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特別過ぎた1年の終わりの、格別過ぎた一夜。「The Finals -diana2020-」

あんなことができたのかもしれない。
こんなこともあったのかもしれない。
そんな状態でなかったなら、
どんなことができたんだろう…

そんなことに、どうしても思いを馳せてしまう中、観てきました。1月15日(金)関内ホールで開催された、「The Finals -diana2020-」
新型コロナウイルス感染拡大のあおりを受け、それこそ誕生初年度(2006年)から途切れることなく続けられてきた、試合開始前恒例のパフォーマンスステージが一度もできず、遅れて開幕した6月から約1か月も無観客試合。そんな中でも主にウイング席から、はつらつとしたパフォーマンスをファンに届けてくれたdiana2020の19人。
誕生から15年目、メモリアルイヤーと当初からも位置づけられていたこの年に待っていたのは、特別と呼ぶにはあまりにも特殊過ぎる、誰もそんなことは望んでいなかった状況。観たことのない情景が日々、続いていきました。
しかし、そんな1年の終わりに、ファンフェスティバルに引き続いて実現できたステージは、それはもう、特別で、格別な一夜になりました。
簡単ではありますが、振り返りたいと思います。

なお、ベイスターズ公式から、「出演者の肖像権及び一般のお客さまのプライバシー保護の為、お客さまによるSNS等への掲載についてはご配慮をお願いいたします」というお達しも出ておりますので、あまり遠慮なく当日の画像をバンバン掲載するわけにもいきません。雰囲気を伝えられるようなものにとどめさせていただくこと、あらかじめご了承くださいませ(ただ、昨年より画像は増量しました)。

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関内ホールに入場。昨年は館内のいたるところにメンバーのパネルが展示されており、あちらこちらでにぎわいを見せておりましたが、今年はさすがにそれらもなし。ただ、入口にdiana OGのインストラクターの皆さんからの花が飾られておりました!

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あとでSNSで確認したら、OGの皆さんもけっこう来られていたようですね。ぜひ #diana2020 で探してみてください、ちょこちょこOGの皆さんが見つかると思います。

会場内には「Big Wave」「青の時代」「HERO」など、歴代のdianaボーカル曲が流されておりました。すでに「Big Wave」が5シーズン前の曲になるんですね…あれからオリジナル曲もたくさんできました。そろそろアルバムの頃合いじゃないでしょうか公式さん。配信もいいですがやっぱりフィジカルメディアで。「スマイルホームラン」もボーナストラックで。ぜひ。
またところどころのタイミングで、観覧ルールの説明も入りました。この日のみと思われるdianaバージョンの動画もあり、ふうかキャプテンほかメンバーの皆さんから、ルールがかわいらしく伝えられておりました。この1日だけではもったいないので、ぜひ公式さんにアップいただけることを期待して…!(公式さんへの懇願はこの後も重ねていきますよ…ニヤリ)

ソーシャルディスタンスを保ち、1席ずつ空けられた客席。久々にお逢いした顔見知りのファンの方も多く、ごあいさつなどで喋っていると逆に浮き上がってしまうぐらいの静寂漂うホールではありましたが、スタート時間が近づき、客席も埋まり、次第にムードは高まっていきました。

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定刻18時に暗転。「15TH ANNIVERSARY」を象徴するかのようなdianaアルバムが開かれ、歴代チームの集合写真が映し出される中、ついにステージスタート!ここからがまず【第一部】です。
オープニング(#1)から、フルスイング!迫力あるパフォーマンスをのっけから見せてくれた19人フルメンバー。無事に勢ぞろいでした!
そして続いておなじみのイントロ、dianaのテーマソング「Always Full Swing!」(#2)

この1年、観ることも聴くこともほとんどできなかった、当たり前のように観ていたパフォーマンスが、ようやっと目の前で繰り広げられていました。この時点で私は落涙…それはもう「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を観た時のような速さで…いろんなことがあった1年を思い返してしまいました。
ちなみに「Always-」でボーカルを務めたのは、おなじみのじゅのんさん、そしてみなみさん!今年はみなみさんだったんですね。解き放たれたような彼女たちのパワフルな歌声が、はじける笑顔と共にホール中に響き渡りました。

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曲が終わるとMCテディさん、スターマン、キララ、そしてバート&チャピーもステージに。いつものおなじみのメンバーがようやく、みんなステージにそろいましたね!そういえば、あけましておめでとうございます、でもありましたね。
じゅのんさんとゆうかさんが2020年を振り返るトークを繰り広げた後は、メンバーの個性が存分に生かされたオリジナル曲(#3)

