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 下妻物語 (隣は八千代町)

 人は見かけによらないし、本音と建前という言葉があるように、自分の見たまま聞いたままが全て「真実」とは限らない。例えば、知人が夫の愚痴を度々こぼすので「ひどい男性だ」と思っていたら、実際はそうでもなかった。そんな経験をしたことがある。
 映画「下妻物語」に登場する2人の少女も、見た目では決して関わることのない両極端なファッションをしている。だが、絆を強めていく。

メグちゃんのメッセージ
子供の頃、私の家の後ろには森があった。
家と言っても父が国鉄職員 ( 現 JR )
なので、国鉄アパートの4階に住んでいた。
小学3年生くらいだったかな?
アパートの周りの環境が変わり始めたのが
子供の私にも、わかった。
「日 本 列 島 改 造 論」ちょうどその頃
開発の波が動き出した。

田んぼが埋められ、カエルやゲンゴロウも見ることができなくなった。
春になると菜の花が咲いていた小さな畑が、消えてしまった。
男の子たちが、得意げに「基地を作ったよ」と
見せてくれた森には、大きな働きアリが沢山いて、春には薄いピンクの山つつじが、ひっそりと咲いていたが、端の方から木が切り倒され
毎日森が小さくなってゆくのが分かった。

ある日私は、森の中で小さな紙切れをみつけた。その紙切れには「この森の木を切らないでください。この森がなくなると、虫や小鳥の住む家がなくなってしまいます。お願いです、木を切らないで下さい。めぐみ」と鉛筆で書いてあった。私はその小さな紙切れを握りしめ、アパートの1階に住んでいるメグちゃんの家に走って行った。
小さな紙切れはメグちゃんが書いたものだった。
私は少しだけ年上のメグちゃんのメッセージに共感し、メグちゃんが大人びて見えた事を覚えている。

メグちゃんと私は、二人で書いたメッセージ用紙に穴をあけ
森の木の枝につるしていった。
この森が無くならないでほしい
木を切らないでほしいと真剣に願っていた。
メグちゃんと私、きっと、アパートの子供たちは誰もが同じように森が好きだったに違ない。そんな子供たちの願いも虚しく
遊び場だった森は形を変え、あとには沢山の家が建てられた。

私が大人になった今、現在の環境がこれほど好きなのは、子供の頃に失い
悲しい思いをする以前の自然が、周りに心地よく全て整っている。
森の木は堂々と風に揺らぎ、田畑は悠々と続く、道端に咲いているぺんぺん草が笑っているように見える。高原でしか聞こえないと思い込んでいた鳥の声、夏には蝉の大合唱、小さな虫たちは勿論、トカゲも見かけ、それぞれ一丸となって生きてる事に気づく。

外 国 人 実 習 生
この町は、日本一の白菜の生産地でありながら
春はキャベツにレタス
夏はトウモロコシにメロン。
秋にはお米の収穫と白菜が始まり
冬もまた、縄で頭を縛った白菜達が寡黙に越冬する様は見ごたえがある。
何万個の白菜の頭を、一つ一つ縄で結ぶ人の姿を初めてみた私は、気が遠くなるような地道な作業に驚き、圧倒された。

農家のご主人が大きなトラクターを操つり
カッコよく、見えてしまう。
外国人実習生が黙々と農作業をしている。
少年のような外国人実習生が
軽トラックの荷台に数人乗り
夏には菅笠を帽子代わりにかぶっているのが
とても可愛くて大好き。
小さな虫から外国人まで、逞しく命を燃やし 躍動している。

こんなに広々と続く大きな畑は、外国人実習生の協力がなければ、とてもとても回らない事が、実感として伝わってくる。
外国人実習生の皆さん   where are you from
ありがとうございます。
心で思っていても伝わらない
noteでポツリと言えると少しだけ
気が楽になる。

最近、嬉しいことがあった。
農家のご主人に忙しい時に畑を手伝ってほしいとお声がかかった!!!
嬉しかった!!!初めは30分くらいしかできないだろうな~
ベトナム人実習生が3人来たと話して下さった。一緒に働くのだ!!!
先輩と呼びたい、春から始まる・・・
気が付けばもう春だ。

女優 土屋アンナと深田恭子
下妻物語という映画を随分前に観ていた。
まさかその映画のロケ地になった土地で暮らすようになるとは
夢にも思わなかった。
下妻物語の主人公はヤンキー役の
土屋アンナと
ロリータファッションの
深田恭子との友情の物語。
この映画で強烈なインパクトの主人公のお二も
私生活では裁判や精神疾患 等
様々な困難があったことは週刊誌で知ってた。
映画に出演していた頃には考えられない
出来事が起こっても
変わらず今も眩しい世界で活躍を続けている
努力は計り知れない。
とても嬉しく、これからも応援し
私も頑張るのだ。

ゴミ拾いはマインドフルネス?
日光にいた時に始めたゴミ拾いが
茨城でもやめられない。
私は新参者なので農家の人たちは
私がゴミを拾っている姿を
 不思議に思っている。
理由は簡単、この土地が好きだから
いたってシンプルなのに
その訳に気が付く人はいないかも知れない。

実はゴミ拾いには
マインドフルネス効果があるらしい。
地味な作業で、心が整うような気が
確かにしていたけれど
一点に集中するのが瞑想状態に近く
脳がリラックスしているとのこと(笑)

しかし、人の目も気になるので
どこでも 何時でも 誰にでもとはいかず
難しくもある。

土屋アンナを 梅宮アンナと
間違えて、打ち込んでいた

危ない!!!

気が付いて セーフ よかった。


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