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問いの設定力

4月4週目

問いの設定力
著:鳥潟幸志

・After AI時代に求められる能力
今までは正解の存在する課題に対して、より正確に、スピーディーに対応することが求められてきた。組織は集団らしさを求められるように指導され、規範に沿うことを重要視された。ここ数年、AIの台頭により、人間がやるべきことが変化してきた。そもそも何を解決すべきなのか、何が理想なのか、自分とはどうあるべきなのか。答えのある課題から、答えのない「問い」に向き合う必要に迫られた。

・なぜ問いが必要なのか
問いの効力
①思考を促す 問いを挟むことで思考の質が高まる
②行動を促す 問いの結果を行動で確認しなければ前進しない
③次の問いを促す
④自らの隠れた声にきづかせてくれる
アンソニー・ロビンズ「問いの質が人生の質を決める」
本当に大切な問いを見極め、それに真剣に向きあう

・リーダーシップを磨く
これからは従来のフォロワーシップではなく、マネジメント層以外のすべてのメンバーにリーダーシップが求められる。
→変化スピードが早い課題に対して、現場に近いスタッフが状況判断し、周囲を動かしている必要がある。全員が意思を持つ組織へのパラダイムシフト。

・自分らしさに沿って生きる力とは?
自分らしさ=自分と呼ぶに相応しいと、本人が思う認識に沿って、目的を持って行動し続けること つまりその人の意思や哲学そのものが自分らしさ。

自分らしさが求められる背景
①外部環境の変化:現代社会の変化のスピードに対応するため、自分のキャリア、人生を自分自身で考え、決める必要がある。
②内的欲求の変化:マズローの5段階欲求。低次元の欲求が満たされており、無意識的に高次元の欲求が高まる。
③比較対象の変化:SNSが普及、他人の一時的な側面だけを目にして自分と比較してしまう。

・自分らしさを再発見する、問いの設定力
◯ やりたいこと、志
✗  やるべきこと、義務
自分が目指す方向に正解がある、その正解を外に求めてしまう、他人と比較してしまう。
他人が与えてくれる、正解らしい基準に沿うことの安心感から抜け出し、自分の道を進むこと。


気づき
あらためて自分らしさとは何かを考えた。
自分らしさとは自分と呼ぶに相応しいと、本人が思う認識に沿って、目的を持って行動し続けること。まさに自分の在り方を問い続けることだと感じた。自分に対して常に問いを投げかける。その無数の問いの中にある重要な問いと向き合い、行動を続けること。その問いの答えは外にはなく、自分の中にあること。他人の評価を気にした行動ではなく、自分の内側に問うことで導き出された答えを信念として自分の道を進む。

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