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みなさんとあおいさんのリボンや、バレエチームのパフォーマンスなど、さまざまなジャンルのダンスが次々に繰り広げられていく、見ごたえあるパートでした。
さらに19名が3チームに分かれて、「フィクション/Sumika」(#4)「Overdose/EXO-K」(#5)「The Beginning/ONE OK ROCK」(#6)と、たたみかけるようにパフォーマンスが続いていきます。おそらくこのあたりは、シーズン中にステージが行なわれていたら、定番になっていたであろうナンバーでしたでしょう。2019年の「Magic/sumika」、「Kiss and Make Up/Dua Lipa & BLACKPINK」、「Wake Me Up!/TWICE」のような流れ、ですね。
これっきりの披露になるのは、とてももったいないですよね…!この後もそんな、一期一会のナンバーが続いていきます。

比較的暗めの照明の中でのパフォーマンスが続いていたのですが、次のナンバーでは一気に明るく!曲は「やってみよう/WANIMA」(#7)。一気に朗らかになった雰囲気の中、途中からはスターマンたちマスコットチームもやおら飛び出してきて、サビの部分に差し掛かったところで、なんとスターマンとバートがけん玉を持ち出しました!

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始まったのはけん玉バトル!大晦日の某けん玉ギネスのような重苦しさまったくなしの、笑顔いっぱいな戦いに、客席も大興奮!実はけん玉がじょうずな(前にもイベントで披露したことあり!)スターマンが速攻でけん玉を決めたと思えば、バートも続けてしっかり成功させてました。

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さらに対決はキララとチャピーに代わり、キララは成功するものチャピーはどうにも悪戦苦闘。そんなマスコットたちのゆかいな姿に、客席からは大きな拍手が沸いていました。これももしかしたら、毎回毎回いろんな対決が見られたのかもしれませんね!

再び照明は暗くなり、軽快なロックナンバー「SHAMROCK/UVERworld」(#8)、突き抜けたカッコよさを表現したような「ECHO/Little Glee Monster」(#9)と、初めて観る、そしてこれっきりでは惜し過ぎるパフォーマンスが続いていきます。

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そして再び舞台は暗転し、スクリーンには昨年3月の「プロ野球開幕延期が決定」の文字が。再び開かれたアルバムの中には、「先が見えない日々」「それでもいつか来る日を信じて」という文字とともに、レッスンに、練習に励んでいたdianaたちの姿が映し出されていました。
そして迎えた、6月の「プロ野球開幕」。

無観客のスタートでした。
その中でも、ステージの代わりに動画を、そして笑顔を、日々日々届けてくれた彼女たちの姿を思い出します。
この場所で踊る誇り、喜び、そして感謝

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2020年シーズン、ハマスタの試合開始に花を添えた「Beat Knocker/DJ KIRA」(#10)が流れます。いよいよ試合開始!あのオープニングダンスが、フルバージョンでステージによみがえりました。ここからが、【第二部】のスタートとなりました。
無観客の真っ青なスタンド、その中でもたくさんのファンのパネルが飾られていましたね。ウイング席からみんなに届けと懸命にパフォーマンスを繰り広げていたあの頃のdianaの姿を思い返しつつ、パフォーマンスは選手登場曲メドレー(まとめて#11とカウント)へと続いていきます。
おなじみの宮崎敏郎「心絵/ロードオブメジャー」から始まり、ソト、ロペス(!)、柴田、三嶋、オースティン、梶谷(!)、大貫、そして佐野恵太の「紅蓮華/LiSA」へと続くメドレーの布陣は、まさに2020シーズンに特に輝いた青の戦士たち。その風景を思い出させるチョイスになりました。昨年の入場制限ハマスタでもしっかり聞き覚えのあるナンバーが続く、このあたりにはなんだかほっとするものもありました。

ステージが明るくなると、そこにはあやさんがMCで登場。あやさんはファンフェスティバルでもMCを務められていたので、もしかしたら2020は彼女がメインのステージMCだったのかもしれませんね。もっとお声を聴きたかった…!
続いてはみつきさんの振り付けによる「どろん/King Gnu」(#12)。dianaが2チームに分かれてのダンス、その1つ目はリズミカルで華麗な雰囲気がにじみ出ておりました。

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さらにもう一度ステージが明るくなると、そこにはガルフェスユニに身を包んだあいらさん、さらささん、ゆうさん、そしてBグラスを着用したキララが登場!ガルフェス2020ふたたび、B☆MAGICふたたび、です!

