、ハゲヅラonのゆうさんを見て、ケタケタ笑うゆうかさんがかなり楽しそうでしたね。
ハゲヅラ被らされてもなお、(若干ひきつり気味の)笑顔でピースサイン姿のジャズチーム。あまりにもシュールな絵面。忘れ得ぬ想い出のひとコマです。ベイライブフォトで売ってたらどうしようか…(ベイストアホームで確認しましたが、残念ながらハゲヅラ写真はありませんでした)

ちなみに。このプリン戦争。
くどいですがもう一度、当該のツイートを掲載しておきます。
よく観てください。ゆきなさんとりなさんの他に、もう1人登場人物、いますよね…

真ん中で「プリン没収~」とかわいく仲裁していたあいみさん。
実はプリンを食べた真犯人こそ、あいみさんだったことを付け加えておきます。食べちゃってたらしいですよ。
最初にステージ上でりなさんとゆきなさんがもめ、あいみさんが仲裁したところで場面はストップ!動かなくなったりなさんとゆきなさんの間で、あいみさんがあらためて経緯の説明。ついでに「まあ、そのプリン、実は私が食べちゃったんですけどね!」とこっそり客席に告白もしておりました。あいみさん、なかなか笑顔がずるっ子でしたよ。

そのまま(注:白チームはハゲヅラのまま)、お客さんを巻き込んで一緒にダンスの「Happy」へ。ハゲヅラパフォーマーの皆さんが客席になだれ込む姿は、振り付けの「パンチ、パンチ」とあいまって、なかなかのパンチが効いていました。楽しかったですね!ここ。

そしてステージは第2部に。1回目同様に、ハマスタ再現コーナーです。
そのオープニング、「1977」が流れる中、DJヨシ(=吉川さん)&マスコットのみんなによるグッズ紹介。
が、なんと2回目の時点で、マフラータオル以外すべてが売り切れになっておりました!
1回目が終わって、ベイストアに向かったお客さんも少なくなかったんでしょうか。マフラータオルを持ってたチャピー以外、手持ちぶさたになった3人がなかなかおかしかったです。バートがグッズを入手できなくて悔しそうでした。買える時に買わないとですね。

オープニングダンスの「Not Giving Up」、選手呼び込みの「SAMURIZE from EXILE TRIBE PERFORMANCE」とパワフルなナンバーに続いて、お客さんをチェキカメラで撮影に行くベイスマイルショットも再び行われました!1回目はバトチャピが登場してましたが、2回目はスターマンとキララがここに登場。合間にあおいさんがスターマンと自撮りしたり、キララもみんなで記念撮影したり。楽しそうな雰囲気が伝わってきました!
なお、dianaが持っていたカメラの映像も、スクリーンに映し出されてました。これもまさにハマスタの再現。演出が凝ってます!
ここでのMCはあやのさんだったのですが、ちょっととちってしまったのを聞いてすかさず、スターマンとキララがあやのさんを囲み、ぐいぐい無言の圧力をかけていました!いじわるですねえ。

そして引き続いての、dianaダンスタイム…だったのですが!実はちょっとここでハプニングが。
ここでは1回目と同じく「Dancing with a stranger」が流れ出したのですが、ステージは暗転のまま明るくならず、スタンバイしていたdianaも、流れ続ける曲の下、ステージ上に立ちすくんでおりました。
なんと実はここ、1回目と2回目で曲が差し替わる場面だったようで…予定外の曲が流れたので、dianaも動きが止まっていたのです。

このハプニングの中、急きょ吉川さんがステージに登場!曲差し替えの間、MCでしっかりその場をつないでくれました。
吉川さんはなんと、ベイスターズが優勝して胴上げ、というおめでたすぎる初夢を見たそうで!そう、おめでたいんですが、実は夢の中で胴上げされていたのが権藤博監督だったと!夢で昔の記憶がよみがえっちゃったようです。
そんな吉川さんのMCに会場は、ハプニングも忘れたかのように、大爆笑!雰囲気もすっかり変わり、気を取り直して、あらためてのdianaダンスタイム。流れてきたのはシーズン後半で使用されていた「Wow. (Workout Remix 130 BPM)」。ハプニングをものともしないクールなダンスで、しっかりと会場のムードを元に戻してくれたdianaでした。

