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ピンチはチャンス

 平尾と何でも相談できる関係の時、私の会社で大ピンチがおとずれた。そんな時はしっかりと耳を傾け話を聞いてくれる。 一通り状況を聞いたうえで平尾から「大変やな、、でも ピンチはチャンスやで」と言ってニコッと笑った。

当事者である私は絶対絶命のピンチと考え「どうしよう、、」と近視眼になっているけど、理解してくれた上で「ピンチはチャンス」と的確に言ってもらえて救われた経験がある。 また他の時には「万一だめでも、今の時代命取られるわけではないから、、」と言ってくれたこともあった。 いい流れの時に いい判断したりいい行動出来たりはある意味当たり前。逆境の時こそ試される。 平尾は、もちろんもっともっと大きな役割でギリギリの決断をしてたけど、時に直感で選び、時に徹底的に考え抜き、大切な判断をし続けてきただけに、説得力も高かった。 また平尾が考えて考えても「どうしたらいかわからない」時には「最後は地球が引き受けてくれる」と河合隼雄さんにもらった言葉に平尾は救われたと言っていた。到底私には理解できない事だけど。。

 何度も挫折やピンチを経験してきた。 決して超えてきたわけではないし、何度か大変な事はあったけどお陰様で今もこうして生きている。 多少の事ではバタバタしなくなってきたが、その根底には起こってしまった事、終わった事は考えても仕方ないし、後悔しても変わらないと思えるようになってきた。 もちろんまだまだ凡人で人からの見られ方に囚われなくするには時間がかかるし、今でも言い訳してる自分もいる。 

小林正観さんは『幸も不幸もないそう思う思いがあるだけ。 また全ては自分で書いたシナリオ通り』とも言われていた。 もちろんそんな考え方が正しいと主張するつもりは一切ない。 ただそう考えた方が受け止めやすくなり、少し心が軽くなる。軽くなると明るくなる。 正しいは続くとしんどくて辛くなる時があるけど、楽しいはずっと続いてももちろん楽しい。 

 こんな事を書きながら 自分に言い聞かせているだけかもしれない。 今でも仕事で大変な状況がしばしば起こる。今までは仕事は雇われてる立場なので、正しい方を選んでいた。 でも少し工夫して楽しいを選んでみたいた思えてきた。 またこれからは ピンチと感じた時には『ピンチはチャンス』と声を出して、ニコッと笑って対応したい。 上手く行かなくても命取られるわけではないし。

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