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「Black Magic/Little Mix」(#13)「Rewrite The Stars/Zac Efron & Zendaya」(#14)と続いていくパフォーマンス。あの10月2日、金曜日の夜にキララがハマスタに魔法をかけてくれた、あのシーンもスクリーンに映し出されており、キララも加わったそのパフォーマンスで、あの日の想い出が鮮やかによみがえって来るようでした。
このあたりはMCタイムも非常に頻繁で、テディさん、そしてすずさん・みなさん・みつきさん・さらさん・ふじこさん・ほのかさんが一気に登場。2020年のベイスターズを振り返るといった趣のこのパートでは、ガルフェス以外のスペシャルイベントの想い出に、YOKOHAMA STAR NIGHT2020があげられ、ここでなんとさらさんが「ものまねが得意だ」ということでそれを披露することに!どの選手のものまねかと思ったら、なんとSTAR NIGHT時に流れた映像のテディさんの声まねでありました。これにはテディさんもびっくりな顔をされていましたね。選手じゃないのかよ!と。

そして前半戦もいよいよ終盤戦。#12のみつきさん振り付けに続き、今度はふうかキャプテンが振り付けを担当されたという「A Little Party Never Killed Nobody (All We Got)/ファーギー」(#15)。スポットライトの演出もあいまって、こちらもカッコよさが突き抜けていて甲乙つけがたい!

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それぞれにサイコーなパフォーマンスを見せた両チーム。ちなみに2019の時には拍手で勝者は医者を決めておりましたが、今回はそういった趣はありませんでした。でもみんなが勝者ですもんね!
そして前半戦のラストを飾ったのは、特にスターマンのキレキレダンス(&ダンス終了後の疲れ果てた姿)でも大いに話題になった、5回終了時のサンクスパフォーマンス、「High Hopes/Panic! At The Disco」(#16)

2020年のdiana、そしてマスコットたちの代表的なパフォーマンスとしてこのナンバーを思い出す人がおそらく大多数だと思います。まさに2020年の彼女彼らの象徴、でしたね。

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ステージいっぱいに繰り広げられたチームパフォーマンスに、惜しみない大拍手!
ここで第二部、そして前半戦が終了。15分間の休憩となりました。
ちなみにここまででThe Finals開始から43分。とても色濃い、そして中身の濃いパフォーマンスの余韻に、客席の皆さんもどっぷり浸かっていたようです。

ちなみに私は休憩時間、たまたまお知り合いの職員さんにお逢いしました。「ここまでどうでした?」と聞かれて、「もう最初から泣けて泣けて…やばかったです」と伝えると、「…これからもっと、やばいですよ」と、ニヤリと笑みをいただきまして。
果たしてどんなことが起こるのかと、期待膨らませた後半戦。
…やばかったですよ。たいへんでしたわ。ほんとうに。ええ。

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後半戦スタート、再び開かれ始めたアルバムの中には、2006年、本当の初代ユニ(Tシャツにグリーンのポンポン)から、2008年、2010年、2012年…過去14年の歴代ユニフォームを身にまとった、歴代dianaの集合写真が映し出されていました。それはもう弱かった暗黒の時代から、華やかにハマスタに咲き誇り、ベイスターズを支えてくれた彼女たちの懐かしい顔、顔、顔…そして。
「15年分の想いをこめてー」
そうスクリーンに文字が表示されると、そこにはガラスを割ったようなSEが!三嶋一輝投手登板時のバリンガシャーンのそれではなく、「diana!」という力強い掛け声が続いたそれは、初代dianaテーマソング「月の女神/右藤綾子」(#17)!伝統の1曲から後半戦が始まりました!TBS「開運音楽堂」の関連で2007年に誕生し、一時使用されなくなるも、近年に復刻されて、最近のファンにもおなじみになった、この「月の女神」。

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「Good Chance!」「Big Chance!」「Get Chance!」と続くサビ、変わらない力強いdianaのポーズが、あの頃の弱かったベイスターズを、それでも支えてきたdianaの姿を思い起こさせてくれました。
今年も"つきめ"踊ってくれてありがとう、ありがとう…そんな気持ちで既にいっぱいになっていた私でしたが、それだけで15年分の想いが終わるわけではありませんでした。いや、思っていた以上でした。

間を置かず流れてきたのは、ホイッスルのSE!それにまた声を上げ…たくても上げられず。しかし瞬時に心躍ったそのナンバーこそ、「Pom Poms/ジョナス・ブラザーズ」(#18)!diana2013~2014の時期に頻繁に披露された軽快なこのナンバーが、まさかの2020年メンバーで復刻!曲の編集や振り付けこそ若干当時とは異なりましたが、あの頃を思い起こさせるには十分でした。いや、まさか、これを持ってくるなんて…!
もう既に付いていけない、サポーティングガールズユニットあたりからdianaを知った最近のファンの人も多かろうと思いますが、全く気にせずに先に進みますね。