今度はバトチャピが登場したバズーカタイム。ぼくもぼくも!とアピールするも、プレゼントをもらえなくて、チャピーが涙にくれていたようです。
さらに「勇者の遺伝子」「ハピスタ」、そして「熱き星たちよ」での青・白・ピンクの3色風船も、1回目に引き続いての登場。風船はピョンピョンと1階席を飛び跳ねて大騒ぎ!
そして試合は1回目に続き、今回も見事にベイスターズが勝利!吉川さんによればスコアは25-0!今永投手完封勝利。そしてロペス・ソト・梶谷・宮崎各選手のホームランのみならず、なんと柴田選手がホームランを4発放ったと!この縛りを知らないような妄想試合結果、たいそう盛り上がりました。
でも柴田選手、先日まで上映されていた「FOR REAL2019」でも、とても印象的でしたものね。もしかしたら、現実になるかもしれませんね!

さらに1回目と同様に、ラミレス監督からのサプライズメッセージ、そして2020メンバーの紹介と続いて、前半戦は終了。15分間の休憩に入りました。
休憩ということで、ラミレス監督のメッセージを再掲載しておきます。ぜひ、かみしめてくださいね。

「カントクデス。(以下、英語)2019シーズンもありがとうございました。みなさんには大きな貢献をしていただきました。
チームは2位に終わりましたが、あなた達の貢献は1位と言えるくらいすばらしかったです。
雨の日もグランドコンディションの悪い日も、『dianaがケガをしないだろうか』という我々の心配をよそに、みなさんはすばらしいパフォーマンスを見せ、ファンの方々を惹きつけてくれました。
みなさんが思う以上にdianaは私たちに大きな影響をもたらしています。それはファンにとっても同じことです。本当に感謝しています。
2020シーズンも続けるメンバー、ベイスターズを離れるメンバーもいると思います。どこにいてもみなさんの幸せを願っています。
本当にすばらしい貢献をしてくれました。dianaのみなさんありがとうございました。」
ラミレス監督、両手でVサイン。

そして休憩が終わり、ついに、後半戦。diana2019のオーラスとなる、第3部が始まりました…これで本当にこのメンバーでは最後かと思うと、緊張感も自然と、高まります。
「ダンスメドレー」から「選手登場曲メドレー」、そして「彼こそが海賊」と続いたラインナップ…と文字で書くとあっという間ですが、実際のパフォーマンスはかなりのボリュームでした!
続いてのTwitter企画は、いよいよラストになります。まなみさん、みなさん、あいみさん、ゆうかさん、じゅのんさんが登場してのお題は「キャラがヤバイ人」。

Twitter投票ではまなみさんが1位!でしたが、なんとメンバー間投票も!1位はまなみさんだったそうです。「すべてにおいてキャラが濃い」というメンバー評も…って、どれだけ濃かったんだまなみさん!当のご本人は、笑顔で客席にアピールしておりました。面白い人です。
そういえばこの時にスクリーンに映っていたまなみさんの写真、仲良しのみなさん(注:Minaさんです)と一緒に、ツインテールにされた写真でした。あれ、ヤバかった(=かわいらしかった)ですよね…

そしてここではもうひとつ、5個目のお題もまとめて発表!

Twitterではじゅのんさん1位、と言いつつかなり混戦だったこのお題。メンバー間投票では、ゆうかさんが1位だったのだとか!本人曰く「笑うと、ブタになっちゃう」とか!?そんなことないですよね、愛嬌のある笑顔ですよね。でもそういえば、2回目のプリン戦争での、ゆうさんのハゲヅラ姿を見た時のゆうかさんのはつらつとした笑顔!ケタケタ笑っておられた姿を思い出します。2020年も彼女の笑顔を、いっぱい見られるといいですね!

