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強いチームとは

 これも平尾に聞かせてもらった話で、随分昔、学生時代の頃だった。 世界トップのアパレルメーカーの話だと記憶してる。 強いブランドとは、デザイナー、パタンナー、縫製担当、販売員まで 関わった人全てが 『これは私のブランド』と誇りを持って言ったそうだ。 

 スポーツチームでも皆んなが『私のチーム』と言い切れる人ばかりならきっと強い。 日本代表の監督を務めてた時『平尾ジャパン』と言われるのをとにかく嫌がってた。自身の謙遜のように取られたけど、平尾が主役と言う考えがナンセンスで、何度かそのように書かれた時も『チームジャパン』と書いて欲しいと訂正を依頼してた。 神戸製鋼の時もそうで、コーチや選手はもちろん、通訳の方やラグビー用品の上門さんも完全に仲間として同等に付き合っていた。 そんな平尾の働きかけもあり、チームの一員や関係者まで皆がチームを大切に思い誇りを持っていた。 サッカーの名門マンチェスターUのファーガソン監督(チーム名 間違っていたらはすいません。。)ゴールが決まっと時一番に近づいて握手する方は、チームの用具係の方だと言う。 ゴールを決めた選手より先に裏方を大切にする。そんな光景はチーム関係者にとって嬉しいし、誇らしいと思う。

 当然私達の仕事でも大切な事だ。 今自分が働いてる会社を私の会社と言えるか? また社員である事に誇りを持っているか? 誇りを持てたり、私の会社と言うにはもちろん時間がかかる事もある時もある。 その上でも大切なのは、主体的に働けているか? また別の表現では楽しめているか?と日々感じれるか? 指示をされた仕事だけしてる、、とか 全体の事はわからない、、では参加してる意識が高まらない。 働き甲斐でもあり、社員の満足度にもつながる。 

 グロービズの動画をたまたま見たけど、信頼のある組織は会社の経営にも大きく影響し、生産性が30%高まった事も発表されていた。 

 かなり以前に 会社は誰のものか? と言う問いがあり、株主や社員、お客様、、などそれぞれの回答を見てた。 正直ピンと来ないところもあった。 日本は世界的に見ても100年以上続いている会社は最も多いと聞いたけど、本来日本人が持っていた和の精神が影響してるように感じる。 資本主義が進み利益を上げる事が最も大切な風潮になってきたけど、コロナの影響もあり、大きく変化し始めだしてるように感じる。 

 これは私の会社! これは私の街! これは私の国‼︎と言えるときっと今より楽しくなりそうだ。




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