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4回裏終了後のおなじみ、「勇者の遺伝子」(#19)が続きます(4回裏終了時のバージョン)。バトチャピを左右後ろに従えてのdiana登場。2013年に誕生したこのソウルナンバーには、最近のファンもほっとする想いで観ておられたかと思います。しかし、次の曲にも、また驚かされます!マジで選曲誰がやったんですか。
続いたそのまさかの曲は、なんと「Get Ready For This/2 UNLIMITED」(#20)!2011年まで、横浜ベイスターズ時代に試合開始時に流れていたこの曲。DeNA風味一切なしのこのナンバー、スタジアムDJも南隼人さん時代さえ通り越して、栗ちゃん(栗原治久さん)やケチャップさんの声が聞こえてきそうです。diana最初期や2011あたりにステージでもよく披露されておりました。ねえテディさん、今だけケチャップさん連れてきて「ターザンボーイ!金城龍彦~」とか叫ばせてよ…ちょっと懐かしすぎます。
しかしこのあたりのセットリストはうまく作られていまして、おなじみの曲もちゃんとはさんでいます。

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ドラムロールで一気にもってく、おなじみ「スターマンのうた。/みうらりな」(#21)がにぎやかに続きます!毎年毎年マイナーチェンジされてきた振り付け、今回も若干変更されており、2020年もきっとステージでは「スターマン☆ダンス~星のカーニバル」だけじゃなく、ステージでやってくれる予定だったんだなあ、と…嬉しくなりました。なお余談ながら「スターマンのうた。」は2014年頃の誕生だったんですが、この曲が生まれる前には「とっとこハム太郎」のオープニングテーマ「ハム太郎とっとこうた」で踊ってたんですよ、スターマン。

曲が終わるとステージにはスターマンとキララが残り、そしてテディさんも登場。ここで先日発表されたばかりの、スターマン&キララのYDB 10th ANNIVERSARY アンバサダー就任のお知らせもありました!

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さっそく背中のマークを披露する二人。スクリーンに映った自分に手を振るスターマンがかわいらしかったです。
彼らのアンバサダーとしての活躍も楽しみな今年。10周年、なにがあるんでしょうね。いや、だってもう、diana15年の歴史をここまで見せてくれるぐらいですしね…!

さらに時代を容赦なく揺り戻すステージ、流れてきたのはなんと「BE A HERO/Crazy Ken Band Feat. 小野瀬雅生」(#22)
2004年から2006年までベイスターズのスローガンだった「BE A HERO」をタイトルに、この曲も3年間ハマスタで流れ続けていたんですが(ホッシーがCKBのライブに出演したPVで!)、dianaが踊っていたのは基本的にスローガン最後の1年(=diana最初の1年)のみという、レアにもほどがあるナンバー!最初期の、dianaとお客さんの間に柵もなかった頃のあの時代を思い出させる…
と、そんなことを考えていたら!

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なんとdianaメンバーが、歴代のユニフォームに身を包んでステージに登場してくれたのです!よく複数残ってましたねこれら!
主だったところで、ふうかキャプテンは2006-07の初代ユニ、じゅのんさんが2008-09、まほさんが2010-11、あいらさんは2013の2012マイナーチェンジ版(スカートにピンクのラインが入った)、みなみさんが2013のホットパンツ、あおいさんが2014、すずさんが2015(バナナみたいな月のネクタイ)、さらささんは2016の片方ショルダータイプ(これがものすごく似合ってた!)…などなど。どんだけマニアックなの出してきたんだこれ!いやいやもうやばかったですよ本当。申し訳ありませんが声を出したいのをぐっとこらえておりました。

いやー、森先生、ほんとに歴史あるチームになってますよ!間違いなく!

さらにユニフォームはこのままで、時代はぐぐっと進んで、続くは「炎天夏/湘南乃風」(#23)。2013年に湘南乃風がハマスタでライブをするということで、ライブ開催の前に来てくれて、試合前にタイガース戦でミニライブをしてくれたんですよね(2013/6/23)。

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あの時はトラッキーも来てたし、モーガン選手と今成選手(阪神)もdianaと一緒に踊ってくれました。2013年のステージでも定番に育ったナンバーでもあります。

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今回は観覧ルールもあってか、タオル振れなかったのが残念でしたねえ。でも楽しい時間でした!