なかなかいろいろと騒がしかった、全4回のTwitter企画コーナー。シーズン中のステージはパフォーマンス中心なので、なかなか生の声が聞けなかったりしますが、そんな生の声が聞けるのもこのイベント、貴重な機会になりましたね!

そしていよいよステージも、いよいよ終盤戦。佳境に入っていきます!
パワフルな「掴め!」、キュートな「じょいふる」、そして華麗な勝祭ナンバー「千本桜」と立て続けに披露されていきましたが、あらためてふと思い返すことがありました。

このFinalsは、卒業メンバーにとってのラスト公演なのはもちろん、2019年のステージを彩ったパフォーマンスに関しても、(引き継がれるものも中にはありますが)基本的にはこのイベントが、公に披露されるラストなんですよね。
"finals"という言葉はそれだけで「決勝」とか「最終戦」という意味を持ちますが、数々のパフォーマンスのラスト、という意味合いでの、finalの複数形としてのfinal"s"とも言えるのかなと、個人的な解釈ですが、感じておりました。
一つ一つのパフォーマンスを、ファンの一人としても確かめながら、最後の刻を楽しませてもらいました。

そんな中、「Never Stop」が始まる前に、舞台は暗転。
スポットライトが、MCの吉川さんだけを照らしていました。
ここで吉川さんもまた、dianaメンバー全員に、大きな感謝の気持ちを伝えてくれていました。

雨の日も、風の日も。
そしてどんなに負けている日でも。
いつもdianaが笑顔でいてくれるから、元気を伝えてくれるから、ベイスターズを応援できるんだ、と。
そして、
「dianaは12球団イチのパフォーマンスチームだと思います!」
と。
吉川さんのその言葉に、客席からは割れんばかりの、大きな拍手が沸き起こっていました。

今のようにステージ出演者のひとりとしてだけでなく、一ファンとしてもスタンドで、ずーっとベイスターズを応援し続けてきた吉川さんだからこそ、しっかり伝わってくる言葉のように思えました。
負けてばかりの時も…
実際、dianaが2006年に結成されてから14シーズンのうち、5年連続最下位を含む7度の最下位、11度のBクラスなど、皮肉にもベイスターズは辛い時代に突入してしまったのですが…
しかし、いつでも、どんな時でもdianaは、笑顔と全力のパフォーマンスで、ファンを励まし、鼓舞し続けてくれていました。「今日もがんばりましょう!」「また明日!」と。
そんな歴代dianaの姿をスタンドで観続けてきたであろう吉川さんだからこそ、より強く伝わってくるような、とても素敵な言葉を残してくれました…
吉川さん、ありがとうございました!

「Never Stop」のタイトルのように、止まらないでほしいと思うFinalsの時間。しかし無情にも止まってくれません。高速ダンスの後の「TETOTE」ではやよいさん・ゆきなさんとバトチャピのダンスもついにラストに。やよいさんとバートのやりとり、ゆきなさんとチャピーのしっかりとしたハグに、心はまたも揺り動かされていきます。
そして、2回目ももちろん、
「皆さんにとって、笑顔あふれる毎日に、なりますように」と…

ステージは、一気に暗転。
そしてスポットライトに照らされるやよいキャプテン。
diana2019を代表して、客席の皆さんに送ってくれる、メッセージ…
しかし、1回目の時と同じように…いや、その時以上に、やよいキャプテンは感極まり、言葉に詰まる瞬間が、短いながらも、幾度もありました。
そんな彼女を、客席の皆さんが、そしてステージ上のdianaメンバーが、拍手で、歓声で、励まし続けてくれました。
その拍手を力に変えて、ピンチを脱したピッチャーのように、最後まで言葉を紡いで、「旅立ちのベル」の曲紹介をしメンバーの輪の中に入ったやよいキャプテン。
と、その時―
すぐに「旅立ちのベル」のイントロは始まらず、代わりに告げられた音は、暗転したステージの上から、マイクを使うことなく、だけどとても通る声で発せられた、大きな、大きなメッセージでした。

