顎変形症の手術をした話

始めまして。このnoteを読んでいただきありがとうございます。2023年2/21に顎変形症の手術を受けてきたため、受けた経緯やその経過、感想を記したいと思います。私と同じくこの病気の治療を行っている人、今後やろうかと考えている人の力及び参考になれば幸いです。

今後も追記していく予定ですのでよろしくお願いいたします。

追記
2/24 術後4日目

受けようと思った経緯

この話をする前に昔から患っている顎関節症の話をしようと思います。おそらく中学生くらいからだった気がしますが私は慢性的に顎関節症を患っています。口を大きく開けると両方の顎関節がガコっと音を立てます。たまに顎関節が詰まるような感覚があるとともに「顎が開かねぇ、、、、」みたいな時もありました笑　様々な歯医者に行って相談するも提案されるのはマウスピースのみで、ぼったくり価格の割に全く効果はありませんでした。(後よくなくす)　そんな顎関節症ライフと付き合いながら高校に突入したわけなのですがあるとき撮った写真を見て自分の顎が右にずれていることに気が付きました。中学生の頃の卒アルを見返してみたのですがその頃はそんなことはありませんでした（たぶん）。それからというものの自分の顔の左右非対称さが非常に気になるようになり、顎を物理的に押したらまっすぐになるんじゃないか？など無意味なことをしては顎をガクガク言わせていました。というかなんで顎がずれたんですかね、横を向いて寝ることが多いからでしょうか？？？

とある歯医者にて

喪にも縋る思いで地元にある歯医者に相談しに行きました。始めは顎関節症の治療で訪れたのですが、ついでに自分は顎変形症ではないか?と聞いてみると「私が卒業した大学病院に推薦状を書きますよ」と言ってくださりました。推薦状を手に入れた私は大学病院へと足を運ぶのであった。ちなみに顎関節症の治療のために地元の病院で親知らずはすべて抜歯しております。

大学病院にて

わかっていたことではあるのですが、レントゲンなどの検査を一通り終えた結果、顎変形症(左右非対称)と診断されました。そこから(2021年夏から)約一年ほど歯列矯正を行いました。もともと歯並びはよかったため、他の患者さんと比べて強制期間が短くなるよと言われました。実際2022年の夏には手術可能だったそうですが、就職活動真っただ中なこともあり、ずるずると延期になってしまいました。

いざ、入院

昨年の秋ごろ入院予定だったのですが直前に行った焼鳥屋でカンピロバクターに罹患し、強制延期となりました……とほほ.…

というわけで2023年まで特に変わらない日常ではあったのですが先日改めて入院、手術を行いました。
手術前日は21時以降何も食べてはいけない、当日0時からは水のみ飲んでよいと言われました、個人的にあまり苦痛ではありませんでした、

手術当日

手術は朝9時からでした。当日8時過ぎくらいから手術着に着替え、看護師さんが来るのを待っていました。看護師さんに連れていかれて手術室にはいると様々な科の先生たちが合計８人ほどいたと記憶しております。手術台に寝転がり何かをぶっ刺されたり吸わされたりして手術を迎えました。(ちなみに手術室のBGMはB'z のultra soulにしました。好きなので)おそらく皆さんが気になるのは全身麻酔についてでしょう。ガチで何も心配いりません。起きたら違う場所にワープしています。たしか麻酔は「睡眠導入」「筋肉を動かなくする」「痛み止め」の３種類あるのですが、自分はそれらのうちのどれかを吸わされているときダラダラと先生に「これ吸ったらもうさよならなんですかー」と言ったところまでは覚えているのですが、起きたらワープしてました。どうも術後自分がしっかりと覚醒する前(よくわからないのですが管でも抜いていたのでしょうか)にも目が覚めていたらしいのですが、そのときは夢の中で大盛のラーメンを食べた話をしていたそうです(普段二郎ばかり食べているから?)

術後

午後の15時くらいに目が覚めた気がします。はい、ワープしていました。痛みは思ったほどないのですが、体中に繋がれたチューブが邪魔でしょうがありませんでした。もちろんベッドから動けないので耐えるしかありません。寝返りも打てない(頭を横にすると顎が痛い)のでこの日がなかなかつらかったですね。少し寝ることはあるのですが起きたら「まだ1時間もたってねぇのかよ！」みたいなのを何度もやっていました。あと頭にバンドをまかれています。汗もめっちゃ書くのに寝返りが打てないのがメチャ苦痛。

術後2日目

そんなこんなで朝が着て尿管からカテーテルを抜かれました。普通に痛いですね。その後の排尿ですが自分は全く痛くありませんでした。こればかりは個人差です。チューブの多くは外されたのですが口からまだ出血が続いているためなのか口から日本ドレーンが出ていました。そして謎に鼻くそがたまります。マジで勘弁してくれ。術後の食事は流動食となるのですが、これがまぁ食べにくい。口のサイドから哺乳瓶のようなものでおかゆを流し込むのを想像するのが良いでしょう。初めは慣れないのでダラダラ下に落ちていって手がベタベタになりました。朝食を食べた後は移動した顎骨が筋肉の力で元に戻ろうとするのを防ぐために矯正器具をゴムでぐるぐるにまかれました。そのため、現在話すことができません笑　

術後3日目

口から垂れ下がったドレーンと頭のバンドを外すことができました。これでかなりらくになったのですが、ドレーンが口の中(喉？)を通っていたためか顔の晴れがひどくなりました。まるでポテトヘッドのようです。痛みに関してですが痛み止めを使用すればなんてことはありませんでした。３日目から歯磨き及び口内洗浄の説明を受けたのですがこれがめっちゃむずいです。なんせ歯はゴムで固定されているので表側しか磨けないので磨いても気持ち悪さが残ります。これに顏の腫れが加わるので歯ブラシを奥に入れるのも一苦労です。これもう歯磨きしなくてよくね？？？

術後4日目

特に3日目と変わらず。なんだか少し腫れが引いた気がしました。歯磨きの際うがい液で口内を洗浄するのですがそれと併用して先日父から持ってきてもらったノンアルコールのリステリンを使うと歯の裏側も多少はすっきりとして気分が良いことに気が付きました。ごはんも問題なく食べられています。3日目くらいにうすうす気づいていたのですが流動食のせいなのか頻尿になった気がします。術後から変わらず顎は大して痛くありません。多少鈍痛はありますが痛み止めを飲めばなんてこともないです。薬の痛みが切れても死ぬほど痛いってことはないです。

2/27(術後六日目？)

特に依然と変わりません。術後三日目くらいに撮った写真と比較してかなり腫れが落ち着いていることに喜びました。寝る前に謎の寒気と熱っぽさがあり焦りました。

2/28(術後七日目)

今日は顎間固定が外れる日です。やっとお話ができるようになるのが楽しみです。

ではまた後で

おそらく退院まで続くであろう辛いこと

慢性鼻炎なため定期的に鼻が詰まり、点鼻薬を使用しています。同じく慢性鼻炎の方は必ず持ってきてくださいね。じゃないと歯を固定したときに呼吸ができなくなってしまいます。

そんなこんなでとりあえずはここまでです。明日以降の追記していきますのでお楽しみに。

持っていけばよかったもの

・枕
病院の枕はマジで寝心地が悪いです。使い慣れた柔らかい枕があれば多少はマシになると思います。
・ティッシュ箱多め
流動食になるとぼとぼとこぼれること、鼻くそめっちゃでること。こういったことが頻発するのでティッシュは多めの方が良いです。