華やか過ぎたステージ、その後に流れ出してきたのもまた想い出の1曲、「あとひとつ/FUNKY MONKEY BABYS」(#24)。dianaファンにはこの曲、「熱闘甲子園」でも野球の上手い方のマーくんや井端さん、大城選手の登場曲でもなく、それ以上にdiana2011。DeNAに変わる直前で、dianaの存続さえもどうなるかわからなかった(んですよ!)あの頃の終盤のステージを彩ってくれたこの曲は、ほんとにベイスターズもどうなるかわからなかった頃だったので、もうたまらないのです。

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歴代ユニに身を包んだ2020メンバーみんながそろってこのナンバーを踊ってくれたことに、ただただ、感謝…
あの頃から9年、そして今年10年目のDeNAベイスターズ。ベイスターズは本当に、素晴らしい親会社、素敵なスタッフの皆さんに出会えた、恵まれたのだと今、あらためて実感していますよ。本当にありがとうございます。

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ステージには再びスターマン・キララ・バトチャピが登場。みんなが手にしていたのは歴代のdianaユニ!スターマンは2006-07の初代ユニ、キララは自分も着用したことがある(んですよ!)2012・13の上着、そしてバトチャピは2014の上下を分けて持参。

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キララ以外、みんなユニがちっちゃく見えて…とってもかわいかったですよ!というかdianaみんな体ほっそい…!
第三部、diana15年の歴史を振り返るこのパートのラストを飾ったのは、テディさんに「特に人気のあるナンバー」として紹介されたあの曲、未来指すスターライト!「あなたがいればOK!/Serena」(#25)でした。
「オフィシャルチアチーム」としてラストイヤーになった、diana2014を象徴するこの曲は。序盤のステージでは、寸劇仕立てで披露されていました。「ふしぎな箱を見つけたよ!」から始まり、スターマンがひっくり返るあれらのシーンが脳裏によみがえります。寸劇の再現こそありませんでしたが、ほぼほぼ忠実に、あの時のパフォーマンスを再現してくれました。

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2014OGの皆さん、見てますか?ちゃんと、dianaの歴史は、今もつながってますよ…!

たくさんの歴史を想像以上に振り返ることのできたこのパートが終了し、いよいよステージも【第四部】、終盤戦を迎えました。もう一度開かれたアルバムには、グラウンドに降りて踊るdianaの姿も。「THANK YOU FANS」と題されたそのパート、

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「チームとファンの架け橋として、私たちは輝き続ける。」とメッセージがスクリーンに映った直後に始まったその最初の曲は、聴き慣れないイントロで始まりました。そう、dianaオリジナルボーカル曲!やっぱり、2020年もあったんですね…曲のタイトルは「Go To The Top」(#26)
「Always-」に引き続いてじゅのんさんとみなみさんがツインボーカルをつとめたアップテンポのこの曲。笑顔で踊りあげてくれるdiana、間奏には2人が一組になってポーズを決めるシーンもあり、もしかしたらここでいろんなアドリブとか見られたのかもしれないな…と、そんな想像を膨らませたり。

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その曲のタイトルにふさわしく、掲げた指は頂点を指し示していました。

続くナンバーはタイトル不明曲(#27)でしたが、おそらくこれもオリジナル曲。先の曲とは打って変わっての照明もダークな雰囲気、ハードなダンスナンバーで、2020年後半のLDHプロデュースのあの曲の雰囲気を思い起こさせました。

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激しいパフォーマンスを繰り広げるdianaの周りを、ハニカム型の光の輪がくるくると…そんな演出も2階席からは見ることができました。

オリジナルナンバーが2曲続いた後、テディさんが登場してのMCタイム。dianaは全メンバーがステージ上に残り、その中であおいさん・ふうこさん・なつさんが前列に呼び込まれます。するとテディさん、「ここで、dianaの皆さんにメッセージが届いています」と…dianaにも知らされていなかったというそのメッセージの主、スクリーンに映し出されたその人こそ、われらがベイスターズのキャプテン、2020年首位打者・佐野恵太選手でした!

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「dianaの皆さんこんにちは。横浜DeNAベイスターズキャプテンの佐野恵太です。昨シーズンも1年間お疲れ様でした。制限があった中でも、笑顔やカッコいいダンスで、スタジアムを盛り上げていただきありがとうございました。卒業するメンバーもいるかと思いますが、また今年も引き続きチームを盛り上げてくれると嬉しいです。ファンの皆さん、ぜひ今年もdianaの皆さんと一緒に応援して下さい。本当にありがとうございました。」
ステージ上のdianaへの一礼で終わった佐野キャプテンのメッセージ。腰を落としてそれを見届けていたdianaメンバーも本当に知らされていなかったようで、とても嬉しそうだったり、中にはちょっと涙したり…そんなそれぞれの表情が見受けられました。
あおいさんは笑顔の中でも声が上ずっていたり、ふうこさんは涙…そしてなつさんはテディさんから今年の想い出を聞かれ、やはり無観客から有観客になった時のことを話してくれました…が、そのことを話そうとすると、涙が止まらず、なかなか話を続けることができず…そんななつさんの姿に、客席からは大きな拍手が届いていました。ふうこさんもやはり有観客になった時の話を始めた時はしっかりと話せていたのですが、言葉に変えていくうちに、また涙が…