「やよ!あおい!ゆきな!ありがとう!」

会場中に響き渡ったその言葉は、先頭で、中心でこのチームを支えてきたキャプテン・バイスキャプテン3人への、メンバーからのサプライズ、だったのでしょう。そのメッセージが会場中に響き渡った瞬間、客席からもまた、大きな拍手が沸いていました。
この言葉に、涙が止まらなくなった客席のファンも、少なくなかったようです。

思えば、diana2019は、前年まで2年以上dianaを務めた先輩たちがごっそりと抜け、2年目と1年目のメンバーのみのチームになったという、とても異例な状況で始まったチームでした。実質的にはdiana史上初めての状況、だったのです。

シーズン序盤のこういった記事にあったように、厳しい合宿もありましたし、ステージにたどりつくまでにはやはり、大変な苦労もあったのだと思います。ファンの一人としては、想像しかできませんが…
それだけに、関内ホールに響き渡った「ありがとう」の言葉は、とてもとても深く染み入りました。本当に、いいチームだったんですね…

実質的な本編ラストナンバー、「旅立ちのベル」。この日のために新たに生み出された、diana2019全員による、渾身のパフォーマンス。
自分が撮った写真をもう一度見てみると、もうこの曲の時、多くのメンバーの顔には、涙があふれていました。
頬は涙に濡れながら、でも、それでも、誰も崩れ落ちることなく、dianaらしく、はつらつと、そして全力で、ステージから全力のパフォーマンスで、その想いを届けてくれていました。
もう一度、この曲の歌詞を読み返してみると、こんなにこの状況に合う曲があったのかと、驚くばかりです。

Cメロの部分、ステージの左奥に集まったメンバー。
その中から、約半分のメンバーが前方へと歩み出ていく…
この場所から飛び立っていくメンバーたちを象徴するかのような、とてもとても、胸をつくシーンでした。
そしてパフォーマンスが終わった時、それまで以上に大きな大きな拍手が、会場を包み込んでいました。
「旅立ちのベル」が披露されたのは、このFinalsの2回のみですが、それでもきっと、この曲をどこかで耳にする度に、diana2019のことを思い出すんでしょうね…きっと。

そして、ラストの「熱き星たちよ」を踊りきって…
メンバーはみんな、すがすがしい、今までで一番とも言えるであろう笑顔と共に、「I☆diana!」と叫んでくれていました。

会場が暗転すると、アンコールを求める拍手がすぐさま起こります。
開演前に見た空席など、全く感じさせないぐらいに大きく、関内ホールの大ホールに、その拍手は鳴り響きました。

アンコールは「LOVE&PEACH」から!FinalsのTシャツに身を包み、Finalsのマフラータオルを思いっきり振り回す20人が、ステージに戻ってきました。
そしてステージを飛び出し、客席いっぱいに、縦横無尽に動き回るdiana。これ以上ないほどに高いテンションで進み、最後のポーズを決めた瞬間、青テープのキャノン砲が一斉発射!瞬く間に1階席は、青色に包み込まれました。
その光景に客席が騒然とする中、本当のラストナンバー「春風」が、前の曲とは対照的に、静かに、ゆっくりと、流れ出します。

diana2019がステージに登場する、これが本当に最後のシーンでした。
トレインを組みながら。
輪になって回りながら。
手をつなぎながら。
それぞれの形でつながりながら、彼女たちはそれぞれ、ステージに出てきてくれて、ボールを客席に投げ込んでいきます。
みつきさんがこれ以上にないぐらい頭を下げて、客席に一礼してくれたり。
溢れる涙を止められないあやのさんをゆうかさんが抱きしめたり。
涙をこらえながらまなみさんが笑顔でボールを投げこんだり。
僕が全員をちゃんと見られていないだけで、それぞれの表情がそこには、はっきりとありました。
最後にあおいさんがやよいさん・ゆきなさんにボールを渡し、それぞれ客席に投げ込んだところで、メンバーが全員、ステージに。
最後の、本当に最後の、20人でのパフォーマンスを見せてくれました。