やっぱり、そのパフォーマンスを届けられる人たちがいるということが、どれだけ大きいことなのか…誰かに届いているかわからないパフォーマンスは、やっぱり不安だったんでしょうね。終演後に流れた一人一人のメッセージ(公式さんのアップ、待ってますね)でも、多くの中に「有観客になった時のことは忘れない」という主旨の話が書いてありました。
今思えば、だからこその、シーズン終盤からの規制退場の時のお見送りにつながったのかもしれないな…と。そんなことを思ったりします。
私たちは中継映像で彼女たちのウイング席でのパフォーマンスを見ることができていましたけれど…でも、間違いなく、彼女たちの頑張っている姿は届いていましたし、なによりグラウンド上の選手たちにも、届いていましたのですね…佐野選手のメッセージは、とてもとても強く彼女たちに届いていたのだと思います!

そしてThe Finalsは、いよいよオーラス、ファイナルに向けて再び動き出していきます!2020年シーズン、4回表終了後に行なわれたdiana DANCE TIMEで流れた「Lance lot/DJ KIRA」(#28)がその号砲。耳慣れたそのメロディー、そしてパフォーマンスの後ろには、ウイング席で踊っていた風景が映しだされ、曲の終盤ではグラウンドに降りることのできた風景へと変わっておりました。2020年の流れを感じさせる、そんな映像です。
そして曲はまた、初めて聴くイントロの曲へと変わります。これもまた、dianaボーカル曲の新曲でした!残念ながらタイトルがわからないこの曲(#29)でしたが、ボーカルはじゅのんさん、そしてふじこさんの2人!彼女もボーカル担当だったのですね…!

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今までの曲で言えば「Be A Star」のような、ステージの終盤を締めてくれるような定番曲。そんな明るい雰囲気の曲でした。
ああ、もう一度聴きたい…この一度だけだなんて、ちょっと、もったいないですよね…
公式さん。そろそろCDですよ!配信でもいいですが、やはりフィジカルでもですよ!ぜひ!(再懇願)

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ボーカル曲が終わると、舞台は暗転。スポットライトが、ステージ下手に立ったふうかキャプテンだけを照らしていました。
客席の皆さんへ、そしてファンの皆さんへのメッセージを伝えてくれるふうかキャプテン、でしたが…どうしても、言葉が詰まって、なかなか先に…そんなキャプテンの姿に、とてもとても大きな拍手が客席から降り注がれていました。
最後まで言葉を振り絞るかのように伝えてくれたふうかキャプテン、そして彼女の言葉を受けて始まったナンバーは、「空に笑えば/wacci」(#30)。かつて「めざましテレビ」でも使われていた曲なので、ご存じの方も少なくないと思います。そういえばdiana2019のThe Finals、「熱き-」をのぞいた最後の曲も、wacciの皆さんの曲(「春風」)でしたね。
そして始まるパフォーマンス。が、この曲の歌詞を耳にした瞬間、こらえきれないものが私の心にはあふれました。
この曲を知らない方はぜひ歌詞全編を読んでほしい、そして聴いてほしいです。引用させていただいた下の動画、歌詞つきです。

"泣くな 胸張れ 顔上げて笑え"
"喜びに混じる 悔し涙"

この場所で踊る誇り、喜びを得ることのできた19人、そして15周年というメモリアルイヤーでもあり、できること、やりたいこと、きっときっといっぱいあったはずなんですよ。でも…できなかった。
初年度の2006年から、それこそ途切れることなく行われてきた試合前のステージもなくなり、スタンドにお客さんが誰もいない状況から始まって、グラウンドにさえ降りることもできず、ファンと交流する機会もなく…特別なメモリーになるはずの、「あたりまえの日々」も訪れず…
彼女たちの気持ちを勝手ながら一方的に慮ると、本当に、どれだけ辛い状況だったかと思います。憎むべきはあの、口にも入れたくないし、言葉にも出したくないウイルス。そしてそれに変えられてしまった世界。本当に、どれだけ…どれだけ…ですよね。
でも。
この「空に笑えば」の歌詞は、こう言葉を紡いでくれてもいました。
"もう一つ先へ行けたよな"
"そうだな でも 悔いはないよな"

と。
この言葉にもまた、真実はあったのだろうな…と思うのです。もちろん悔いがないはずはない、悔いというより悔しい気持ちの方が上だろうとも思います。でも、がんばった。やりきった。そう思える気持ちもきっとあるんだと。ステージができなくても、動画で、文字で、いろんな形で、ファンにいろいろなものを与えてくれましたものね。TUBEさんねライブもありました!
これも勝手ながら一方的に慮っていますけれど、本当に彼女たちはこの1年、がんばりましたよね!やりきりましたよね!そう、心から思えるのです。そして、彼女たちに、全力で拍手を送りたい。

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「空に笑えば」のメロディーに乗せた、力強い、そして伸びやかな彼女たちのパフォーマンスに、客席から、とてもとても大きな拍手が沸き起こっていました。それは間違いなく、ファンの皆さんの、diana2020メンバーへの、多大なる感謝の気持ちでしたよね。きっと、届いています。

そしてラストの曲は、ファンフェスティバル2020のステージでも披露されていた「タッタ/ゆず」(#31)。これが2020ステージがあったなら、まさに定番の曲だったんでしょうね。元気いっぱい、笑顔いっぱいで繰り広げられるステージには、途中からスターマン・キララ・バトチャピも合流!

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楽しくて、華やかで、嬉しかったステージは、メンバー勢ぞろいで、幕を閉じました。
曲が終わるとふうかキャプテン、そしてまほバイスキャプテンが前列に出てきてくれたのですが、まほさんも泣き顔で…かたわらでスターマンがずっとまほさんを見つめてくれていましたね。伝えられた感謝の想い、しっかりと届いています。

そしてもちろんこれで終わるわけではありません。真っ暗な客席の、どこからともなく一斉に沸き起こった万雷のアンコールクラップ!よくあるおざなりなお約束の拍手では一切なく、もう一度19人に逢いたい!逢わせてくれ!そんな気持ちが一斉に沸き起こっていた感がありました。

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ほどなく登場してくれたdiana19人は、衣装をThe Finalsの記念Tシャツにそろって着替えての登場!もちろんラストはこの曲、「熱き星たちよ」(#32)。ベイスターズファンの一番のソウルナンバーで、この日一番の盛り上がりを見せました!
そして曲は、いつものパフォーマンスにはない間奏がプラス。ここで次なるdiana、16年目の、diana2021新メンバーが紹介されました!

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あきさん、あるんさん、ふうさん、まゆさん、みいさん、みうさん、りえさん、りんかさん、さくらさんの9人。
この場所で踊る喜びに恵まれた、新しいdianaの歴史をつなぐメンバーです!きっと彼女たちもまた、新しい歴史をつないでくれることでしょう。

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新しいdianaの仲間たちも一緒に、もう一度「熱き星たちよ」を踊りあげて、盛り上がりのうちにパフォーマンスは終了となりました。

2021新メンバーがステージからはけた後に、お客さんと一緒に記念撮影。

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スターマンのからだがでかすぎて、座り位置が直されるというちょっとした笑いも起こりつつ、つつがなく記念撮影も終了となりました。ステージ上でのテディさん情報によれば、このお写真はどうやら1月23日から販売されるようです。ぜひお買い求めください。
(1/23追記:BAY LIVE PHOTO販売サイトからぜひ!充実のラインナップです)

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「The Finals」、ステージ上のすべてのパフォーマンスが終わり、dianaとマスコットみんなが笑顔でステージを去った後、会場には再び「Always Full Swing!」が流れ出し、スクリーンには最後の方が開かれ始めたアルバムが映し出されました。
あいらさんから始まった、19人のメッセージカード。全員のとても素敵な笑顔とともに、感謝のメッセージがしたためられていました。
このメッセージカード、きっとあとで公式さんがツイートしてくれると思うので(ですよね!)、公式を差し置いての掲載はいちおう、控えたく思いますが、本当にメンバーの皆さんが、すごくすごく素敵な笑顔なんですよ。ぜひ皆さんに見てほしいです。公式さんあとはお願いしますね。

<※1/23追記>
公式さんから、メンバー全員のメッセージが公開されましたね!

こちらのツイートから全員のメッセージがつながっています。ぜひ!
<追記終わり>

そしてよかったら、「MY BAYSTARS」でカード化してくれてもいいんですよ…課金しますよ…やってやるって…

diana15周年という、いつもの1年だけではない、特別な1年であったはずが、誰もがまったく予想だにしていなかった状況が起こり、特別どころか、あまりにも特殊過ぎた1年になってしまった、そんな2020年のdiana。
あんなこと、こんなこと、どんなこと…こんな状態でなかったなら…そんな気持ちはやっぱりあります。悔いがないわけも決してないでしょう。
けれど、diana2020の19人が、最後に笑顔で終わることができたのであれば、それが一番、なによりだと思います。「The Finals」という集大成のステージができたこと、客席にパフォーマンスを届けてもらえたことを、本当にありがたく、そして嬉しく思います。

卒業となるあおいさん、ふうこさん、まほさん、みつきさん(以上3年)、ゆうさん(2年)、あやさん、すずさん、ふじこさん、ほのかさん、みなみさん(以上1年)、本当にありがとうございました!
皆さんにとってこの1年、そしてdianaとして過ごした月日が良き想い出に、そして糧になり、これからの新しい道、皆さんがこれまで以上に幸せな道を歩んでいけることをずっとずっと、願っています。またハマスタに来てくださいね。
そしてどこにおられても、ベイスターズと皆さんとのご縁がずっと続いていきますように。またお逢いできる日を、楽しみに待たせてください!