曲が終わると、みんなで手をつなぎ、一緒に手を挙げて、一緒に客席に一礼。
その瞬間に、diana2019の20人全員を、大きな拍手が包み込んでいました。
先ほど涙が止まらなかったあやのさんと、ふうかさんが肩を抱き合ったり、まなみさんを囲んであいらさんとみなさんが笑い合っていたり…
それぞれに、やりきった!そんな表情を見せてくれていました。

ラストの記念撮影、マスコットのみんなも吉川さんも出てきてくれました。スターマンもバートも、ステージに出てきた瞬間に、手で瞳を押さえていて…彼らも涙、涙でありました。
ちなみにこの2回目の記念撮影が、このツイートのお写真です。

このお写真はもちろん、ベイライブフォトのひとつとなって、ベイストアホームで販売しています(売り切れていたらすみません)。
ちなみに上の写真右下でゆみさんとゆうさんとふうこさんが手をつないでいますが、1回目の記念写真ではゆみさんとゆうさんで、違うポーズをしていたりもします!ぜひストアで確認してみてくださいね。

記念撮影が終わる頃には、メンバーみんな、すがすがしい笑顔を見せてくれました。時間が過ぎていくことを、残された時間が消えていくことを惜しむように、そして「ありがとう」の気持ちを伝えあっているかのように、客席から拍手が続き、ステージと客席が手を振り合っていましたね。

ステージを降りたメンバーたち。
ですが、実はみんなステージ袖に残っていて、最後のVTRをしっかり見届けていたようでした。
VTRの最初に流れたのは、ステージ開演前の声掛けのシーン。でも1回目とは違う、おそらく2回目のシーン、だったのでしょう。ポンポンを合わせたメンバーにかけられた言葉は、やよいキャプテンのものだったのではと。
「私は、みんなが、大好きです!」
ああ、とてもとても、よいチームだったんだよね…
このチームを観続けた1年、やっぱり幸せだったなあ、と…じんわりそんな気持ちになりながら、最後の20人のメッセージを目で追っていました。

宝物。
幸せ。
私の誇り。
一生忘れません。
笑顔。
声援。
青い景色。
横浜。
私の故郷。
これからもずっと。
大好き。
感謝。
最高。
ありがとうございました!

そんな言葉たちがたくさん並んだ、それぞれの言葉で紡がれた、20人のメッセージと、想い出のスナップ写真が、今一度、瞳を潤ませてくれました。

全員のメッセージが、このツイートからのスレッドに、しっかりと刻まれています!
diana公式さん、ありがとうございました!
(1/19 16時追記)

全員のメッセージの後、最後に流れた言葉は…

画像4

そう、次のステージが、もう、彼女たちには待っています。

2020年のハマスタのステージに立つ人も。
ベイスターズの別の場所に残る人も。
そして、新しい世界に飛び込む人も。
20人にはそれぞれのステージが待っています。
「次」に向けて、既に走り始めたメンバーもいるでしょう。

その「旅立ちのベル」であった、diana2019-The Finals-。
どちらの公演も、とてもとても豊かで、幸せな時間になりました。

The Finalsのステージが、diana2019メンバーにとっても、「一生残る、一瞬」になってくれていたら、嬉しく思います。

「大きな目標としては、過去一番の『diana』のチームを作ること。そして12球団の中で一番のチームになることをみんなで考えました」
【普段見られない、チアの裏側 PART2】より引用
「こんな『diana』見たことないと言われるくらい盛り上げて、シーズンに間に合うように頑張っていきたいです」
【普段見られない、チアの裏側 PART3】より引用

過去のdiana記事で、こういうコメントを残していたやよいキャプテン。
2019年シーズンが終わった今、ファンの皆さんが個々に感じることはそれぞれだと思いますが、このnoteを書いている僕個人…14シーズンすべてのdianaを僕は観ているのですが、僕にとってのdiana2019は、その歴代14シーズンの中でも、格別に楽しかったチームのひとつになりました!
確実にこれからも、楽しかった、嬉しかった記憶とともに残っていくチームでしたよ。本当に全員に、感謝しています。

画像5

そしてこれはdiana2019だけに限らないことですが、これからもずっと、dianaであった皆さんを、ベイスターズのためにがんばってくれた皆さんを、これからもずっと、影ながら応援していきたいです。
ラミレス監督も言ってくれたように、どこにいても、彼女たちの幸せを願っています。

そして、かつてdianaであった皆さんの未来の道が、またいつか、なんらかの形で、ベイスターズとつながってくれたらいいな、ということを、勝手ながら願っています。
またどこかで、きっと、逢えることを願って。

「TETOTE」でこの日伝えてくれた、あのメッセージ。
「皆さんにとって、笑顔あふれる毎日に、なりますように!」
その言葉を、そっくりそのまま、メンバーに伝えさせてください。

最後にすみません。
この1枚だけ、ステージ写真を載せさせてくださいね。

画像6

diana2019メンバーにとってこれからの日々、
笑顔あふれる毎日に、なりますように。
そしてそんな日々が積み重なって、
彼女たちにとって笑顔あふれる未来に、なりますように!
楽しい1年間を、本当に、ありがとうございました。

【追記】
球団にお問合せフォームから伺ったところ、diana2019メンバーへのファンレターは、1月末までに下記、球団の住所にお送りいただければ、メンバーへとお渡しいただけるとのことです。

〒231-0015
横浜市中区尾上町1-8 関内新井ビル7階
株式会社横浜DeNAベイスターズ気付 diana○○宛

Finalsを観ての感想なども、ぜひ送ってみてください!


【2020.1.11/diana2019-The Finals-/2回目セットリスト】
※誤りや、修正できる部分があればご指摘ください。
<第1部>
1.Vortex/X-ray dog
2.Always Full Swing!/diana
3.Magic/sumika
4.Kiss and Make Up/Dua Lipa & BLACKPINK
5.Wake Me Up!/TWICE
6.バズ・ザ・ライトイヤー夏の大作戦
7.女々しくて/ゴールデンボンバー
8.夢見る少女じゃいられない/相川七瀬
9.パラダイス銀河/光GENJI
10.Runaway Baby/Bruno Mars
11.スターマンのうた。/みうらりな
12.Follow Me/E-girls
13.Shiny Stars/diana2019
14.ハイライト/ベリーグッドマン
15.The Red Magic Beyond/AK-69
16.Broken&Beautiful/Kelly Clarkson
17.Happy/Pharrell Williams
<第2部>
18.Not Giving Up/The Saturdays
19.SAMURIZE from EXILE TRIBE PERFORMANCE/Maozon
20.Wow. (Workout Remix 130 BPM)
21.勇者の遺伝子
22.ハッピースター☆ダンス
23.熱き星たちよ
<第3部>
24.ダンスメドレー
25.選手登場曲メドレー
(今永→伊藤光→神里→上茶谷→大和→三嶋→パットン→筒香→宮崎)
26.彼こそが海賊
27.掴め!/diana2019
28.じょいふる/いきものがかり
29.千本桜/和楽器バンド
30.Never Stop
31.TETOTE/ゆず
32.旅立ちのベル
33.熱き星たちよ
<アンコール>
34.LOVE&PEACH/ゆず
35.春風/wacci
<ラストメッセージVTR>
Always Full Swing!/diana

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?