継続メンバーもあゆみさん&シアンさん以来久々に、4年目に突入するメンバーがいます(あいらさん、じゅのんさん、みなさん)。ふうかキャプテンやゆうかさん、りなさんが3年目、さらさん、さらささん、なつさんが2年目と、さまざまな経験をもったメンバーがそろっています。
2011年(=TBSベイスターズの最終年)以来、9年ぶりの18名体制となるdiana。そして今年はDeNAベイスターズ10年目の、これまたメモリアルイヤーとなりますね。スターマンとキララのアンバサダーとしての活躍、そしてそれを横目に自由に動き回るバトチャピのわちゃわちゃも楽しみにしつつ…

果たして今年はどうなるのか…そんな不安もありますが、まずは今の状況をどうにか…というところですね。とにもかくにも、まず1人1人がしっかりと対策しつつ、状況が改善されていくことを祈るばかりです。

あまりにも特別過ぎた、特殊過ぎた2020年。
こんなふうな1年は、この2020年だけであってほしい。そう願っています。
でもだからこそなお、この1年を完走してくれた、すごくがんばってくれた彼女たちのこと、歴代のdianaの中でも、とっても特別な1年だったと、きっとこれからも記憶されていくと思います。ええ、決して忘れません。

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diana2020、19名の月の女神たちに、伝えきれないほどの感謝の気持ちを送ります。笑顔あふれる未来が、あなたたちを待っていますように。
本当にありがとうございました!

そして、この「The Finals」を実現するために尽力してくださったすべての関係者の皆さまに、心から、心から感謝いたします。ありがとうございました!

<1/23追記>
diana2020メンバーへのお手紙は、1月中にベイスターズの球団事務所に送れば、ご本人に渡してくださるそうです。メンバーへの感謝の気持ちなど、自分の言葉で直接伝えたいという人はぜひ、ファンレターなどを送ってみてください!

【2021.1.15/The Finals -diana2020-/セットリスト】
※誤りや、修正できる部分があれば、ぜひご指摘ください。
特にオリジナル曲は間違っているかもしれません…!
【第一部】
1.オープニング
2.Always Full Swing!/diana(Vo.Junon、Minami)
3.オリジナルナンバー
4.フィクション/Sumika
5.Overdose/EXO-K
6.The Beginning/ONE OK ROCK
7.やってみよう/WANIMA
8.Shamrock/UVERworld
【第二部】
9.ECHO/Little Glee Monster
10.Beat Knocker/DJ KIRA(試合開始時BGM)
11.選手登場曲メドレー
(宮崎→ソト→ロペス→柴田→三嶋→オースティン→梶谷→大貫→佐野)
12.どろん/King Gnu
13.Black Magic/Little Mix
14.Rewrite The Stars/Zac Efron & Zendaya
15.A Little Party Never Killed Nobody (All We Got)/ファーギー
16.High Hopes/Panic! At The Disco
<休憩>
【第三部】
17.月の女神/右藤綾子(diana2007~使用曲)
18.Pom Poms/ジョナス・ブラザーズ(diana2013/2014使用曲)
19.勇者の遺伝子(diana2013~使用曲)
20.Get Ready For This/2 Unlimited(diana2006~2011使用曲)
21.スターマンのうた。/みうらりな(diana2014~使用曲)
22.BE A HERO/Crazy Ken Band Feat. Masao Onose(diana2006使用曲)
23.炎天夏/湘南乃風(diana2013使用曲)
24.あとひとつ/ファンキーモンキーベイビーズ(diana2011/2012使用曲)
25.あなたがいればOK!/Serena(diana2014使用曲)
【第四部】
26.GO TO THE TOP/diana2020ボーカル曲(Vo.Junon、Minami)
27.オリジナルナンバー
28.Lance lot/DJ KIRA(dianaダンスタイム使用曲)
29.タイトル不明/diana2020ボーカル曲(Vo.Junon、Fujiko)
30.空に笑えば/Wacci
31.タッタ/ゆず
【アンコール】
32.熱き星たちよ(with diana2021)

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